ここ数年グラベルという言葉が自転車界で流行語になりつつある。
グラベルとは未舗装路(砂利、芝)荒れた路面の事を指すが、正直自分はあまり興味がなかった。
そんな中グラベル世界選手権にロード選手が大勢出ていたので見ていたらその魅力に引き込まれる。
と同時に昨年末、ご縁があり今回の「BREED」に乗らせていただくことになった。
今回は約2ヶ月乗って感じたことをインプレッションしていく
BREEDはグラベルレースに特化したレーシングバイクであり、見た目も昨今のエアロロードバイクかのようなエアロ形状
そんなフレームを細かく見ていくと、BREEDは他社みたいなギミックはなくシンプルに速さ、安定性、剛性を最優先し、走りに特化していることが見受けられる。
フル内装時代の今、グラベルは汚れから切っても切り離せないが、このBREEDは外装且つ一体型ハンドルではない汎用性、整備性はピカイチ
私自身ハンドルとステムは別体を好む
オーソドックスなジオメトリーもポジション出しが容易なのでその点ポイントは非常に高い
肝心な走りだがファーストライドからとにかく速さが際立った
舗装路の走りをそのままに未舗装路でも体現できた
振動吸収性にも優れていたのはマウンテンバイクで行くようなトレイルも難なくこなせた事
正直トレイルは厳しい印象だったがガレ場や大きな段差でも人馬一体になれるこのフレームは万能だ
オフロードのコーナリングはフレーム性能が如実にでる、がさまざまな状況下のコーナーを走り、空気圧さえ適正にセッティングすれば怖いモノなし、その安定性には驚きを隠せなかった
私の理想の走りを叶えてくれるBREEDの実力は計り知れない
いい言葉しか出てこなかったが、これから距離と時間を乗りその時の感覚も確かめてみたい
このインプレを書いた人
岸 崇仁(きし たかひと)
国内トップチームでの戦績を持つ元プロ選手。現在はサイクリングコーチやガイドを務め、プロダクトからフィジカルまで幅広い知見で自転車の楽しみ方を発信している。
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