WINTER TRACK#3 & WINTER ROAD#2 中村龍太郎

JBCF沖縄参戦案を中村家財務大臣に棄却され、代替案としてねじ込んだWINTER TRACK#3 & WINTER ROAD#2。

ギリギリまで財務大臣のトラックを完成すべく奔走し
フレーム→TOYO FRAME
BB,クランク,ホイール→三井至氏提供
ハンドル→AMAZONで買ったNITTOの340mm
ステム→丁度フリーダムで捨てられそうになっていた奴
シートポスト→僕が使っていたPRO VIBE(ロゴが全てシートチューブに収まるという現実)
サドル→全日本TT獲った時のfizik
で完成。

練習ホイールの件も含め、協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

土曜日はブランシュのヒカルを拾って会場へ。
7時開門に間に合うように出たはずなのに、飯を買ったりなんだりで1時間遅れの8時到着。受付終了時間なのでヒカルを走らせる。
千佳は250mバンク人生初なので試走させてあげたかったけど、ぶっつけ本番になってしまった。

拠点を構えて、男子はオムニアムの予選から。
出場人数が多いため、ポイント10kmの予選を3組行い、1~6位がA、7~12位がB、それ以下がCと三組に振り分けられる。
今回のWINTER TRACKはジュニア以外の種目は全てオムニアムということで、U17と女子を含めると6つのクラスで振り分けられる。
スクラッチ×6レース、テンポ×6レース、エリミネーショ・・・・・・とにかく凄いぞ静岡県車連。
例のごとく終了時間が21時を超えることはコミュニケの時点で分かっていて、その熱意に感謝すると共に変態さに呆れんばかりであり、参加する側も皆変態なのである。
予選はとりあえず5ポイント位とっておけばAに入れるかなと思っていて、終盤にちょうど日体大と二人で抜け出せたので一度先頭通過させてもらう。
その後のゴールのポイントは譲った。というかもう後ろ追いつかなそうなのに日体君の強度が高くて千切れた…。

次は千佳のスクラッチ。ルールはロードレースと同じなのだが、走路の角度がきつい分変な挙動をしたりするので慣れていないから、見ていてドキドキする。
ゆっくり走ると滑り落ちるというのは口酸っぱく言って送り出す。
蓋を開けてみればうまいこと集団内でも走っていて拍子抜け。だけど帰ってきて「思った以上に走れたよ!」と言われてホッとした。

僕の一種目目のスクラッチは終盤に逃げができるのにうまいこと嵌った。FITSの高橋さんがいたので安心して逃げ続ける。
後ろとの差を確認しながら残り1周の鐘を聞く。逃げのメンバーの中では一着獲れると思っていたので残り半周で前を走る日体が腰を上げたタイミングに合わせてスプリント開始。
しかし後ろからものすごい勢いで福井県ジャージが抜いていく。抜かれざまに「お前どっから出てきた!」と言ってしまっている時点で負け。荒井のケツが少し近づいたけど追いつけず2位。最後まで気を抜かないことが大事なのにね…。

2種目目はテンポレース。こればかりは本当にタイミングとかが分からない。今回は運よく逃げに乗れて三人でポイントを分け合う。
ラップするとポイントはつくけどペースが上がって面倒なのでラップしないように調整しながら走り、最後は再び後ろから追いついてきた荒井にブチ抜かれるも、3位でゴール。

3種目目はエリミネーション。オムニアムで一番好きな種目である。
前二種目の順位から先頭でスタートできたのでずっと二番手に居座る。
前を走る新村の半車身右後ろギリギリに憑けて走り続ける。右から捲られる気配があったら自分も踏んで並ぶことを繰り返す。
前が少しでも膨らんだりすると接触しそうになるがこれをギリギリ回避するのが面白く、ほとんど下を見ながら周りの気配にビンビンアンテナを立てて走る。
しかし集中力が持続するといいのだが、一度切れると飲み込まれる。振り向いて何人いるか確認したところで気が抜けた。
今回は被せられてイン側に追いやられたのち、福井トレインに外側を閉められて6位で終了。

