ベクター3オーナー必見! 新パワーメーターへ換装するペダルボディ「RALLY コンバージョンキット」

ベクター3

私事ですが、愛用していたベクター3ペダルがくたびれてきたことをご報告します。

 

ペダルはどうしても外で使いこむとある程度は仕方ないところではありますね。外側だけならまだいいのですがバッテリー蓋受けの雌ねじスレッドもちょっと削れてしまっていたので、漠然とどうにかしたいなと思っていました。

ですが10万円そこそこするパワーメーターをポイポイ新調できるような富豪には筆者は至れていません。

そんな折、Garmin社から発売された新パワーメーターRALLYはコンバージョンキットというペダルボディ単体のキットがあり、ベクター3にも互換性があるという耳寄り情報が!ご存じの通りRALLYはLOOK KEO対応のほかにSHIMANO SPD-SLクリート対応版があります。

つまり、ベクター3ペダルをSPD-SL対応ボディに換装することもできるんです。

 

ベクターを使い始めてからはLOOK KEOクリートに慣れ親しんでいましたが、もともと筆者はSPD-SL派。高出力時のホールド感はやはりシマノ製のほうが安心感があるように感じます。またクリートを戻す絶好の機会が巡ってきました。

 

GARMIN RALLY コンバージョンキット

RALLY コンバージョンキット

こちらが噂のコンバージョンキットです。あまりそれをする方は多くないと思いますが、このコンバージョンキットの存在によって、一つのペダルでSPD-SL⇔LOOK KEOの行き来も可能です。またベクター3ペダルであればそちらのボディも互換性があるため、手元のデバイスをアップグレードすることもできます。

お値段は税込み ¥26,400。決してお安い値段ではありませんが、今ベクター3ペダルを使っている方がパワーメーターを新たに考えているのであれば、こちらを使ってのアップグレードも十分選択肢に入るのではないでしょうか。

セット内容

ペダルボディ 左右 1セット

クリート ペダルボディ対応品 左右1セット(取付金具付き)

バッテリー蓋 左右1セット

その他一部補修パーツ

取り扱い説明書(多言語対応)

 

それでは必要パーツを手元に揃え、ベクター3ペダルを分解、本体シャフトを移植していきたいと思います。

作業自体は必要工具等揃っていれば個人でも行えますが、自信がなければ専門の技術を持った自転車専門店で行っていただくことを推奨します。

分解の方法については以下の過去記事に詳細がありますので参考にしてください。

ガーミン ベクター3/RALLYペダル オーバーホールマニュアル

 

マニュアルに従ってバッテリー蓋、バッテリーケース、スピンドルナットの順に外し、スピンドルを引き抜きます。

分解したパーツを洗浄したら、今度は先ほどの逆の工程でグリスアップしながら新しいペダルボディへ組付けていきます。

基本的にはもともとついていたパーツを移植していくことになりますので、パーツを失くさないよう注意してください。

② バッテリー蓋 と、 ⑦/⑧ ダストシール はコンバージョンキットに含まれていますが(ダストシールはペダルボディに挿入済み)、そのほかは元のパーツを流用していきます。

注目ポイント紹介

実際にペダルを分解・組み立て作業していくと、RALLYペダルへのモデルチェンジで確実に進化していることがよくわかるかと思います。

ここではいくつか注目していただきたいポイントをご紹介します。

実際に本体を開けてみるとわかるのですが、Garmin製パワーメーターの中枢となる電子系はバッテリー関連以外はすべてこのスピンドルに詰まっています。

よくペダル型のパワーメーターだとペダルヒットで壊れてしまうのではないかと心配される方も多いのですが、ライダーの踏力を受け止める前提でつくられた強度のスピンドルに、周りはペダルボディで覆われているわけですから、本来そうそう壊れるような設計ではないということに気づくかと思います。

余談ですが、ベクター3ペダルのメーカー有償修理費がVector 3 ¥64,000(税込 ¥70,400)/Vector 3S ¥39,500(税込 ¥43,450)ですので、心臓部のスピンドルが無事なのであればコンバージョンしてしまった方が実は安上がりです…。

今回のRALLYへのモデルチェンジで大きく進歩したのがやはりこちらのペダルボディ側です。

ベクター3はパワー計測をスピンドルに内蔵した初めてのフォーマットであったためかバッテリー周りの設計にいくつか欠点があり、このペダルで起こるトラブルの要因の多くはこの部分に起因するものでした。発売後期のベクター3はこの点を改善すべくバッテリー蓋の設計を大きく改善し、計測上の問題はほとんど起きなくなっていました。

今回のRALLYはそのバッテリー蓋の設計改善に加え、ボディ側の雌ねじ受けも金属に置き換えることでバッテリーの固定をより確実にしたことが個人的に評価の高いポイントです。

今回もちろん選んだのはRS200用ペダルボディ。これでSHIMANO SPD-SLでGarminパワーメーターが使えます。RALLY へのモデルチェンジ一番の目玉です。SHIMANOクリート対応ペダル型パワーメーターの完パケ品は現状ほかのどのメーカーにもないため、これを待っていたという方も多いと思います。

このSPD-SL対応ボディはLOOK KEO対応のボディと見比べると、多少、踏み面のサイズが大きいです。おそらく使用するクリートの違いだけでSHIMANOペダルを使った際のカッチリ感は出ないだろうという意見もあるかと思いますが、実際に使ってみるとRALLYペダルxSPD-SLとベクターペダルxLOOKKEOの組み合わせでは主観ですが、SPD-SLのほうがカッチリした使用感を感じます。

バッテリー蓋の電池を入れる部分はベクター3の最終型と同様のデザイン。電池の通電に関してはおそらくこの形が最も煮詰められた結果ということでしょう。ベクターとの違いは蓋の金属部分がより硬質な素材になっています。バッテリー交換でつけ外しが多い部分でもあるため、工具を差し込む機会の多さを考えてもユーザーフレンドリーな変更かと思います。

組み立て完了!

素敵!これで私のベクター3もRALLYペダルに!

次回ブログではパワーメーターについてどういう使い方ができるか、パワーやFTP、TSSといった数字を目を爛々と光らせながら気にしている方々とは違った視点でご紹介できればと思います。

お楽しみに!

Garmin RALLY RS200 商品ページ

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