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FELT AR 第三世代の魅力に迫る:FRD UltimateフレームとAdvancedフレームとの比較

 

FELTファンの皆さま、こんにちは。

第三子の誕生で月一早朝ライダーへクラスダウンしているライトウェイのヤスモトです。

 

 

只今ライトウェイではロードバイク大好き社員数名によるFELTのエアロロードバイク『AR』の集団インプレッション記事の作成に挑戦中です!

私は特にハイエンドのFRD Ultimateフレームは約1カ月間じっくり乗り込んでみた結果を踏まえ、Advancedフレームとの比較へ焦点を当てて記事を書きました。

なぜFRD Ultimateフレームが究極の選択肢とされるのか、その理由が感覚的に解ったような気がします。

是非最後までお付き合いください!

カルフォルニア生まれのエアロロードは水辺の背景が良く似合う!in荒川

 

 

1. AR各モデル共通で感じられる驚きのエアロダイナミクスと疾走感

 

まず前提としてAR各グレードのフレームには共通して驚きの疾走感があります。

FRD Ultimateフレームも、Advancedフレームも、膝から下の空気抵抗が全く消えてしまったような感覚です。

過剰な表現に思われるかもしれませんが、普段から別のエアロロードバイクで強風吹き荒れる荒川を走っている私が真っ先に感じたのがこの印象でしたので、ここは自分の感覚を信じて断言させて頂きます!

この魔法の様な疾走感によって、脚の回転がスムーズになり、まるで加速するジェットコースターに乗っているかのような高揚感が広がります。

上半身が後ろに置き去りにされるような、あの感覚です。
(下ハンドルの前傾姿勢を保ち続けたくなります)

ARのプロダクトページで語られているエアロダイナミクス研究の成果が空気抵抗を最小限に抑え、快適で効率的なライディングを可能にしているのだと体感で理解しました。

 

驚きの疾走感を裏付ける設計のロジックは商品プロダクトページを是非ご参照ください↓

ARシリーズ エアロロードバイク | Felt公式日本語サイト (riteway-jp.com)

 

正面から見てこの薄さ!ノーマルハンドルが悪目立ちしてしまうほど・・・w

 

 

2. FRD Ultimateフレームの軽さと疲労軽減の卓越性

 

AdvancedフレームFRD Ultimateフレームのスペック上の最大の違いはその軽さですが、単に軽いだけではありません。

実際にFRD Ultimateフレームを使用してみると、その軽量性に加え、驚くほどの疲労軽減効果を実感できることに気付きました。

休まず2~3時間河川敷を走り続けるような長時間のライディングでも、脚への負担が軽減され、ペダルを踏むたびに感じる快適さが持続します。

この疲労軽減の特性によって、より長い距離を走ることができ、体への負担を最小限に抑えつつ満足感のあるライディングを継続可能です。

試しに一緒に走る友人に貸して乗ってもらいましたが「ヤスモトさん、このフレームはズル過ぎる、、、全然疲れないよ!」との感想を頂きました。

FELTによると、FRD Ultimateフレームは軽さを出す為にAdvancedフレームとカーボンシートのレイアップ(重ねる)方法を変えているが、プロダクト毎に決められた基本的なライドフィーリングのコンセプトは変わらないように設計している、との事。

確かにエアロを切り裂く疾走感は同等に感じながらも、実際に乗り比べた結果、疲労軽減効果FRD Ultimateフレームが際立っていると私は感じます。

 

ノーマル内装ハンドルと専用ステムでこのようなルーティング。汎用のステムが使えるのでポジション出しも気兼ねなくできます。

 

 

3. 乗り心地と個性的なフィーリング

 

各フレームの乗り心地と独特なフィーリングにも注目比較してみます。

FRD Ultimateフレームは、ドライで滑らかな踏み心地が特徴で、質の良い軽量なカーボンホイールを初めてシェイクダウンした時の様な最高に軽やかな漕ぎ出し感が40km/hを超えた後も持続します。

これに対してAdvancedフレームは、漕ぎ出しに少しばかりの粘りを感じる一方で、その分加速しきった後は安定した巡航感を感じます。

同じフレームジオメトリーでもカーボンレイアップによって加速と巡行のフィーリングがここまで変わるものなのだなと驚きました。

「ホイールを変えたときに感じる変化程までにはフレームを変えても変化を感じない」なんてよく仲間内で話していましたが、FRD Ultimateフレームはホイールを変えたときと同等以上の衝撃と満足感をもたらしてくれました。

極太のBBシェル。高剛性には間違いないですが驚くほど脚の回りが軽やかでした!

