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石川、福井、滋賀、京都 (後編、敦賀から京都へ)その1

 
   
 

 前編で小松から敦賀へ、石川県と福井県を走ったのですが、大した峠もなく楽な旅でした。初日に降られただけで概ね晴れ、この点でも有難い状況でした。

  後編の、京都への道はまず1日目に敦賀から琵琶湖へ抜けるのに400mほどの峠を越え、同じ日に250mほどの宿泊地、朽木へ上るのだそうです。2日目はいわゆる鯖街道を通って京都まで、一番高いところで500m位だろうとのこと。緊張します。

   
 
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プロジェクト135 第19回 石川、福井、滋賀、京都(後編、敦賀から京都へ)編 を表示
 
 
   
 
敦賀から、魔の国道8号線を南下、疋田と言うところで161号線をたどり国境高原スノーパークで福井県から滋賀県へ入ります。ここが標高およそ400m。頑張るためにまずクエンサンパワーをグビリグビリ。これホントに効きます。
   
 
 
 
   
 
この日も晴天。161号線は交通量も少なく、快適でした。上りではありますが傾斜は緩く、楽な坂でした。
   
 
 
 
   
 
私、案外強くなってきたのかもしれません。特に午前中は泣くことなく走れるのです。あっという間に県境です。
   
 
 
 
   
 
県境を過ぎれば後は琵琶湖まで下りの連続です。
   
 
関東や東北は割と知っていると思います。でも西の方には全く土地鑑がなく、福井県から滋賀県などというと、関東でいえば埼玉県から新潟県に行くくらい遠いのではないかと思ってしまうのです。が、実はとても近い、なんか敦賀を出てからすぐに琵琶湖についてしまったような感じでした。
 
 
 
   
 
しかし琵琶湖は大きいですね。 地元の方には当たり前なのでしょうが向こう岸が見えません。
   
 
 
 
   
 
湖周道路が整備されていて気持ちよく走れました。
   
 
 
 
   
 
朽木へ行くにはそろそろ山側へ入らなければとは思うのですが土地鑑の無い悲しさ、曲がるポイントが分かりません。ここではないかと思うのに標識を見落として、トーチャンは お前戻って、歩いて見てこいと、人使い荒いのです。
   
 
 
 
   
 
どんぴしゃり、曲がるべきところで曲がれたのです。ご褒美に、みぞれとスポーツドリンクを与えられました。
   
 
 
 
   
 
293号線に入り、こんな広い道が、こんな交通量の少ないところに必要あるのかと思いながら、そろそろお昼にしよう、食堂あったら入ろうね、とこの辺までは気持ちよく走っていたのです。
   
 
 
 
   
 
まだまだ景色の話しなど、しながら走る余裕もありました。
   
 
 
 
   
 
何と、こんなところを走る二人連れ、なんか体型が似ているような気が、、、もしかしたらうちらの方が様になってるかもなどと、ささやき合うゆとりもあったのです。
   
 
 
 
   
 
高島市、名前がいいよね、きっと良い町、良い人たくさん、おいしい食堂があるよね、などと天気にも恵まれ、何の不安もないひと時だったのです。
 
 
 
 
   
 
車が沢山止まってるから、食堂でもあるんじゃないか? と思ったら鮎釣りでした。
   
 
 
 
   
 
人家がなくなってしまいました。みぞれを食べたコンビニでおむすびかパンを買っておくべきだった、戻ろーか?
   
 
 
 
   
 
やだ、食堂どころかシカが出るって、タヌキも出るって、トーチャン、シカ鍋か狸汁作ってよー。
   
 
 
 
   
 
奇跡的に、ほんとうに奇跡的に、食堂があったのです。
   
 
これはモー今日の宿、朽木までひもじい思いで行くしかないかと悲しくなってきたとき、製材所の奥さんがボケ防止にやっているという店がありました。あったのはラーメンとお土産用鯖寿司だけ、もー十分すぎるほどです。嬉しそうでしょう?
 
 
 
   
 
自転車旅の良さの一つに、現地の美味しいものを食べられること。
   
 
自転車旅では、できるだけ現地調達を心がけています。が、時々今回のように山の中に入ってしまい何もなくなってしまうと、本当に悲しくなります。お店の奥さんから後光が差しているようでした。こんな山の中でなぜ鯖寿司か?などとは考えず、完食しました。
 
 
 
   
 

お助け食堂から本日の宿はすぐ近くでした。こんなに大きな施設に宿泊客は2組だけでした。

   
 
 
 
   
 
おなかも空いてないし、ゆっくり休めるし、幸せなのです。
   
 
 
 
   
 

お風呂からの帰り道、踊りだしたくなってやってしまいました。とても気分の良い一日でした。

   
 
 
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