朝倉佑太選手によるCrankbrothers「GUARDIAN INTEGRATED HANDGUARD KIT 」レビュー

CrankbrothersがサポートするMTBダウンヒルレーシングに取り組む朝倉佑太選手による、GUARDIAN INTEGRATED HANDGUARD KIT FOR LOCK-ON GRIP(ガーディアン インテグレーテッド ハンドガード キット フォー ロックオングリップ)の商品レビューを紹介します。

取り付けの自由度と調整性能

クランクブラザーズの新しいハンドガードを実際に取り付けて走行したので、その使用感をまとめます。
まず、取り付け方法の自由度が高い点が非常に便利でした。
ハンドルに直接固定する方法と、グリップのロックオン部分のパーツを交換して取り付ける方法のどちらも選べるため、バイクや好みに合わせて調整できます。
また、ガードの部分をスライドさせて位置を変えられる設計になっており、保護したい範囲に合わせて細かく調整できるのが魅力です。

耐衝撃性と安全性の印象

見た目だけ見ると、転んだり木にぶつかったりした際にすぐ壊れてしまいそうな印象を受けるかもしれません。
しかし、実際に使ってみるとその心配はほとんどありませんでした。
ガードと軸部分が適度にしなる素材で作られているため、衝撃をうまく吸収し、破損を防いでくれます。
太めの木に20km/hほどでぶつかったときも、ガードが衝撃を逃してくれたおかげで本体の破損はなく、手にもダメージがありませんでした。
転倒時も同様で、しなりのおかげで割れたり折れたりせず、“見た目以上にタフで信頼できる”と感じました。

走行時の快適性

さらに、実走での快適性向上も実感しました。
ガードのおかげで走行中に手に直接風が当たりにくく、寒い日のライドではちょっとした防寒効果があります。
また、路面が泥っぽいときでも、普段よりグローブにつく泥が少なく、走行後の手元の汚れが軽減されていると感じました。
総じて、取り付けの柔軟性・安全性・快適性のすべてにおいて満足度が高く、実用性の高いハンドガードだと思いました。

写真:Nono Morioka

朝倉佑太選手プロフィール

生年月日:2005年1月18日
出身地:東京都
instagram:yutaskra

中学3年生のときに家族でカナダを旅行し、ウィスラーで体験したサイクリングをきっかけにマウンテンバイクに興味を持つ。
現地で中古のダウンヒルバイクを購入し、日本に帰国後、本格的にマウンテンバイクに乗り始める。

【主な戦績】
2024 ENS  シリーズランキング2位
2025 ENS 富士見高原 1位
2023ダウンヒルシリーズ 富士見パノラマ エリート3位
2024 ダウンヒルシリーズ ニセコアンヌプリ エリート2位
2025 ダウンヒルシリーズ 白馬岩岳 エリート3位
2023 全日本自転車競技選手権 エリート9位
2024 全日本自転車競技選手権 エリート7位

【活動内容】
国内ではENSやダウンヒルシリーズなど、下り系のマウンテンバイクレースに出場。Crankworxやニュージーランドのナショナルチャンピオンシップなど、海外レースへの参加経験もある。
レース以外では日常的にライディングの映像を撮影し、SNS(主にInstagram)に投稿。スタイルや動きが伝わるような映像制作にも取り組んでいる。

Crankbrothersについて

1997年、南カリフォルニアで創業。独創性と機能美を追求した製品で、マウンテンバイク界に新風を吹き込みました。
初のヒット商品「Speed Lever」で注目を集め、2001年発表の泥詰まりに強い「Eggbeater」ペダルでさらなる高評価を獲得。
現在ではペダルをはじめ、ホイール、ドロッパーポスト、ツールなど幅広い製品を展開し、トップアスリートにも愛用されています。

日本版公式サイト
日本版公式Instagram