 

どちらのフレームにも採用されている独特なスリットの入ったリーフスプリングシートポストのお陰で、高速走行時の路面の振動を効果的に吸収してくれます。

 

ドライな乗り味と重厚感のある乗り味。どちらが良いかは個人の好みによりますが、私はFRD Ultimateフレームの軽やかな踏み心地と快適性に惹かれました。

自分自身のペダリングスキルが急に上達したのではと錯覚するほど脚が自然とよく回るような感覚です。

 

Advancedフレームの詳細なインプレッションは外部サイトも是非ご参照ください↓

懐の広い新世代エアロロード カリフォルニアのワインディングで新型ARをテスト – フェルト 新型ARデビュー Vol.2 | cyclowired

 

 

挿し色の青がポディウムボトルとナイスマッチング

 

 

まとめ

 

FRD UltimateフレームAdvancedフレームは、カーボンレイアップは異なるものの、ARというプロダクトに込められた『速いのは当然』という基本的コンセプトは変わらないように設計されているためエアロを切り裂くダイナミックな疾走感は同等。

比較したところではFRD Ultimateフレームの方が疲労軽減の効果が高く、ドライで軽やかなペダリングを感じる事ができました。

レーシングモデルとしてラインナップされているFRD Ultimateフレームですが、私はむしろ、速く気持ちよく身体に負担なくサイクリングを楽しみたいホビーユーザー向けに「楽過ぎてちょっとずるいバイク」として認知され、ご使用頂く機会が増えて欲しいなと思います。

チート級な機体の性能差を、是非実際に皆さまの脚で確かめて頂ければ幸いです。

 

控えめなARロゴはいつまでも飽きずに眺めてられますね。

 

~ライトウェイ社員による『FELT AR』集団インプレ記事一覧~

【第一弾】

鈍感ライダーによるFELT AR Advanced UltegraDi2 インプレッション (riteway-jp.com)

【第二弾】

Felt エアロロードバイク AR Advanced 105 を富士ヒルクライムでインプレッション (riteway-jp.com)

【第三弾】

Felt AR FRD Ultimate インプレ | ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか? (riteway-jp.com)

【第四弾】

FELT AR 第三世代の魅力に迫る:FRD UltimateフレームとAdvancedフレームとの比較 (riteway-jp.com)

【第五弾】

FELT 歴代エアロモデルの変遷から見る、現行AR第3世代の魅力 (riteway-jp.com)

【第六弾】

 

追伸

AR FRD Ultimateフレーム筑波山を登ってきました!

前回チャレンジから体重が6kgも増えている月一早朝ライダーのヤスモトが機体性能チート級のAR FRD Ultimateフレームを使って過去の自分に打ち勝つことができるのか??

現在ブログ記事執筆中につき、続報をお待ちください。

つづく!

 

 

【フォトギャラリー】

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自転車で「ラン&ガン」!?(BURLEY TRAVOY(トラボーイ)で行動範囲を広げるお話し)

「ラン&ガン(走って打って・・・)」と聞いて、人によっていろいろなイメージをされる方も多いと思います。「バスケットの攻撃の形」、「シューティングゲームの戦い方」、はたまた、「芸能人のグループ名」等々・・・

ちなみに、今回取り上げるのは「釣り」における「ラン&ガン」・・・

通常は一つのエリアの釣り場で「竿を振っては移動し・・・」を繰り返し、魚が居るところを探すスタイルの釣り方の名称ですが、自転車を活用したら、もっと広範囲で釣りを楽しめないか?

