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第29回 特別編3 オーストリア、クロアチア、ドイツ(前編)その2

クロアチアの首都はザグレブです。ザグレブに入った所で最初に見た自転車はこんなのでした。
ザグレブは学生さんが多く、街の中では通学車らしきを沢山見かけました。
かわいい市電も走っていました。
変な人もいました。
市電と、自転車がすれすれに走っていて、見ていて怖かったです。
楽しみに自転車に乗っている人もたくさん見かけました。
街中の自転車はスポーツタイプの物もありましたが、子供乗せの付いた物もありました。
ザグレブではいろいろな方が、いろいろなスタイルで自転車に乗っていました。都市部では自転車は重要な輸送手段であり楽しむ道具なのだと実感できました。
多分二度と行かれないと思いますので紹介しましょう。屋根がタイルで飾られている聖マルコ教会です。異国情緒豊かな建物でした。
聖母被昇天大聖堂、三つのように見えますが、実は二つ。右側に見えるのはよその建物で、真ん中のように見えるのがツインタワーの右側で、修理を始めてすでに30年経っているそうです。終わるまでにあと30年かかるのだそうです。西洋の人は気が長いのでしょうか?
ザグレブからおよそ180kmの所にボストイナ鍾乳洞があります。トロッコで地下を突っ走ります。大きいこと、きれいなこと、今までに見た鍾乳洞の中で一番でした。でも寒かったです。
今まで出てきた地名は余りなじみのないところが多いと思います。そもそもクロアチアがどの辺りか?今回出かける前は分かりませんでした。この写真見たらイタリアとかギリシャとか思いませんか?これはクロアチアのプーラという所にある円形劇場の遺跡です。プーラはベネチアの東、イストラ半島にあり、ローマ帝国の支配を受けた場所というのがうなずけます。
プーラはアドリア海に面した港町です。天気のせいかうら寂しい感じの街でした。
自転車に乗っている人たちも何となくうらぶれた感じの人が多かった気がします。
停めてあった自転車もさえない感じのものが多かったです。
停まっている車もこれが動くのかしら?と思うようなもの。
売っていた魚も美味しくなさそうなものでした。
  そこへ突如現れたツーリング集団。
そしてかの有名なGTブランド、何かいいことありそうな。
あったのです!憧れの、晴天のアドリア海です!!
今日はトーチャンの誕生日。ホテルから誕生ケーキの差し入れがありました。
何と何と、ただの誕生日ではないのです。70歳の誕生日なのです。古希ですよ古希、これはツアーのお仕着せご飯じゃ可哀そうでしょう、ということで私としてはおめかしして二人で高級(?)レストランへ繰り出したのであります。
凄いでしょ、
アドリア海のスキャンピですよ。
そして、飲んだのは
クロアチアビール、その後ホワイトワインが出たのです。
かくしてオパティアの夜はふけて、ホテルまでは海沿いの道をそぞろ歩いたのであります。
 ドイツのミュンヘンへ全日空で飛んで、その日のうちにオーストリアのザルツブルグまでおよそ190kmのバスの旅。その後も毎日毎日バスであちこち案内され、最終目的地ドブロヴニクまでなんと通算2,500kmに及ぶ今回の旅もようやく憧れのアドリア海までたどり着きました。

 旧ユーゴスラビアに属するスロベニアとクロアチアですが、スロベニアは既にEUに加盟しており通貨はユーロ。対してクロアチアは7月にようやくEU加盟という状態で通貨はまだクーナ。

 オーストリアからスロベニアに入るのはバスで、ここが国境です、と案内されるだけで、何もしないで通過できるのにスロベニアからクロアチアに入るには入国審査官がバスに乗り込んできて全員のパスポートをチェックします。国境は自動車が長蛇の列で普通に通れば2時間はかかるとのこと。日本人のツアーだったこと、クロアチアのバスだったことなどで、ずるして横から通してもらい日本人で良かったとつくづく思いました。

 複雑な歴史、宗教、民族など入り乱れた国でバスでガイドの説明を聞いてもとても理解できるものではありません。大聖堂、お城、景色、それに自転車を見るだけでもとても楽しいのですが、もし歴史の知識があればもっと楽しいと思います。

 海外旅行へ行くといつも帰ったら今度こそ英会話を始めようと思うのですが、、、、トーチャンと一緒なら日常生活に不自由しないので結局まっいいかとなってしまいます。歴史の勉強も、英会話も、モー遅いですよね、私だってもうじき古希ですもの。後編はスプリット、フヴァル島、ドブロヴニク、ミュンヘンを紹介します。ご期待ください。
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