最後4種目目のポイントレースに入る時は106ポイントの2位。2ポイント差で新井が首位だが、勝てる自信は無い。
スタートしてスプリントに加わったりもするがイマイチかかりが悪い。
後ろでヘバッテいるうちに逃げが5人出来てしまう。イマイチ集団も追う意思が合わず、半周つけられてしまって、
このままだとチャンスが無くなるので先頭でペースを落としてわざと追いつかす。
追いついてラップしたタイミングで新村がアタック。これに乗って自らもラップを目指そうという考えだったが、抜け出すことはできなかった。
こうなると最後のゴールポイントの10ポイントに賭けるしかないが、足は悲鳴を上げている。
福井の寺崎とスプリントやっても毛ほども勝てる見込みは無いので、少し前に抜け出すことを決める。
アタックするが、結局キレが無く皆余裕でついてきていて、後ろを振り返って心が折れた。
残りは足が自然に回るのに任せてゴール。結局総合で6位でしたトホホ

すぐに片づけていつも行く台湾料理屋で飯。カーリングの銅メダルに沸いた後、ニュー八景園で宿泊。
元々は従業員用の宿舎だったところを改装して別館にしたのだが一泊5000円弱(素泊まり)は安い。しかも屋上の露天風呂が最高だった。
次の日は朝すき家で朝食をとって、嫁を山に「さぁ、おいき」と放した後、CSCへ再び。
受付で昨日もお世話になった審判の方々とご挨拶。ご苦労様です。

今回のウィンターロードは沖縄に出ていないMATRIXの土井さんの名前が。
足の疲労は抜けきっておらず、とりあえずゴールまで集団についていこうと考える。

PHOTO BY 杉山桂樹

レースは周回賞1000円の度に代わる代わる出ていく日体大に「イライラしてきた」と笑いながら飛び出していった土井さんについていけず。
後ろのローテーションに加わるもほとんど牽けず。日体と金子と青木さんが強くてついていくのに必死。
逃げていた才田さんが降りてきて、先頭は土井さんと津田の二人。6位以内で賞金が出るので集団の頭を獲れば5000円!と思ったけど、
体力余っている日体大×2が抜け出して、高橋さんも抜け出して、残る枠はひとつ。
残り二周の秀峰亭の登り前で後ろとの差が開いたので、おっそのまま逃がしてくれ…と踏んでみるも続かず。
最後一周は「アウターから落とさないZO!」と気合を入れるも、踏む足が無くてストップ。良いとこ無しのヘッポコレースだった。

PHOTO BY 杉山桂樹

それでも久々のロードレースで感覚を思い出したし、千切れそうな時に粘ることも何回かできて、二日間で出し切った感はある。

次はJBCFの修善寺ロード2DAYS。その次の週は白井滋杯で修善寺。一週あけてチャレンジロードで修善寺。もはや修善寺に住みたい。

 

中村 龍太郎(なかむら りゅうたろう)

チーム:イナーメ信濃山形

2015年全日本選手権個人タイムトライアルチャンピオン。一般企業に勤めるフルタイムワーカーでありながら、Jプロツアーを走り1桁台の順位を量産。トラックレースにも参戦し、全日本オムニアムでは3位。毎週末のようにレースに参戦し、レース数はプロをも上回る。

主な成績

・2015年 全日本選手権 男子個人タイムトライアル優勝
・2015年 Mt.富士ヒルクライム優勝
・2016年 全日本選手権オムニアム3位
・2017年 JBCF Jプロツアー 前橋クリテリウム2位

使用機材

ロードバイク:Felt AR FRD

TTバイク:Felt DA1

トラックバイク:Felt Tk FRD

ヘルメット:BBB ティトノス

ブログ

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