ということで、今回は「海無し県」在住の私が海辺で釣りを楽しむために妄想を膨らませたいと思います。

 

まず、釣りをする場所の地形として思い浮かぶのは・・・

・足場がしっかりとした堤防や波止場もしくは桟橋

 

・サーフと言われる砂浜

 

・そして足場は大きな岩等で積み上げられた磯場(難易度高め)

 

などが頭に浮かびますが、難易度はもちろん、中には「釣り禁止」の場所や釣りが可能な時間を設定している場所もあるので事前に調べておきましょう。

また、魚が釣れやすい時間にも傾向があり、「朝まずめ」や「夕まずめ」と言われる日の出や日の入り前後は魚が釣れやすい時間帯と言われています。ですので、その地形や釣りたい魚、釣れやすい時間帯を考えつつ、作戦を練っていきます。

そして今回、「自転車を使ってのラン&ガン」の舞台に選んだ地形はこちら・・・

神奈川県の横須賀市。こちらの「ペリー来航」の歴史的舞台にもなった「浦賀」から「久里浜」までの海岸沿い(赤線を引いたエリア)・・・このエリアには、船が係留される波止場や桟橋から砂浜まで、色々な地形が揃うエリアとなっています。もちろん、釣れる魚もいろいろ・・・ですが、クルマを停める駐車場が少なかったり・・・と、実は時期によってはクルマを使っての釣行が厳しくなるエリアでもあります。

 

そんな土地でも自転車があれば、少し遠くても、安価な駐車場にクルマを停め、移動することも出来るので「一石二鳥」・・・ということで、今回はこのようなバイクで釣り場を巡ってみます。(ここでやっと自転車関連品の紹介・・・)

「多少の悪路でも気にせず走れ、しかも多少の距離でも疲れないバイク・・・」

ということで今回は「FELTのBROAM60(グラベルロード)」 href=”https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/travoy-2/”>

トラボーイのセット内容は?というと・・・

・トラボーイ本体

・折り畳み時に収納できるトートバック

・バイクへのジョイントアーム

・(荷物固定用の)ストラップが2本(最大で90㎝の物)

 

そんなトラボーイに積む道具はコチラ

クーラーボックス

バッカンと言われる入れ物に、水汲みバケツやエサなどをつめこんで・・・(もちろん、荷物の固定はトレーラー自体についているフックを使いつつ、付属のストラップや汎用のネット等で確実に固定していきます)

*上の写真で赤丸の部分に荷物用のフックが付いています

BURLEY社のトラボーイは自転車のシートピラーにアームのアタッチメントを挟んで固定するだけの簡単なトレーラーになります。自転車から外せば、簡易台車として使える点も、便利ですね・・・(タイヤが大きめなので思いのほか快適に引っ張ることが出来ます)

本体下のスタンドを立てることで、自立が出来る点も釣り場で邪魔になりにくいので良い点ですね・・・

ちなみに写真に写っている年季の入った?クーラーボックスはホームセンターで2000円くらいで売られていた14L サイズの物・・・釣り場で使っていらっしゃる方もよく見かけますが、荷台の幅が38㎝のトラボーイに、ピッタリサイズでした。50CMくらいまでの魚でも少量でしたら、お持ち帰りが可能です。

 

バイクとトラボーイをつなぐには付属のジョイントをシートピラーに取り付けることで、以後、ワンタッチで着脱が可能になります。(シートピラーにトラボーイのアームを固定する際はピラー径、25~35㎜に対応しており、取付位置は地上から71~86cmの位置が推奨位置となっております。)

 

ちなみにビームはクイックレバーで90㎜程、伸ばすことが出来ますので、取り付けるバイクの形状により、調整が可能です。

 

 

そして背中には仕掛け類や釣り竿などを積んで・・・(もちろんライフジャケットも準備済です)

と、今回は複数エリアを移動しつつ釣りをすることを想定し、比較的いろいろな釣り方に対応できそうな道具を揃えていきます。ちなみにトラボーイの最大積載重量は27㎏となっております。

 

ということで、今回はあくまでも私の妄想編でしたが、これから、秋にかけて釣れるお魚のサイズも大きくなり、釣りには良い季節に突入します。

今回は「釣り」をイメージしてBURLEY社のトレーラーの中でも簡易型のトラボーイを御紹介いたしましたが、荷物はもちろん、お子様から愛犬用までラインナップは色々・・・

これから、自転車で出かけるにも良い時期となりますので、このようなアイテムを使って、行動範囲を広げてみてはいかがでしょうか?

