安心して走るために知っておきたい、自転車の通行ルール

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安心して走るために知っておきたい、自転車の通行ルール

スポーツタイプの自転車を手に入れたら、まず大切なのは「交通ルールを守って安全に走ること」です。スポーツバイクはシティーサイクルよりもスピードが出やすく、そのぶんリスクも高くなります。基本を押さえて、安全で快適なサイクルライフを楽しみましょう。

◎自転車は「軽車両」

 自転車は乗って走れば「車両」として扱われます。一方、降りて押して歩けば「歩行者」です。危険を感じたり、どう走ればよいか迷ったりしたときは、無理せず降りて歩くと安心です。

◎車道と歩道の使い分け

自転車は本来、車道を走るのが原則です。ただし、以下のような場合には歩道を走ることも認められています。

  • 標識で歩道通行が指定されているとき

  • 13歳未満の子供

  • 70歳以上の高齢者

  • 道幅が狭い、交通量が多いなど、安全のためやむを得ないとき

歩道を走る場合は、歩行者を優先し、車道寄りを「すぐに止まれる速度(時速7km以下)」で走る必要があります。

車道を走る場合

◎「普通自転車」とは

一般的に使われている自転車のうち、内閣府令で定められた基準を満たすものを「普通自転車」と呼びます。

  • 長さ190cm以内、幅60cm以内

  • 4輪以下であること

  • 側車(サイドカー)がついていないこと(補助輪は除く)

  • 運転用と幼児用座席以外の乗車装置がないこと

  • 操作しやすい位置にブレーキがあること

  • 危険な突出部がないこと

この条件を満たさない自転車は、歩道を走ることができません。

歩道を走る場合

◎走行位置の基本

自転車は車道の左側を走るのが原則です。逆走は交通違反で、罰則の対象にもなります。

道路にはいくつかの種類があり、区別して覚えておくと安心です。

  • 自転車道:車道や歩道から縁石や柵で分けられた、自転車専用の道路

  • 自転車歩行者道:歩行者と自転車が共用できる歩道

  • 自転車レーン:車道の一部を区切って線を引いた走行スペース

「自転車道」

柵や縁石で、車道や歩道と分けた道路。車道ではありません。

自転車道

「自転車歩行者道」

歩行者も通れる歩道の一種です。車道ではありません。

自転車歩行車道

「自転車レーン」

車道に線を引いて、区切った道路。車道の一部です。

自転車レーン

 どこを走るべきなのか、それぞれ覚えておきましょう。

◎信号と停止位置

信号

  • 歩道を走っているときは歩行者用信号に従います。

  • 車道を走っているときは車両用信号に従いましょう。

信号を待つとき

信号待ちでは自動車と同じ停止線で待機します。道幅が狭い場合は、車の真横ではなく少し後方で待つとより安全です。

また、発進時にふらつかないよう、停止する前にギアを軽めに変えておくのがおすすめです。

まとめ

自転車は気軽に乗れる反面、道路上では「軽車両」としてのルールを守る必要があります。基本を理解して走れば、より安全で心地よい時間を過ごせます。スポーツバイクを手に入れたその日から、正しい知識とマナーを身につけて、充実したサイクルライフを楽しみましょう。

安心して走るために知っておきたい、自転車の通行ルール

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