本場アメリカのグラベルレースに参戦 2020年のレース編 中村龍太郎

今更!?となっていますが、来る6/5のUnbound Gravel(旧名Dirty KANZA)に向けて2020年のグラベルレースについて思い出そうかという次第。 2020シーズンのグラベルレースは以下の三レースに出場しました。

8/2/2020 HARDford 50 Gravel Grinder 50mile 12位

8/8/2020 KENTUCKY GRAVEL CHAMPIONSHIP 63mile 4位

8/29/2020 “45” 45mile DNF

 

まずは初戦となったHARDford 50 Gravel Grinder。

身重の妻を家に残し、テネシー州まで3時間の道のりを車で走らせたのはレースがあまりにも少ないためであってその節は妻には申し訳ないことをムニャムニャ。

50Mile=80kmのレースで終わってみれば獲得標高は1900mと、かなり過酷なレースだった。 レーススタートで車を追ってパレード走行。

グラベルの登りが始まると同時に集団がばらけ始めた。一個目登りは3.78km/259mUP/6.8%の未舗装路。 先頭で自分のペースで登っていたが、少しオーバーペースで頂上付近で先頭から離れる。先頭はEvoq.bikeというチームの三人とMTBの一人。 若干離れたが650B×47Cのタイヤは下りで安定しており、グラベルバイク+700であろうEvoq.bikeの三人にはすぐに追いついた。

下りのアドバンテージを感じる。MTBの選手は三人を千切っていたようで、下り切った川沿いの舗装路で追いついた。 今回の自分の機材選択は、下りも安定しているし、舗装路もそこそこのペースで走れるしで、いいとこ取りなんじゃないかと気づいた。その時は。

登りは合計で三か所あり、二個目は山の側面ひた走る緩やかな登りで6.56km/433mUP/6.6%の登り。

緩やかな登りとはいえそこそこスピードが出る+くねくねしている道なので、ほぼ先頭固定でぶっ飛ばすとEvoq.bike勢が苦しそう。 MTBerは完全にちぎれて、3対1の状況。そのまま下りに入る。下りでは野良犬の並走がめちゃくちゃ怖かったが、コーナーが少なく三人を引き離すことはできない。

https://twitter.com/ryno_nakamura/status/1290106764491255808

そのまま4人で三個目の未舗装路登りに突入。12.37km/702mUP/5.6%と最長。 ただ、この登りが終わればゴールまで長い下りなので、ここで我慢すれば勝ち目はある。

我慢しようと心に決めて麓のエイドステーションをパスしたが、顔を上げると、道幅も広く、だらだらとした直線で心が折れるタイプの登り。 12kmは知らなかったけど、前二つの登りよりも長いことは知っていたので、心ぽっきり。 三人からズルズル遅れ、ハンガーノック気味になり、完全にストップ。しばらく休んで登りきりを目指すとエイドステーションがあったのでピットイン。ポテチが異常に旨かった。

そこからは後続に抜かれる一方で、下りで回復したと思っても、ちょっとした登り返しで足が攣ったりと散々。ゴールするころには12位まで後退していた。 序盤に調子に乗りすぎることはよくあることで、しかも勝手のわからない初めてのグラベルレースだったので慎重にいくべきであった。

 

次戦のKentuckyGravelChampionshipは感染を避けるために5人ずつの時差出走。

レース名に「Gravel」って入っているのに、スタート地点で笑われ、悔しいから同じグループの選手を秒で千切ったった。 前のグループは1分差で出ていて、有力選手は当然最初の方のグループで走っているので、6分差が最初からついている。 できれば早々に追いつくのが精神衛生上良いと思ったので、最初から全力。 このレースは無数のアップダウンが繰り返され、登りの勾配もきつく、ガレ場を下らせたりと確かにMTB向きのところもある、がグラベル区間も長いため、どっちが有利かは半々といったところ。

自分は47Cをつけていたので、両方いいとこどりな機材選択になった。がやはり20%を超えるであろう激坂は自転車自体が重く、上り切るのにギリギリだった。 以前試走を行っていたが、若干の変更があり、試走で下ったところを上るなどの忘れてしまった部分も多々。

川渡とバギーコースの重い泥は相変わらずで、徐々にペースを落としているのが自分でもわかる。序盤にある程度の選手を抜いてしまったので上位三人は結局見ることはできなかった。 なので対選手ではなく、基本自分との戦いで、補給はしっかりとれたが、最後の方はヘロヘロ。

結局全体の4位と表情台に載れず。3位との差は1分であったので悔しいところ。 今年も出場予定なので、表彰台には乗りたい。

 

最終戦は”45″という名のレースで文字通り45mile走る。

スタートして舗装路の登り4kmほどを全力で走ってMTBerたちを千切ろうと画策し、6人ほどが残った。 そこからは林の中のトレイル区間で、やはりMTBの方が早い、トップ選手はアッという間に見えなくなってしまった。 二番手以降は技術的に自分のグラベルバイクの操作技術とトントンな感じだったので、packで走る。一度濡れたコーナーで転んだが、すぐに復帰。

林間トレイル区間が終わるとダムの上を走る舗装路に出る。出る前にトップチューブに入れていたボトルを落としてしまったので、packからは離れていたのだが、この舗装路で復帰。

自分以外はみなMTBだったので追いつくのは簡単だった。そのままグラベル区間に突入。先頭のMTBerが見えて興奮していたところに後輪のパンクが発覚。まだ半分にも達していない25km地点。 持ってきたチューブを変えようとカバンから出すと、まさかのロード用のチューブ。ダメもとで入れてみたが、650×47Cは一切膨らまない。終了のお知らせ。

ディレーラーが折れたおじさんと二人、ピックアップトラックの荷台でドナドナされて帰還。 悔しいが、確認を怠った自分のせいであり、早めにチューブレス化しておけばよかったと後悔。 来週末に45のレースが開催予定なので昨年のリベンジをしたいところ。

 

中村 龍太郎(なかむら りゅうたろう)

チーム:イナーメ信濃山形、CrankWorksBicycle

2015年全日本選手権個人タイムトライアルチャンピオン。一般企業に勤めるフルタイムワーカーでありながら、Jプロツアーを走り1桁台の順位を量産。トラックレースにも参戦し、全日本オムニアムでは3位。2019年から仕事の関係でアメリカ・ケンタッキー州在住。

主な成績

・2015年 全日本選手権 男子個人タイムトライアル優勝
・2015年 Mt.富士ヒルクライム優勝
・2016年 全日本選手権オムニアム3位
・2017年 JBCF Jプロツアー 前橋クリテリウム2位

使用機材

ロードバイク:Felt FR FRD

TTバイク:Felt DA1

トラックバイク:Felt Tk FRD

グラベルバイク:Felt Breed 30

ヘルメット:BBB マエストロ

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