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高スペックで走りがいいレース向けロードを求める人に 【F5】



高スペックで走りがいい
レース向けロードを求める人に

 オールラウンドな性能で人気のFシリーズ。フレームの各所がしっかりとした造形で、あらゆるシーンで最大のパフォーマンスを約束。まぎれもないレーシングバイクで、軽やかな走りが特長だ。カーボン素材も上位モデルに迫る高級素材を用いる。クランク以外はシマノ105 をアッセンブルする。

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  フェルトのロードバイクラインナップ中、レースでの使用を前提に開発されているのが、モデル名に「F」がつくFシリーズだ。ヘッドチューブは短め、トップチューブはやや長めになっており、ハンドル位置を低め、遠めにしやすい。この設計は、上半身の前傾を強くするレースに適した姿勢を取ることを狙っている。
  F5を走らせると、クランク剛性が高く、ダイレクトに駆動が伝わっていると感じる。これはBB規格に「BB30」を採用し、クランクもFSAのBB30用を使用しているからだ。クランクがシマノ製でないからといってガッカリする必要はない。むしろこのスペックが合っている。
 さらにF5では、フォークコラム下側を1-1/2インチの大径とし、ヘッド周りの剛性アップを図っている。これにより、自転車の横方向への動きがよく、自分の思いどおりに操れる。もちろん、高速走行時や下りでの安定性も高い。
 フレーム、フォークともにしっかりしているので、ダンシングでの進みもいい。 フレーム設計、スペック、走りのどれもがド真ん中なレース向けロードだ。
  オールラウンドなFシリーズ。この価格でこのスペックは、マスプロダクツの強みといったところ。十分に練られた設計で、安定した性能をキープしつつも、低価格を実現している。万能なコースに向けてコンパクトドライブを装備し、あらゆるコースに妥協しない走りができる。
 フレームの質感は必要な剛性をもちつつも、ほどよくマイルドにしたようなフィール。踏み出しの軽さを損なうことなく、脚に優しい雰囲気。全体的な剛性も高い。上下異径ヘッドやBB30導入のハンガー部は必要十分だろう。ハンドリング性能はニュートラル。低速から高速域まで安定したバイクコントロールが可能。シンプルなグラフィックはいうことなしで、少ない配色ながらも高級感を引き立てるのがうまい。ホイールや重さがやや気になるが、トレーニング用と割り切りたい。もしも贅沢をいえるならレースやイベントにはフレームの性能を開放するような、ミドルグレード以上のホイールを履かせたい。それだけのことを行うだけのメリットがあるバイクだ。
短めに設定されたヘッドチューブがFシリーズの証。低めのハンドル位置を可能にする。 BB規格は“BB30”。クランクはFSAゴッサマーのBB30用。高い剛性が走りに好影響。 フロントフォークには、上位モデルにも用いられる“UHCアドバンスド”カーボンを使用。 左チェーンステイ根元には、電動コンポーネントのバッテリー用台座が備わっている。
©funride

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