FELT テクノロジー



 FELTのバイクは長い年月をかけて幾度の試行錯誤を重ねて開発されます。まず、ものづくりを始める前に技術者、企画担当とプロ選手が自らの理念をぶつけあい、設計を担当するエンジニアがコンピューター上に描いた3Dのフレームにディレーラーやブレーキ、ホイールなどが組み込まれ、各部の機能性や耐久性が幾度もチェックされます。サイズごとにチューブの形状や肉厚を計算したデータを数値流体力学(CFD)ソフトウェアで何百時間も費やして分析。何十回もフレーム形状が見直され、いよいよプロトタイプ制作に入ります。こうして形になったものを更に風洞実験室で検証し、改良を加えていきます。
 完成したプロトタイプは、精度や表面仕上げなどを厳格にチェックした上で、最終的にパーツを組み付けてテストライドされます。最終段階で開発チームとプロ選手が納得しなければ市販化されることはありません。簡単に開発し、それなりの価格で市販することはできますがそれはFELTの選択すべき道ではないのです。
 時間はかかっても、より良いバイクだけを生産していくことがFELTのデザインを貫く信条です。
 FELT社ではCPSC(アメリカ消費者製品安全委員会)が求める数値を大きく上回る社内規定を設けており、テストラボでは厳密な静荷重・剛性テストが日々繰り返し行われています。コンピューター上でのシュミレーション、プロライダーによるテストライド、そして耐久性を確認する衝撃テスト、これら全てをクリアした商品だけが市場に出ることを許されます。

 

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