Vブレーキシューの交換方法

今回は、Vブレーキのブレーキシューの交換方法。 ★★の初級～中級編です。ブレーキを掛けると、リム（ホイールの内枠部分）とブレーキシュー（ブレーキパーツ）の間で摩擦が起こり、ブレーキシューがすり減ります。最近、なんかブレーキの効きが悪くなったような気がするという方、自転車を購入して何年もたっているのに、ブレーキシューを交換していない方、一度ブレーキシューをご確認ください。ブレーキシューの溝、なくなったり、随分すり減ったりしていませんか？シューの溝が１mm以下になった時は交換しましょう。ブレーキ部分はとても重要ですので、是非、確認、そして交換をしましょう。

		準備する道具は六角レンチとプラスドライバー、そして交換用のブレーキシュー

		ここが、ブレーキシューのついている場所。反対側も同じようについています。

		こちらが後ろブレーキ部分です。

		それでは、作業に入ります。まず、バナナを外し、ブレーキを開放します。

		外れました。

		ブレーキシューとシューホルダーが一体化しているブレーキシューの場合は、シューを取り付けているナットを緩めて外します。

		ワッシャーと一緒にシューを抜き取ります。

		ブレーキシュー取れました。

		ブレーキ本体側は、外すとこんな感じになっています。

		因みに、今までついていたブレーキシュー（手前）と、今回新たに取り付けるブレーキシュー（奥）。手前のシューがずいぶんすり減っていたことが分かりますね。すり減ったブレーキシューは、ブレーキの効きが悪くなり事故にもつながるので十分注意すべきパーツです。

		新しいブレーキシューを準備します。

		・・・ズームしてみると、 FORWARD（前方）、L（左側）、R（右側）　と表記されています。取り付ける際に間違わないように注意しましょう。

		次に、ワッシャーの位置関係を確認しましょう。これが正しい順番です。ワッシャーを外す時、ばらばらにしないよう注意しましょう。

		それでは、新しいシューを本体に取り付けます。後ろブレーキの右側を取り付けるので、写真の表示の方向に矢印が向き、「R」と記載されているブレーキシューを取り付けます。

		ワッシャーを順番にはめていきます。

		仮止めの状態にします。同じ作業で逆側のブレーキシューも交換します。

		左右仮止めまでの工程が完了したら、バナナをもとに戻します。

		ブレーキレバーを引いて、シューが正確にリムに当たっているか確認します。これが正しい位置です。横から見たときに、シューがリムに沿っているようにします。

		シューがタイヤに当たっているとタイヤのサイドを痛めてしまいます。

		上から見たときに、シューがリムと平行にセットし、内また（ブレーキシューの下側が内側）になるようにセットします。これをトーインと呼びます。

		調整が済んだらシューを抑えながら、本締めを行います。

		再度、ブレーキレバーを引き、ブレーキがどちらかに偏って動いていないか確認します。

		偏っていた場合は、写真のボルトを緩めたり閉めたりして調整します。

		ボルトを締めると締めた側にブレーキが移動します。逆に、ボルトを緩めると反対側にブレーキが移動します。

今回は初級～中級編ということで、微調整など少し難しかったかもしれませんね。ブレーキは、命にかかわる重要な部分です。自信の無い時はお店へ相談しましょう。