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ゼロから始めるMTB in王滝 step7 SDA in王滝 9月 秘訣1

 
 

 
完走の秘訣大公開!?
                   
かまきち   ケイ   サキ                
                         
               
いそべー   ゆみた   TKO   たかやん   ガーサス        

 
カマキチ
バイク:2008年モデルマラソンカーボンチーム
フォーク:アクソン RLD 15QLC
ホイール:クランクブラザーズ コバルト3 ブルー
メーター:ガーミンエッジ800J
サドル:サーファス TEGU 
シートピラー:KCNC SC PRO LIGHT 
バッグ:キャメルバッグ 
スプロケット:BBB DRIVE TRAIN 10S 11-34T
サドルバッグ:BBB イージーパック L
サングラス:BBB セレクト イエロー 

持ち物:
JACOLA クエン酸パワー 2.5L 
パワージェル 10個 
菓子パン 1個
予備チューブ2本
チェーンカッター付きミニツール
タイヤレバー1本
CO2ボンベ3本 
ミニポンプ 

初めて出場した時は5月 第3チェックで7分足りずにリタイア 
2回目も5月 初完走9時間45分くらいだった記憶がある。第3チェックを通過できた時は本当にうれしかった。
3回目、大雨の5月 コースが川の増水で渡れなくなり、第3チェックポイントでレース中止。コースが川になっていて大変だった。
4回目、初の8時間代 8時間10分 これが今年の5月。

そして迎えた5回目の王滝。
初の逆コース。
いつも高低差表を大会プログラムから切り取ってバイクに付けていたが、今回はそれがない・・・。
GTサポートライダーの山中選手のブログに高低差表が載っていたので、それを見ながら手書きで作成。ザックリとした高低差表を貼った。
前回の王滝で愛用していたサドルバッグのストラップが切れてしまったので、新品に買い替え。
あとは5月の王滝と持ち物はほぼ同じ。
JACOLAのクエン酸パワーは5月の時は少し薄めて持って行ったが、今回は正しい希釈で持っていく事にした。
パワージェルは10本。最低でも1時間に1本飲もうという計画。
念のためパンを一個バッグに入れた。

バイクはGTのi-drive搭載 マラソンカーボンチーム。
初出場の時にギアが足りず、登りきれないような状態だったため、BBBの11-34のスプロケットを購入。
前回の5月は34Tはほとんど使わなかったので、元々付いていたXTRの11-32Tに戻すことも考えた。しかし初めての逆コースの不安もあり、念のためそのままにした。
サドルはゲル入りのコンフォートサドル。お尻の痛みがゼロ。
直前にペドロスチェンマシンでチェーンをきれいにしたので回転も劇的に軽くなった。
あとは頑張るだけ。

当日 スタートは最後尾から。5月と違い参加者が多く、スタートゲートをくぐるまで3分くらいかかった。
最初はアスファルトの登り。じわじわと抜かしながら走る。メンバーとは途中でお別れ。
最初の50キロはインナーギアに入れない!つもりでミドルギアで頑張る。
第一チェックで水を2杯飲み、すぐにスタート。
下りはパンクも怖いし、砂利にハンドルが取られるのでスピードは控えめに。
高度表が手書きで不正確なので、まだ登るのか・・!ということが多かった。
第二チェック前の長い登りも何とかクリア。チェックポイントではまた水を2杯。おいしい。
第三チェックも通過し、あと2回登りを頑張ればあとは長い下り!
7時間代でのゴールが今回の目標だった。メーターを見ると微妙な感じ。気持ちを奮い立たせ、ペースを上げる。
最後の下りは疲労であまりスピードが出せないが、できる限りのスピードで飛ばす。

”まもなくフィニッシュ”の看板が見え、やっとゴールゲートが見えてきた。
減速してくださいと言われたが、喜びのあまり、ついついスピードが上がってしまう。

7時間45分30秒で332位でのゴール。
目標の8時間切りを達成!

ゴールした瞬間は5月はもういいかな・・と思っていたが、レポートを書いている今はまた絶対でよう!という気持ちになっている。
これが王滝の魅力だと思う。

天気が良ければ景色も良いし、空気もおいしい。仲間がいればさらに旅行気分も味わえる。
MTBを持っている人ならだれでももっとたくさんの人にチャレンジしてもらいたいと思う。

2013年5月の目標
7時間切り!
メンバー全員で完走目指して頑張りたいと思います!
 
