アルミフレームは過去の物になったのか?
世界トップのUCIワールドツアーはもちろん、ナショナルレースであっても、ほとんどのバイクはカーボン複合素材のフレームを採用している。設計の自由度からくる剛性・形状のコントロール、強度あたりの重量など、多くのメリットがカーボンには存在している。それでは、アルミニウムは既に過去のものとなってしまったのか?答えはもちろん「いいえ」だ。フォーミング・溶接・設計、すべての技術は現在も進歩を続け、金属ならではの硬さ、シナリ、応答性は多くのファンを持つ。カーボンフレームにはない魅力が確かに存在している。もちろん、コストが低いこともサイクリストにとって大きな魅力であることは間違いない。
トラクションと快適性を高める極細のシートステイ
Feltは様々な応力分析とプロチームによるテスト走行を繰り返した結果、今まで常識だと考えられてきた高剛性なリアトライアングルは不要だという結論に達した。その代わり、フロントトライアングルの剛性を大きく高めることでトラクションと快適性の飛躍的な向上と加速の良さを両立した。具体的にはリアのシートステイ径をFに比べて35%絞り込み、一見して分かるように非常に細いチューブを採用。さらに肉厚も30%薄くしている。普通のロードバイクに用いられるアルミの加工技術ではここまで薄く作ると破断する可能性が高く量産品には用いられることはほとんどない。厳選した素材に、ジム・フェルトが礎を築いたアルミ加工のノウハウと最先端の設計を組み合わせることで、ここまで劇的な進化を遂げている。
シートステーとトップチューブを連結・全体で振動を吸収
シートステーと接続しているトップチューブも外径を24%絞り込み。その結果カーボンのFRと同様にシートステーからトップチューブ全体で振動を吸収し30%トラクションを高めることに成功した。同じパワーでペダリングしたとしても、トラクションが逃げないのでスムーズに加速させられるするだろう。リアはトラクションを重視してパイプ径を細くしているが、ダウンチューブは33%もチューブの肉厚を上げて剛性を大きく高めた。リアのチェーンステーも同様にパイプ径を15%アップ。フロントホイールからBB、リアホイールを結ぶ線を徹底的に強くすることで、思い通りの加速感を実現している。大径肉厚化をするとフレーム重量の増大が心配されるが、上部の絞り込みによりFシリーズと同等の重量を確保した。
垂直方向に柔軟なフロントフォーク
フロントフォークもエネルギーを奪う路面の衝撃を吸収するよう、垂直方向の柔軟性を意識してデザインしている。垂直方向の柔軟性でタイヤを常に路面に接地させエネルギーロスを防止。さらにライダーの疲労も軽減。スピードを得るためのサスペンションシステムといえる。
さらに進化したフレームチューニング
Feltはすべてのフレームサイズで”FAST, LIGHT, SMOOTH”なバイクを市場に送り出すために、サイズごとのフレームチューニングを行っている。Felt は FR の開発で今までよりさらに一歩先へ進み、ヘッドセットのロワーベアリングをサイズにより変更。大柄なライダーにはパワーに耐え得る剛性を、小柄なライダーには軽量性を与えている。(FR60のベアリングは2種類です)
最新のポジショニング理論によるヘッドチューブ長 レーシーなジオメトリーを特徴としていたFeltのロードレーサー。そのフィロソフィーはFRにも受け継がれている。ワールドクラスのレーサー達のフィードバックにより磨かれたジオメトリーは、直感的に操作できるニュートラルなハンドリングと荒れた路面での安定性を同時に実現している。唯一の変更点として、プロライダーにとっても短い場合が多かったヘッドチューブ長をより多くのライダーにフィットするよう最適化した。
タイヤクリアランス28mm
BB周りを太く、ボリュームのある形状とし、フレーム剛性がアップすると同時にハイパフォーマンス維持したまま28mmのワイドタイヤまで装着することを可能。ベテランに好まれるコンベンショナルな23C、最新のトレンドといえる太めの28Cなど、ライディングスタイルとシーンにあわせた選択ができる。
ディスクブレーキ
リムブレーキと比較して強力な制動力と優れた操作性を持ち、どのような天候においても理想的なライディングを実現する。レーサーやパフォーマンスを重視するライダーは、ディスクブレーキによってコーナーでのハンドリングの改善とコントロールの向上を手に入れ、流れるような走りが可能になる。
スルーアクスル
さらに、ディスクブレーキ採用車は12mmのスルーアクスルを採用。クイックリリースと比較して安全な固定方法といえる。車軸を高い精度でフレームに固定でき、正確な変速操作を実現、ブレーキ面とパッドの接触を抑えられる。コーナリング、ペダリングのいずれにおいても高い精度でフロント・リアホイールの制御を可能にする。
インプレッション
弱虫ペダルサイクリングチーム 前田公平選手
自分のFR1で一番気に入っているハンドリングはこのFR30でもきっちりと引き継がれていますね。急な切り返しでもスムーズですし、オーバーステアもアンダーステアも無く非常に扱いやすい。アルミだけあってヘッド周りの剛性は高く、太いBBも作用してかダンシングも機敏ですね。思い通りに曲がる、あるいはコントロールできるバイクって、この価格帯ではそこまで多くないのでは?と思いますよ。
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たかだフレンド 高田雄太氏
乗り心地がよいのはFR30の美点です。しかも、剛性のあるBBと柔らかめのバックとがちぐはぐになることはなく、1台のロードバイクとしてバランスよくまとまっています。そしてハンドリングは、Feltらしいニュートラルで扱いやすいものでした。FR30はカーボンのFRシリーズ同様、フレームサイズによってヘッドのベアリング径を変えているので、どのサイズでも最適なハンドリングが期待できます。[全文はこちら-Cycling EX]
たかだフレンド 店舗情報
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ライトウェイプロダクツジャパン 小枝指諒
個人的にはカーボンモデルより良い印象を持ちました。フレームに「粘り」を感じ、疲れにくいです。しっかり感はFのアルミモデルより向上している気がします。でも絶妙な「粘り」「タメ」のようなものがあり、ペダリングやケイデンスに対する許容力が高いです。少し重めのギヤを踏んでいくような走りでも脚にキにくく疲れにくい。もちろん高ケイデンスで回す走りでも良く進みます。荒れた路面でスプリントしても跳ねなくなったバックセクションはカーボンモデルと一緒ですね。
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