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四国 後編 愛媛・高知県  その2

 
 
   
 
じゃーん、いよいよやって参りました足摺岬、宿毛の大雨を取り戻すように快晴。素晴らしい眺めでした。展望台、天狗の鼻からの眺めは格別。海岸線が切り立って人を寄せ付けない面があり、道路の起伏も大きく、岬の展望台付近の駐車スペースが狭い。先端にいるという気持ちは何とも言えないものがあります。
   
 
 
 
   
 
この日は娘もいることでレンタカーを借り観光としゃれ込みました。龍串でグラスボートに乗船、テーブルサンゴやウツボなどを見ながら、“見残し”で下船。“見残”とは…。昔弘法大師がこの地方を歩かれたとき、ここを見残したと悔やんだところからその名が残ったとか。
   
 
 
 
   
 
波や風によって浸食され、岩が蜂の巣状になっていたり、観光地とはいえ野性味にとんだ景色を満喫しました。
   
 
 
 
   
 
アーア、それにしても135kgには遠い体型ですねー。まだまだ頑張らなければ。観光ばかりしてないで自転車のらなきゃー
   
 
 
 
   
 
今夜の宿は四万十市、中村。ちょうど公家行列の日でした。おかげで町は人が多く、夕飯の場所を探すのが大変でした。がっ、めげない私たち、おいしいものを食べるには情熱と行動力が必要なのです。まず、アオサのてんぷら50点。珍しいだけ。
   
 
 
 
   
 
ごりのから揚げ、60点。美味しかったけど、ちょっと塩が効きすぎていました。
   
 
 
 
   
 
ウツボのから揚げ、30点。ごつごつして、ちょっと生臭くて、残してしまいました。
   
 
 
 
   
 
太刀魚の焼き物、80点。トテモ美味しかったのですが大きすぎてマイナス20点。
   
 
 
 
   
 
ウナギの白焼き、70点。ちょっと冷めてました。あ、これ皆一品ずつ頼んだのではなく”何とかセット”についていたのです。念のため。
   
 
 
 
   
 
まだまだ…。私たち辛党だと思っていらっしゃいませんか?
   
 
 
 
   
 
えーそーなんですけど、甘いものだって。
   
 
 
 
   
 
甘いものを食べたところのオーナーの趣味だそうです。イタリアの有名ブランドだそうです。
   
 
 
 
   
 
四万十川を見物しました。沈下橋、この上を自動車も通るのです。怖かったです。
   
 
 
 
   
 
橋桁が3本あるのは珍しいそうです。
   
 
 
 
   
 
観光ばかりしていると本来の135の目的を忘れてしまいそうです。四万十市、中村から特急南風で高知市を過ぎ後免駅へ。土佐くろしお鉄道、ごめんなはり線で奈半利へ。ここが後免駅です。何かさびしくて、でも天気が良いのが救いです。
   
 
 
 
   
 
後免、奈半利線は一両、なのにトイレがあり、車掌さんがいます。
   
 
 
 
   
 
後免から奈半利までの直通もあるのですが、今回は途中の安芸駅どまりで奈半利行に乗り換えました。手前の一両が高知へ戻り、向こう側が奈半利まで行く一両です。
   
 
 
 
   
 
今夜の宿は吉良川町。奈半利からおよそ15km、駅で自転車を組んで、太平洋を見ながら、ほんのひとっ走りです。
   
 
 
 
   
 
吉良川町も古い街並みが有名だそうです。徳島県の美馬脇町も立派でしたが、こちらも立派でした。遠くに吉良川町が見えてきました。
   
 
 
 
   
 
軒が三重になった漆喰塗の特徴のある街並みが続きます。
   
 
 
 
   
 
この町の困ったことは食べ物屋さんの無いことでした。宿を予約した時に、夕食も朝食もできないが、周りにお店はありますとの情報、いつもの通りそこらで食べればいいやと気楽に行ったのですが…。まず宿は普通の民家。お好きにどうぞといった風情。炊事道具は一般家庭のように完璧。自転車旅の醍醐味は上げ膳据え膳。
なんで私が…。
   
 
 
 
   
 
でも確かにお店はありました。昔、魚屋さんと思われるお店が塩、野菜、乾物など何でも屋、今のコンビニになったようなお店がありました。ここで目の前の海で取れた魚をお刺身にしてもらいました。
   
 
 
 
   
 
ビールは300m先の釣具屋さんにあるとのこと。なぜ釣具屋にビールなのかは不明ですが、いいのです、あれば。
   
 
 
 
   
 
つまみは取れたて鯛のお刺身、舞台は太平洋…
   
 
 
 
   
 
15㎞ほどとはいえ、走った後の、プフウアーーー
   
 
 
 
   
 
トンビも空から狙っているような、
   
 
 
 
   
 
そんでもってこんなになっちゃって…
   
 
 
 
   
 
はたと気が付けば、もう夕方、潮が満ちてきて、そろそろお宿へ帰らなければ。今回の四国で最高の夕食でした。明日は室戸岬を経て、徳島県までおよそ70km走る予定なのでこのくらいにしておかなければ。
   
 
 
 

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長距離走の一日が始まります。

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