【プロジェクト135】とは、合計年齢 135歳(開始当時)、目標体重135kgとし、トム・カーコー夫妻が日本全国47都道府県を自転車で旅するという壮大な企画から始まりました。なんと、2年かけて、2人は47都道府県を制覇!!
そして、日本だけでは飽き足らず、今度は世界へ飛び出します!

【プロジェクト135 パート2】では、世界遺産を巡りながら、世界の自転車事情をお伝えしていきます。


第32回(アメリカ)グランド・キャニオン国立公園

 グランド・キャニオンは東西450kmにも及ぶコロラド川の大峡谷で、それ自体が日本では考えられないようなスケールなのですが、アメリカ西部の大自然を感じるにはグランドサークルと呼ばれるユタ州とアリゾナ州にまたがる半径230kmもある地域が最適だとか。今回はグランド・キャニオンのみでなくこのグランドサークルを紹介します。帰りにはカナダへ戻ってナイアガラの滝も見てきました。世界遺産からちょっとはみだしていますがお付き合い下さい。
 
■今回場所は

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何といっても西部劇にはカウボーイです。グランド・キャニオンのずっと南にあるセドナというパワースポットで。
この町は昔、先住民の居住区だったそうです。佐渡おけさではありません。
日本でも両国あたりへ行くと大きい人がいますが、アメリカでは巨大な人が普通に歩いています。後姿の私に比べて見て下さい。大きいでしょう?
これは人形です。
アメリカでは自転車は乗る物ではなく、運ぶ物のようです。乗っている人よりも運んでいる人の方が多かった気がします。
アッ! あと宣伝用に使われているのもありました。
これビールの宣伝です。
やはり、かなりの長距離でも運んでしまうようです。ラスベガスからグランド・キャニオンの途中です。
いよいよ目的地が近くなってきました。
まだまだ、これは途中です。
こんな道を延々と走り続けます。
途中でトイレ休憩をかねてスーパーへ。大体日本の道の駅みたいな役割なのでしょうか?
グランドサークルの中、グランド・キャニオンの東のはずれ、砂漠の中にある、アンティロープキャニオン。大雨が降るとこの中が激流になり、その浸食でこんな形のトンネルが出来たそうです。
しかし不思議な風景でした。こんな峡谷が150mほど続いていました。
この峡谷の入り口の砂漠というか水のない谷。大雨が降ると、ここを大量の水が流れて来て、狭い所へ集まり、まわりを削って不思議な造形が出来上がったのだそうです。
一般道路まではこの様な改造トラックで移動です。
いよいよ西部劇っぽい風景になってきました。
この日はカイエンタ、という所に泊りました。このあたりはナバホ族の居留地でホテルのレストランなどでも、飲酒は禁止。部屋ではOK、途中のスーパーで買ってきたビールを飲んで花火を見て、ハイ、オヤスミなさい。
翌朝は早起きしてモニュメントバレーの陽の出を見に行きました。ジョンウェインの「駅馬車」を撮影した場所だそうです。
見事な陽の出だったのですが…
あっという間に雲が出てきました。
モニュメントバレーからグランド・キャニオンまでは、どこででも西部劇が撮れそうな景色が続いていました。
マクドナルドの角を曲ればじきにグランド・キャニオンです。しかし、どこにでもありますネー。
この写真ではよくわかりませんが、私の立っている所がサウスリムという所で、平均して1500mほど下にコロラド川が流れています。いちばん深い所では1700~1800mもあるそうです。
ホラ、あそこ、なんていっても、対岸まで、一番広い所では29kmもあるそうです。
反対側の地肌が見ているのがノースリムです。赤とか緑とか、何億年もかけての地層がはっきり見えます。
日本人だけでなく、世界中から、年間400万とか500万人観光客が来るそうです。こんなのが4つもあれば、2020年の目標2000万人なんて簡単じゃないですか安倍さん!
何枚撮っても、グランド・キャニオンの全体なんて分かりませんヨネ。
皆さんパワースポットってご存知ですか? 大地から特殊なエネルギーを強力に発するのが「ボルテックス(VORTEX)」といい、パワースポットとも呼ばれているそうです。その一つ、セドナのエアポートメサです。
パワースポットでは普段眠っている第六感が研ぎ澄まされ、ヒーリングの効果を求めるのに最適だとか。しばらく溜まると、こんな感じになります。
セドナは、町全体がボルテックスなのだそうです。
パワースポットに来ると、子供でも平気でこんな事が出来るのです。
フェニックス空港へ向う道路の横にはこんな大きなサボテンが普通に生えています。さすがアリゾナ。
ワタクシメ、イグアスの滝もビクトリアの滝も行ったことがあるのですが、ナイアガラはなかったのです。今回は足を伸ばして寄ってきました。迫力は皆すごかったです。
数億年におよぶコロラド川の浸食と地層の隆起作用によってつくり出された途方もないスケールの大渓谷グランド・キャニオン。断崖や岩肌には、ピンク、オレンジ、茶色など色の違う何段もの層が出来ていて、とても分かり易い世界遺産でした。文化遺産は難しいですが、自然遺産はあまり予備知識がなくとも楽しめて、私むきでした。すこし広げてグランド・サークルも先住民族の歴史や文化ものぞき見られて楽しい旅でした。次回は久々に日本国内、沖縄へ行く予定です。お楽しみに。
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