 

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自転車で「ラン&ガン」!?(BURLEY TRAVOY(トラボーイ)で行動範囲を広げるお話し)

「ラン&ガン(走って打って・・・)」と聞いて、人によっていろいろなイメージをされる方も多いと思います。「バスケットの攻撃の形」、「シューティングゲームの戦い方」、はたまた、「芸能人のグループ名」等々・・・

ちなみに、今回取り上げるのは「釣り」における「ラン&ガン」・・・

通常は一つのエリアの釣り場で「竿を振っては移動し・・・」を繰り返し、魚が居るところを探すスタイルの釣り方の名称ですが、自転車を活用したら、もっと広範囲で釣りを楽しめないか?

ということで、今回は「海無し県」在住の私が海辺で釣りを楽しむために妄想を膨らませたいと思います。

 

まず、釣りをする場所の地形として思い浮かぶのは・・・

・足場がしっかりとした堤防や波止場もしくは桟橋

 

・サーフと言われる砂浜

 

・そして足場は大きな岩等で積み上げられた磯場(難易度高め)

 

などが頭に浮かびますが、難易度はもちろん、中には「釣り禁止」の場所や釣りが可能な時間を設定している場所もあるので事前に調べておきましょう。

また、魚が釣れやすい時間にも傾向があり、「朝まずめ」や「夕まずめ」と言われる日の出や日の入り前後は魚が釣れやすい時間帯と言われています。ですので、その地形や釣りたい魚、釣れやすい時間帯を考えつつ、作戦を練っていきます。

そして今回、「自転車を使ってのラン&ガン」の舞台に選んだ地形はこちら・・・

神奈川県の横須賀市。こちらの「ペリー来航」の歴史的舞台にもなった「浦賀」から「久里浜」までの海岸沿い(赤線を引いたエリア)・・・このエリアには、船が係留される波止場や桟橋から砂浜まで、色々な地形が揃うエリアとなっています。もちろん、釣れる魚もいろいろ・・・ですが、クルマを停める駐車場が少なかったり・・・と、実は時期によってはクルマを使っての釣行が厳しくなるエリアでもあります。

 

そんな土地でも自転車があれば、少し遠くても、安価な駐車場にクルマを停め、移動することも出来るので「一石二鳥」・・・ということで、今回はこのようなバイクで釣り場を巡ってみます。(ここでやっと自転車関連品の紹介・・・)

「多少の悪路でも気にせず走れ、しかも多少の距離でも疲れないバイク・・・」

ということで今回は「FELTのBROAM60(グラベルロード)」 href=”https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/travoy-2/”>

トラボーイのセット内容は?というと・・・

・トラボーイ本体

・折り畳み時に収納できるトートバック

・バイクへのジョイントアーム

・(荷物固定用の)ストラップが2本(最大で90㎝の物)

 

そんなトラボーイに積む道具はコチラ

クーラーボックス

バッカンと言われる入れ物に、水汲みバケツやエサなどをつめこんで・・・(もちろん、荷物の固定はトレーラー自体についているフックを使いつつ、付属のストラップや汎用のネット等で確実に固定していきます)

*上の写真で赤丸の部分に荷物用のフックが付いています

BURLEY社のトラボーイは自転車のシートピラーにアームのアタッチメントを挟んで固定するだけの簡単なトレーラーになります。自転車から外せば、簡易台車として使える点も、便利ですね・・・(タイヤが大きめなので思いのほか快適に引っ張ることが出来ます)

本体下のスタンドを立てることで、自立が出来る点も釣り場で邪魔になりにくいので良い点ですね・・・

ちなみに写真に写っている年季の入った?クーラーボックスはホームセンターで2000円くらいで売られていた14L サイズの物・・・釣り場で使っていらっしゃる方もよく見かけますが、荷台の幅が38㎝のトラボーイに、ピッタリサイズでした。50CMくらいまでの魚でも少量でしたら、お持ち帰りが可能です。

