想像以上にカロリーを消費する自転車はハンガーノックになりやすい

Recommend

想像以上にカロリーを消費する自転車はハンガーノックになりやすい

 「ハンガーノック」という言葉をご存知でしょうか?「ハンガー」は英語で「空腹」「飢え」、「ノック」は「ノックダウン」の「ノック」。つまり、ハンガーノックとは、長時間に渡る激しいスポーツにより、極度の低血糖状態により、身体が動かなくなる状態の事を指します。

 ロードバイクなどで長距離を走る場合、思っている以上にカロリーを消費します。自転車に乗り始めた初心者は特に、「頑張りすぎてしまう」ので注意が必要です。

 ハンガーノックになると、体を動かすためのエネルギーを使い切ってしまい、ガス欠状態になってしまうので、思うようにペダルを漕げなくなってしまいます。そうならないためにも、ハンガーノックに対する予防など、知識を身に付けておきましょう。

◎ハンガーノックになってからでは遅い!?

DSC02159

 ハンガーノックになってしまうと、手足がしびれてきたり、頭がぼーっとしたり、とにかく身体がうまく動かせなかったり…といった、症状が現れます。ひどい場合は意識を失ってしまう事もあります。症状が現れ始めたら、すぐに休憩をし、カロリーを摂取する事が大切です。

 しかし、一度重い症状のハンガーノックになってしまうと、再びカロリーを摂取しても、そのカロリーを吸収し、エネルギーに変換する体力すら奪われてしまっている可能性があります。補給をしても、エネルギーに変換するまでには時間がかかるのです。つまり、空腹を感じてからでは遅い、という事が言えます。

◎ハンガーノックにならないためには「予防」が大切

 ハンガーノックにならないためには、空腹を感じる前から、こまめにカロリーを摂取する「予防」を行う事が大切です。カロリーを摂取しても、長距離を走りに行く際は、朝食をしっかりと食べ、昼食前の段階で必ず補給食を摂取する必要があります。

 体重50kgの人が時速約20kmで4時間のサイクリングを行った際、消費カロリー量はなんと約1,680kcalです。かつ丼一杯のカロリーが約1,000kcalを考えると、昼食だけで消費カロリー分を補うのが難しい事がよく分かるかと思います。

◎補給食には少量で高カロリーなものがオススメ

_TA_4718

 カロリーメイトやゼリー飲料など、少量でカロリー量が高いものは効率よくカロリーを摂取する事が出来るのでオススメです。また、手持ちの補給食がなくなってしまった場合は、コンビニなどを利用しましょう。コンビニのレジ前で販売されている羊羹は水分量も多く、体力がなくても食べやすいのでオススメです。

◎休憩の目安はどれぐらい?

 100kmを超えるロングライドなどの場合は、30kmぐらいを目安に休憩・補給を取ると良いかもしれません。しかし、これもあくまで目安であって、その時の季節や自分の体調などによって大きく左右されます。走りながら、自分の身体の声によく耳を傾け、たとえお腹が減っていなくても、手軽にカロリー補給出来るものを口にするなど、常にエネルギー切れにならないよう気を配りましょう。

 

 ロードバイクやクロスバイクを買ったばかりの頃は、遠くまで早く走れる事が楽しくて、ついつい長時間自転車に乗りっぱなし、なんて事もあるかもしれません。気がついた時には物凄く体力を消耗していた・・・という事も考えられます。

 遠くまで走りに行くときは必ず、いつでも食べられる補給食と少しのお金、そして気持ちの余裕を持ち合わせて、スポーツバイクでのサイクリングを楽しみましょう!

想像以上にカロリーを消費する自転車はハンガーノックになりやすい

この記事が気に入ったら
「いいね」してね!

RELATION