GTテクノロジー 【AOS×27.5”】

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AOS i-DRIVEサスペンション トリプルトライアングル FOC


 Hans Reyを始め、Athertonがテストライダーとして開発に携わり生み出された至宝のテクノロジー。AOS(アングル・オプティマイズド・サスペンション)はその名が示すように、路面のギャップに対するホイールのコンタクトアングル&その軌道を最適化する事を最優先に開発された新サスペンションテクノロジー。ホイールサイズも27.5を採用する事で最高のローリングパフォーマンスを発揮します。

 GTは1999年にiDRIVEを開発してから今まで一貫してハイピボットデザインのサスペンションシステムを採用しています。最高の衝撃吸収性とぺダリング性能を実現するハイピボットデザインはリアサスペンションシステムの絶対的な「正」なのです。そのハイピボットのデメリットである「キックバック」はBBをフレームからindependent(独立)させる事で解消。iDRIVEは「iLINK」を介してBBをフロントフレームに接続する事で、デメリットであったはずのキックバックをむしろメリットへと変える画期的なシステムでした。
  この基本的な考え方を継承して更なる進化を遂げたのがAOSです。AOSでは「iLINK」の代わりに「PATH LINK」を採用。iLINKの構造を一新し、軽量高剛性化した新型「PATH LINK」がホイールの軌道を安定させ、どんなハードなシーンでも確実なサスペンションの動きを実現しました。さらに注目すべきはサスペンションの位置が低くなり、フレーム設計とも相まって大幅な低重心化を果たしたことです。つまり余計な荷重移動が必要なくなり、より楽に自由自在にハードなアップダウンが続くトレイルも楽しめるようになったのです。

ハイピボットが衝撃を後方へ受け流し、スピードを逃さない
一般的なサスペンションのメインピボットはクランクのミドルリング周辺に設定されているのに対して、AOSのメインピボットはチェーンリングのはるか上方に設定されています。ハイピボットは走行中、絶え間なく前方から襲ってくる衝撃を斜め後方へと受け流し、高い路面追従性を実現、バイクのスピードを逃がしません。さらに2014年モデルのGTでは、ハイピボットに27.5”ホイールを組み合わせ、異次元の走破性を生み出しました。

PATH LINK
構造を一新し鍛造アルミにCNC中空加工を施した軽量高剛性新リンク。

iDRIVEのiLINKは独立しているBBとフロントフレームをつなぐ棒状のリンクでした。それに対してAOSのPATH LINKはBBとの一体構造、そしてフロントフレーム、リアフレームとの接続は15mmの大径スルーアクスルを介します。BBの位置をリアホイールの動きに合わせて動かしBBからリアホイールの距離を最適に保ち、キックバックを排除、効率的なぺダリングと路面追従性を追求するという画期的なシステムはもちろん損なうことなく、その構造を一新。よりフレームとのマウントが強固なものとなり、CNC中空加工により軽量高剛性化した新型PATH LINKが、より安定したリアホイールの軌道と確実なサスペンションの動きを約束します。

GEOMETRY OLD/NEW
AOSの採用で圧倒的な低重心化が実現。

ハイピボットデザインのままBB位置を低くレイアウトすることが可能になりました。重心の集中化を意識した新しいジオメトリーと相まって、登り下りでの姿勢変化が最小限のものとなり、シーンを選ばず楽しめる究極のトレイルバイクに仕上がっています。

27.5"
27.5"はホイ-ルサイズに最適化されて設計された新しいAOSと組み合わされることで、その最大の効果を発揮することが出来ます。27.5"ホイールとAOSが、29"ホイールの圧倒的な走破性と、26"ホイールの持つ自由自在なハンドリング・ブレーキング性能の両立を可能とするのです。

A.O.Sテクノロジーを動画で解説


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