 

バイクとトラボーイをつなぐには付属のジョイントをシートピラーに取り付けることで、以後、ワンタッチで着脱が可能になります。(シートピラーにトラボーイのアームを固定する際はピラー径、25~35㎜に対応しており、取付位置は地上から71~86cmの位置が推奨位置となっております。)

 

ちなみにビームはクイックレバーで90㎜程、伸ばすことが出来ますので、取り付けるバイクの形状により、調整が可能です。

 

 

そして背中には仕掛け類や釣り竿などを積んで・・・(もちろんライフジャケットも準備済です)

と、今回は複数エリアを移動しつつ釣りをすることを想定し、比較的いろいろな釣り方に対応できそうな道具を揃えていきます。ちなみにトラボーイの最大積載重量は27㎏となっております。

 

ということで、今回はあくまでも私の妄想編でしたが、これから、秋にかけて釣れるお魚のサイズも大きくなり、釣りには良い季節に突入します。

今回は「釣り」をイメージしてBURLEY社のトレーラーの中でも簡易型のトラボーイを御紹介いたしましたが、荷物はもちろん、お子様から愛犬用までラインナップは色々・・・

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Felt AR FRD Ultimate インプレ | ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか?

「AR FRDとAR Advancedはどのくらい違うのか?ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか?」

エアロロードやトライアスロンバイクなど自転車におけるエアロダイナミクスのパイオニア的ブランドであるFelt。ARシリーズはそのエアロロードです。

2008年のツール・ド・フランスで登場した初代は衝撃でした。

 

2014年の2代目は、世界No.1の軽量性、重量剛性比、そしてエアロダイナミクスを持ちました。(第三者のテストによるとエアロダイナミクスは現在もトップレベルのようです。)

 

3代目の現行モデルは、モデル発表時に本拠地のカリフォルニアまで行って、セカンドグレードのAR Advanced Uiltegra Di2を試乗しましたし、最近ではラインナップで最もお手頃なAR Advanced 105を試乗して、改めてその性能を確認することができました。試乗して感じた特徴は、より楽に、より速く走れるエアロダイナミクスはもちろん、なにより踏み味の気持ち良さ。癖が無く、走りやすく、ペダリングのトルクがしっとりと路面に伝わるフィーリングです。その走りは富士ヒルや乗鞍のようなヒルクライムレースを目標にしている私にとっても魅力的で、カリフォルニアから帰ってきた後には、AR Advancedを買うか、FR Advancedを買うか本気で悩みました。結局は、ヒルクライムレースを目指すのであればさすがにFRのほうがメリットが大きいだろうと、ARは選ばなかったのですが…しかし、私が乗ったのはAdvancedグレード。フラッグシップのAR FRD Ultimateはまだ乗ったことがありません。

AR FRDとAR Advancedは果たしてどのくらい違うのか?ヒルクライマーが選ぶメリットはあるのか?ずっと気になっていたAR FRD Ultimateのインプレッションです。

インプレライダーの情報
身長:174cm
体重:58kg
タイプ:クライマー
現在のバイク:Felt FR Advanced

 

山岳ロング100km、短い丘を繋ぐ50km、平地練50km、通勤15km✕6の、合計290km走りました。ホイールは自前のカーボンホイールに交換しているので、完成車というよりフレーム&フォークのインプレと考えていただければと思います。実はスニーカーですが富士ヒル会場の試乗コースで試乗したことはあって、その時はFRD Ultimate(以下FRD)はペダリングやコントロールがシビアなので乗りこなす必要がありそうな一方、Advancedのほうがトルクを掛けやすくて最初から乗りやすい印象を持っていました。

FRDにビンディングシューズで改めて乗ってみた感想は「これヤバい」。ちょい乗りでの印象と違って、最初の一踏み目から、癖も無く軽やかに発進していきます。振動吸収性も予想外に高くて、あえて段差を通過してみたりしました。今度はそのまま力強く加速していって、巡航は明らかに楽です。

