【ケガによる引退、悔しい想いを胸に】
ジャコラの創業者である中曾克彦、紀彦兄弟は、ともにトップレベルのスキルを持つラグビー選手だったが、現役時代のケガにより選手生命を絶たれた。ケガによって引退を余儀なくされるアスリートを数多く見てきた経験と、自身らにも降りかかった境遇から「次世代のアスリートが自分たちと同じ道をたどらないでほしい」「競技でよりいいパフォーマンスを発揮してもらいたい」という強い意思を持ち、「For Professional Athletes」の理念の下、商品開発に乗り出した。
中曾 克彦 (兄)
中曾 紀彦 (弟)
2005年の会社設立当初は、サプリメントメーカーの代理店業務を担い、商品開発のノウハウや販路の開拓などを学びながら、現役時代の人脈をたどりつつ、新事業への展開を模索していた。2007年、経営が軌道に乗り、同社初のサプリメント、「クエン酸パワー・Nankotsu II POWER」を発売した。同品はその後、「コラーゲン II POWER」にリニューアル。“次世代型ジョイントサプリメント”と銘打ち、非変性 II 型コラーゲン、プロテオグリカン、MSMなど傷ついた関節や軟骨を保護する成分と、鎮痛作用のあるキャッツクロー、筋骨草などを配合した。さらに、抗炎症作用が認められる5-Loxin®(ファイブ-ロキシン)を組み込んで商品価値を高めた。
市場での同社商品の評価が上がったことで、2008年にはラグビートップリーグに所属するトヨタ自動車ヴェルブリッツとの契約締結、2010年には水泳・北島康介選手を輩出した東京スイミングセンターの推奨商品として認定されるに至った。