 

 
ケイ

バイクスペック
GT2012年モデル ZASKAR100 9R PRO
変更点はハンドルをKCNCのSC、ボーン、ステムをBBBのフルファイバーにして軽量化のみ。
ステムは100mmのものを逆さに着けてちょうど良いポジションになっています。
ペダルはcrankbrothersのアシド(廃盤)からキャンディー3に変更。
踏み面の広さも充分あるため長距離でも足裏が疲れることも無く、旧型に比べベアリングの回りもスムースなことが良いです。


持ち物
ボトルは走りながら取れないことと走行中に落とす可能性が高いので、キャメルバックを使用しました。
キャメルバックは保冷性が高いためゴールまで水が温まることはありませんでした。
また、水の冷たさが背中に伝わり身体を冷やしてくれることで体温の上昇を防ぎます。
補給はJUCOLAクエン酸パワーで乳酸をエネルギーに換えていくことで疲れも足の攣りも無し!
3000キロカロリー以上消費するためエネルギー補給はジェル系のものを消費分持参。
その他にお稲荷さんとソーセージを食べて気分転換しました。

実は今回、20kmほど走ったところでリタイアを決意しました。

スタート時は早朝6時ということもありはとても寒かったのでキャメルバックにお湯で溶いたJUCOLAクエン酸パワーを入れてスタートしたのですが、
キャメルバックの優れた保温効果によって中身は一向に冷めることが無いことと裏腹に気温はぐんぐん上昇。
暑いなかお湯を飲んだため体温もぐんぐん上がり汗が止まらずパワーも出ない・・・
なんとか第一チェックポイントに着いたものの体調は良くならず、後続のメンバーを待って一緒にリタイア・・・

しようと思ったら10時の制限時間になっても誰も来なかったので、気持ちを改め再スタートを決意!

すぐ先の天然エイドステーションで冷たい水を補給したら元気爆発でその勢いで第二・第三チェックポイントを滑り込みでクリアーし
5月に引き続き完走することが出来ました。

また王滝に大切なことと教えられました。

完走のポイント
僕はダウンヒルをメインにやっていて下りが得意、逆に上りは蚊が停まるスピードなのでいかに下りで休憩するかがポイントです。
下り区間はコーナーの手前で一発ガツンとブレーキを掛けてコーナーに侵入、コーナーリング中はブレーキを解放することで
スピードを殺さず下ることが出来ます。

 

 
サキ
GTのプロモーションのため、仕事では4回も来たことがありますが、レースの王滝は初参加です。まずは最後まで100km完走を目指してトラブルを回避すること、トラブルになっても修復して走りきることを目的にしました。

バイク:リア150mmトラベル、フロント100mmトラベルにしたFORCE
XC系のバイクが並ぶ中オールマウンテンのフォースは辛いかなと思っていましたが、意外と普通でした。2kgは重くなってしまいますが、ペダリングロスの少ないiDriveなのでストロークがあっても、上りではしっかりペダルをこげましたし、下りは軽快なダウンヒルを楽しめました。あまりタイムは求めていないので、フロントのストロークをもう少し伸ばしてもっとダウンヒルを楽に走れる仕様にしてもよいと思っています。
タイヤ:サイド部分もしっかりゴムが張ってあって切り裂きに強く、転がりの軽いSERFASのHPケブラー。アンチパンク層もあり、転がり面のパンクも低減してくれます。そのおかげか1度もパンクせずに走りきることができました。ありがとうジョン・デンソン(serfas本国の方)