いつもなら頑張らないとスピードを維持できない40km/hでは、踏まずにペダルに体重を預けるだけでスピードを維持してしまいます。ちょっとした登りでダンシングしてみたりしますが、もう気持ちいいくらい加速が軽いし、バイクも振りやすい。

その印象は距離のあるヒルクライムや急坂でも変わりませんでした。いつもならきつくなって失速してしまうようなシーンでもバイクが助けてくれてもう一踏みできる感覚があります。やはりAR Advancedとは加速や登坂で大きな差があります。Advancedも癖が無くトルクがしっかり伝わる感覚で気持ちよく踏めるのですが、FRDと比べてしまうとよっこらしょっと脚に負担がかかります。この差は大きいです。

ところがFRDならヒルクライムレースを目標にしている私でも大丈夫、どころか積極的に選びたいです。というのもAR FRDはハイエンドバイクながらケイデンスやペダリングに対する許容範囲が広いんです。例えば私も過去に使用していたF FRD(2016年までラインナップされていたハイエンドモデル)は、はまった時の爆発力は目を見張るものがありますが、高いケイデンスのきれいなペダリングしか受け付けない感がありました。選ばれし者のためのバイクですね。同様の感覚は多くのハイエンドバイクに共通するところだと思います。

一方、AR FRDは高いケイデンスはもちろん、低めのケイデンスで踏むペダリングも許容します。ギヤをかけても踏み続けられる感覚があるんです。これはヒルクライムにおいてもアドバンテージです。力をセーブして快適に登り、脚が重くきつくなってきた時にも踏ん張れます。

これは登りだけでなく平地でも同じです。スプリントではいつもより失速ポイントが遠くにあるイメージでスピードが伸びます。そして、もう一もがきができる。

もう本当に「ズルい!」。この一言につきます。ヒルクライマーもこのバイクなら山までアプローチする平地を楽に速くこなして、たくさんトレーニングできます。肝心の登り性能もエアロロードのイメージを覆す軽さで、ライダーとの相性によっては軽量ヒルクライム系バイクを上回るでしょう。

もっとたくさんの方にAR FRD Ultimateを試乗して体感いただきたいです。その際はできればビンディングシューズで試乗いただけたら嬉しいです。

最新の試乗会情報はブログをご覧ください

Felt AR 製品ページ

その他の Felt AR インプレはこちら

書いた人→コエサシ

 

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富山県黒部市 「チャレンジライドにいかわ」にFELT,GTが出展! 9/23,24

2023年9月23日(土)、24日(日)富山県黒部市にある黒部市コミュニティーセンター前 魚の駅「生地」にて開催される「チャレンジライドにいかわ」に、FELT、GTが出展いたします。
立山黒部ジオパークに認定されている自然に恵まれた富山県の東部を回るサイクリング。
FELTのエアロロード、新しく発売されたGTのフルサスバイクやグラベルバイクなど様々な車種にご試乗いただけます。
最先端の走りをぜひご体感ください!

【試乗車リスト】

モデル名 サイズ カラー

AR FRD  Ultimate Dura-Ace Di2 54(ノーマルハンドル)  Matte TeXtreme (White, Blue)

AR アドバンスド Ultegra Di2 51 ホワイト/テクストリーム

AR アドバンスド Ultegra Di2 48 アクアフレッシュ/テクストリーム

ZASKAR FS COMP S(29) インディゴ

FORCE SPORTS S(29) ブラック

GRADE CARBON X M(700C) グレー

※試乗車は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

【イベント情報】
チャレンジライドにいかわ
イベントwebページ

【会場】
魚の駅「生地」(黒部市コミュニティーセンター前)
富山県黒部市生地中区265

【担当店舗】
吉崎サイクル
富山県黒部市北新174-7
TEL.0765-54-0582
facebook

 

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FELT 2024モデルを発表

設計・素材・技巧で極める最先端のライディングを目指すスポーツバイクブランド「Felt Bicycles(以下フェルト)」の日本での販売元を務めるライトウェイプロダクツジャパン株式会社は、2024年モデルを発表致しました。

