エアロダイナミックメソッド~最新技術を駆使し空気抵抗へ挑戦~


 FELTは徹底的に、そして終わりなき「速さ」への探求を続けています。
 軽さは速さにつながるひとつの要素ですが、FELTの軽さへの挑戦 はすでに限界に達しています。UCI (国際自転車競技連合)はロードレーサーの最低重量を6.8kgに定めていますが、FELTの最先端カーボン技術はこの規定以下に軽いバイクを実現していて、軽さから速さを導き出すのがすでに困難です。
 FELTが次に注目したのが空気抵抗です。バイクが走る時いろいろな抵抗が発生し、速度の上昇を妨害しますが、最大の抵抗は空気抵抗で全体の70%を占め、しかも速度の2乗に比例して増大するの で、速く走るほど空気抵抗は増大します。空気抵抗はライダーの人体が75%、バイク25%の比率ですが、FELTはこの25%の空気抵抗の減少に挑戦し速さを追求しています。
 まず、CADで設計した基本デザインをCFD(コンピューター流体解析)で検証します。次にCFDで結果の出たデザインで実際にモデルを作成し、最新の風洞実験を行い、細部の修正を繰り返すという徹底的な研究開発を経て製品は完成します。
CFD (数値流体力学)
 FELTでは、CFDと呼ばれる数学的なモデリング過程を導入しました。毎秒1,000億以上の計算をこなすCD-adapco社製スーパー・コンピューターが、CAD開発されたフレーム表面の空気の流れを計測します。実際に風がフレームにどのように作用するのかを予測する緻密なシュミレーションが可能になり、開発期間の短縮とともに完璧なエアロダイナミクスを追求しています。
 
 
 


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