給水:キャメルバックCHARGE LR
腰に巻きつくタイプのリザーバーで、実際にオフロードを長時間走ってその良さを実感できました。丁度腰骨の上辺りにリザーバー部分が来て後ろから誰かに抱きつかれているようなイメージです。自分で2Lの水を背負っているという感覚がほとんどありません。スタンディングで乱暴にこいでも腰周りでがっちりホールドされているので、バッグが左右にずれることもありませんでした。縦長のリザーバーを背負っているときに比べてはるかに楽に走れます。ハイドレーションバッグは残量が見えないのが難点ですが、このLRリザーバーは腰の部分を押せばどの程度水が残っているのかもおよそ知ることができます。さらに今回のレースで役立ったのがウエストポケットです。走行しながら補給食を取り出したり、食べ終わった袋を入れるのに大活躍。このポケットが無かったら何度も立ち止まってリュックのポケットから出し入れしていたでしょう。
特殊なリザーバーであるが故に水の補充がやりにくいのでは無いかと思っていましたが、ボトルで水を汲んで継ぎ足していったので、簡単にリザーバーへ水を入れることができました。荷室は補給食一式+ウィンドブレーカーを入れて一杯になったので、かさばる荷物を持って走る方には小さすぎるかもしれませんが、キャメルバックのCHARGEはその軽さと安定性の良さで活躍してくれました。
アイウェア:BBB SELECT
泥や石が飛んでくるオフロードの場面で活躍したBBBのSELECTは、さすがツールドフランスで鍛えられただけあって、レンズ1枚を隔てた外部の影響をほとんど受けない形状になっています。ものものしいフルカバータイプのレンズに最初は抵抗がありましたが、一度使用するとその安心感に驚きました。石や泥水、茂みの草などが飛んで来ても完全にカバーされていますし、視界が広いので長時間かけていてもストレスがほとんどありませんでした。汗をかいても曇ることも無く、クリアな視界でレース最後まで転がる石たちを見つめることができました。
補給食:8時間の中で濃い砂糖液のようなジェル状のものをフレームにガムテープで巻きつけて10本、固形のバーを4本食べました。固形のバーは後半体力が消耗してくると口に入らなくなってくるので、ジェルを1時間に2本ペースで口に入れてエネルギー不足にならないようにしました。飲み物はスポーツドリンクにナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムがバランスよく入っているタブレットをさらに溶かしたものを飲みつつ、塩飴を舐めながら体内の浸透圧と水分を調節。心配性でバッグに固形食を15個ほど入れましたが、すべて翌日のおやつとなりました。
コースマップ:距離よりもアップダウンを見ながら走ったほうがよいと当日教えてもらったので、カマキチ師匠がインターネットで見て書いた高低差表をさらにデフォルメしてハンドルに取り付け。いわゆる道が書かれたマップよりも高低差表が、永遠に続くのではないかと思えるヒルクライムが終わる目安を示してくれて役立ちましたが、あまりに大雑把すぎて役に立たないところも多数あり。事前にコースマップは印刷しておきましょう。
足の保護:長時間の運動でいつも悩まされているのが膝の痛みとふくらはぎがつることです。いろいろと調べて冷やすのが良くないということだったので、BBBのハイレッグを着てみました。結果は膝も筋肉も快調でほとんどトラブル無く最後まで走れました。ハイレッグは真冬でも使える保温力の高いレッグウォーマーですが、通気性が高いので、気温27度の日中もずっと使っていましたが、不快さも無くしっかり足を守ってくれました。
その他持ち物:チューブ3本、携帯工具、ミニポンプ、チェーンリンク、ガムテープ

実際に走ってみて
スタートから続く1時間以上の長い登りから始まり、常にアップダウンのある休む暇の無いコースは想像以上に疲れました。大きな石や砂利など避けながら走ったのですが、平地の砂利で滑って竹薮にダイブを1回、登りで石にタイヤを弾かれて1回転びました。大丈夫と安心している時に大体コケてしまうんですね。幸い怪我もなくすぐに復帰できました。そして2時間フラットハンドルを握っていると小指の付け根あたりが痺れてきて、バーエンドと持ち替えながら特定の神経を圧迫しないように最後までこまめにポジションを変えて走りました。最近平べったいグリップが人気ですが、自分には関係ないと思っていましたが、王滝には必要でした。皆さん王滝前にはserfasのプロフローグリップを買いましょう。
休憩はしないと決めていたので、第一チェックポイントに到着しても水だけさっと補充してすぐに出発。1/3走った時点で2L飲んでいました。かなりたくさん水を飲む方ですが、チェックポイント以外でも沢で水を汲める場所が10箇所ほどあったので、干からびる心配はせずに走れました。後半はどんどんペースが下がってきて、平均の心拍数が165→155→145と順調に体力を消耗していきました。心配していた足が攣ることはなかったのですが、背筋(腰)が痛くてたまらず、途中でサドルを下げたり、立ちこぎをしたりと背筋をできるだけリラックスさせるように何かと動いていました。練習不足と高すぎるサドルとハンドルの低さが合わさってとんでもない腰痛と後半はずっと戦っていました。
パンクもチェーン切れも無く、最終チェックポイントに到着。時計を見ると足きりの1時間前に到着して一安心。ゴールが近くなったからなのか、周囲の人のペースが上がり、それにつられて私もペースを上げて無事ゴールしました。ゴール地点ではサスガ隊長と同期のカマキチ師匠が笑顔で迎えてくれました。もう一人の同期のケイさんもゴールして、無性に感動しました。あんなに腰が痛かったのに、1日経つとまた出たいと思ってしまう記憶力の無さでまた来年も走っているかもしれません。次回はフロントフォークを長めにしてのんびり下れる仕様でいこうかな。
 
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