FELT ヒストリー

ジム・フェルトストーリー
フレームの魔術師──ジム・フェルト。

Jim FELT。──二輪の世界(自転車とモータースポーツ)で最も有名な人物のひとりです。四半世紀の間に、全く新しいバイクコンセプトづくりやフレームチューブの設計までを手がけ、大きな影響力を保持しています。ジム・フェルトの功績には大きなものがあり、特にマテリアルのイノベーション、チューブのブレンディングには必ず彼の影が見え隠れするとも言われています。人々は畏怖の念をこめ、彼をして「フレームの魔術師」と呼んでいます。

自転車のデザインを始める前にはモーターサイクルのレースシーンでヤマハ、カワサキ、スズキ、ホンダといった日本のモーターサイクルメーカーのために仕事をしていました。ジム・ワイナートやブロック・グローバー、モトクロス界の伝説ジョニー・オマラといったプロライダーの為にスペシャル・フレームを開発し、そのフレームで何百というトロフィーを勝ち取りました。

モーターサイクルのレーススタッフと共に世界を旅している間に、ジムの中でトライアスロンへの情熱が育っていきました。標準のトライアスロンバイクでは飽き足らず、トライアスロン、ロードの独自のフレームデザインを始めました。モーターサイクル界でのキャリアを終え、自宅の裏庭にある小さなガレージでデッサンから最初の製作に入りました。そのフレーム性能の良さに驚いた多くのライダーがフレーム製作をジムに依頼してきました。ジムが作ったフレームは、幸運にもその年のトライアスロンとシクロクロスのチャンピオンを生んだのでした。

彼の名声はチューブの大手メーカー、≪イーストン≫にも伝わりました。イーストン社の幹部はジム・フェルトに連絡を取り、より良い製品の開発とチューブ設計を依頼しました。イーストンの成功の影にはジム・フェルトの多大な功績があったのです。
有名チューブメーカーのサポートを手に入れ、今やジムにはその創造性を解放するあらゆる自由が与えられました。

フレームジオメトリーや生産プロセスについて学び、チタニウム、カーボンや様々なアルミを使って実験を行なうことができました。有名なイーストンのチューブを全て開発したのはジム・フェルトであり、トレックやスペシャライズド、GT、キャノンデール、ロックショックス、ロッキーマウンテン、カンタナルーといったメーカーで採用されました。これらの多くのメーカーが今もジム・フェルトプロデュースのチューブを使用しています。彼の最も有名な作品の一つはイーストンのスーパーライトロードセットです。
ジム・フェルトは最高のバイクを求めて、生産・物流のスペシャリストであるビル・ドーリングとドイツで会社を設立しました。こうして、ジム・フェルトの名前を冠した機能美あふれるドイツの高品質ブランド《FELT Bicycle》が誕生したのです。

FELTはトップアスリートのポテンシャルを極限まで引き出すフレームを開発し数々の勝利を生み出してきました。近年では、UCIに認定された最も空気抵抗の少ないタイムトライアルバイクのDA、トラックモデルのTK1などは世界に衝撃を与えました。革新的技術によって支えられたGARMIN/Slipstreamチームは誕生間もないチームにもかかわらず、ツールドフランスなどのトップクラスのレースにおいて驚異的な結果を出しています。

2010年のラインナップはFELT開発チームが磨き上げた最高傑作であり、ジム・フェルトの本物へのこだわりは企業の理念まで昇華し、また新しいサクセスストーリーが始まろうとしています。
 
 
 

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