踏めば応えてくれる軽快なライディングフィール | |||||||||
もはや市民権を得たといっても過言ではないディスクブレーキ搭載ロードバイク。さもすれば、サードパーティにも注目が集まるが、700Cホイールにおいてディスクブレーキ対応ホイールはまだまだ少ない。そんな中でA-CLASSは早々にディスクロード用ホイールを用意している。 このCXD4はディスクロード用のニューホイール。14年には2タイプのホイールを用意しているが、このCXD4は最上位に位置する超軽量ホイールである。前後ペアで1536gとオードソックスなロード用ホイールに匹敵する軽さを実現している。リアは多段化にともなうオフセットリムを採用し、前後とも24Hのスポークで組み上げられる。リムはチューブレスレディで、ディスクブレーキ専用となる。 フロントは2つのシールドベアリング、リアはなんと4つのシールドベアリングを用いることで優れた回転抵抗をもたらす。またフロントハブのアクスルはアダプターを用いると15mmアクスルに対応することができる。 黎明期にあるディスクブレーキを搭載したロードバイクやシクロクロス用バイクの、テストライドを人一倍積んでいるとはいいがたいが、ロードバイクの性能から考察した印象としてとらえてほしい。 実際にそのホイール重量は走行感に現れていて、踏み出しは想像を超える軽さを実現している。今回はブロックタイヤを装備していたが、それでもスムーズに回転するようだ。ホイール全体の剛性は高めで加速性能もよい。丘などを上っているとディスクロードであることを忘れてしまうほど実に軽快に走る。軽さと剛性をバランスよく両立していて、シーンに適した性能を実現したのがこのホイールから感じる率直な意見だ。ホイールが真円を保って進んでいるのが、印象として強く残っている。前後ともにネガティブに感じるようなねじれが少なくレスポンスよく転がってくれるのだ。 スポーク数はフロント、リアともに同じで、近年の"スーパーホイール"を目にしているとスポーク数は多めに感じるが、ディスクブレーキの制動性能に対応するパフォーマンスを確保し、悪路を走行するシチュエーションを考えると申し分のない設計だろう。ブレーキングによるたわみやスピードの加減速でのストレスはまったく感じることなく自然に扱えた。外周部を制約から解き放ったことで実現した運動性能はディスクロード自体の将来を明るくする素材にも感じられた。当ホイールに関しては価格もリーズナブルで、実に費用対効果の高い製品といえる。 |
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価格帯、最高の軽量性を誇るCXD4 | |||||||||
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