新たにラインナップに加わったモデルは次の通りです。

スペック詳細は各モデルのWEBサイトをご覧ください。

■ARシリーズ

AR  Advanced  Ultegra Di2

¥1,265,000(税抜¥1,150,000)

カラー:グロスベイブルー/ホワイト

サイズ:48、51、54、56

 

AR  Advanced  105 Di2

¥990,000 (税抜¥900,000)

カラー:グロスホワイト/ピューター

サイズ:48、51、54、56

AR WEBサイト

 

■FRシリーズ

FR  Advanced  Ultegra Di2

¥1,100,000(税抜¥1,000,000)

カラー:グロスブライトアクア/カーボン

サイズ:47、51、54、56

 

FR  Advanced  105 Di2

¥880,000 (税抜¥800,000)

カラー:グロスオブシディアン/カーボン

サイズ:47、51、54、56

 

FR  Advanced  フレーム

¥¥302,500(税抜¥275,000)

カラー:セメント

サイズ:47、51、54、56

FR WEBサイト

 

■VRシリーズ

VR  Advanced  Ultegra Di2

¥990,000(税抜¥900,000)

カラー:グロスサーフミスト/カーボン

サイズ:47、51、54、56

 

VR  Advanced  105 Di2

¥770,000 (税抜¥700,000)

カラー:コバルトブルー

サイズ:47、51、54、56

 

VR  40

¥275,000 (税抜¥250,000)

カラー:グロスクローバー/ブラック

サイズ:43、47、51、54、56

 

VR 60

¥198,000 (税抜¥180,000)

カラー:グロスピューター/ブラック、グロスベイブルー/ピューター

サイズ:43、47、51、54、56

VR WEBサイト

 

■トライアスロンバイク

※写真はパーツの仕様が一部異なります

IA 2.0 Ultimate  Dura-Ace Di2

¥2,200,000(税抜¥2,000,000)

カラー:ナイトシフト

サイズ:48、51、54、56

 

※組立例。製品はフレームセットのみ

IA 2.0 Ultimate  フレーム

¥1,064,800(税抜¥968,000)

カラー:シルバーグリッター/ホワイトフェード

サイズ:48、51、54、56

IA 2.0 WEBサイト

 

IAx Advanced  Ultegra Di2

¥1,265,000(税抜¥1,150,000)

カラー:ターコイズ

サイズ:48、51、54、56

 

IA Advanced  105 Di2

¥990,000(税抜¥900,000)

カラー:グロスアストラル/カーボン

サイズ:48、51、54、56

 

IA Advanced  105

¥660,000(税抜¥600,000)

カラー:グロスキウイ/カーボン

サイズ:48、51、54、56

IA WEBサイト

 

■BREEDシリーズ

 

BREED Advanced  GRX 810

¥770,000(税抜¥700,000)

カラー:グロススクラブ

サイズ:47、51、54、56

 

BREED Advanced  GRX 600

¥495,000(税抜¥450,000)

カラー:グロスラバスモーク

サイズ:47、51、54、56

 

BREED Advanced  フレーム

¥330,000(税抜¥300,000)

カラー:ライムライト

サイズ:47、51、54、56

 

BREED 30

¥360,800(税抜¥328,000)

カラー:グロスプティ

サイズ:51、54

BREED WEBサイト

 

■BROAMシリーズ

BROAM 30

¥330,800(税抜¥300,000)

カラー:グロスブラッシュドロウ

サイズ:47、51、54、56

 

BROAM 40

¥253,000(税抜¥230,000)

カラー:グロスシーウィード

サイズ:47、51、54、56

BROAM WEBサイト

 

■VERZASPEEDシリーズ

VERZASPEED 40

¥121,000(税抜¥110,000)

カラー:ネイビーブルー/ブラック

サイズ:47、51、54

 

 

VERZASPEED 50

¥84,700(税抜¥77,000)

カラー:シルバー/メタリック、リフレクティブブラック

サイズ:47、51、54、56

VERZASPEED WEBサイト

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