アジアトライアスロンジュニア/U23選手権(2025/アカバ)定塚利心選手レースレポート

2025年10月30日~11月1日、ヨルダンのアカバで行われたアジアトライアスロンジュニア&U23選手権に、FELTサポートライダーである定塚利心選手が出場し、優勝いたしました!
おめでとうございます!

リザルト

スイム 750m , バイク20km , ラン5km

優勝

初のU23でのアジア選手権出場でした。優勝を目標に出場しました。
目的としては、ワールドポイントの獲得、現時点での同年代のアジア選手の中での自分の力の確認を目的として出場しました。

スイム:先頭集団への入り方が鍵

今回のレースはスイムの上がる位置がとても重要でした。
先頭集団に必ず乗らなくては優勝は厳しいと思っていたので、スタート直後にスイムの早い選手の後ろに入り、その位置をキープして泳ぎました。
第1ブイから第2ブイにかけて海外の選手に着かれて泳ぎづらい場面がありましたが、第2ブイの周りで差をつけることができ、振り切ることができました。
その後は先頭と少しずつ差が広がっていきましたが、無事に先頭集団に入れる位置で上がることができました。

バイク:FELT ARの安定した性能でリード拡大

バイクは、乗り出しでスイムを前で上がっていた2選手が前にいたので、急いで追いつくのではなく、脚を使いすぎないように徐々に追いついていくことを意識して差を縮めていきました。
FELT ARの乗り出しでのスピードの乗りやすさとスピードに乗ってからの巡航の良さで脚を使い過ぎることなく、1周目の半分あたりで追いつくことができ、そこからは3人でローテーションを回しました。
第1集団は自分と大島選手と海外選手の3人いましたが、海外選手があまり前を引かなかったので、大島選手と2人で協力して集団のペースを上げ、第2集団との差を広げていきました。
その結果バイク終了時点で、1分以上第2集団に差をつけてランに移りました。

ラン:戦略的なペース配分で勝利へ

ランは、行きが向かい風の緩い登り、帰りが追い風で緩い下りのコースでした。
なので、行きの向かい風区間は後ろについて走りリズムを掴みながら体力を温存して走りました。
その後、1.25キロ地点のUターンでペースを上げ仕掛けました。その結果差を少しつけることができ、下り坂の勢いを使って更にペースを上げ差を広げていきました。
2周目は差が詰まらないようにペースで走り、そのまま差を保ちフィニッシュすることができました。

レースの振り返りと今後の課題

今回のレースでの良かった点は、スイムで良い位置で上がれたことと、ランでどのように走れば勝てるかを考えて走ることができたことです。
改善点は、スイムで先頭と少し差が空いてしまったこと、バイクでもう少し脚を使わずに省エネで走ることができたこと、トランジに時間がかかってしまったことです。

今シーズンも残り3戦になりました。来シーズンからオリンピックランキングに向けて最後まで気を抜かずに頑張っていきたいと思います。
この度はレースに出場させていただきありがとうございました。

流通経済大学 定塚利心

使用機材

定塚利心選手プロフィール

Birth: 2004.10.28
Instagram:kazushi.jozuka123

加盟団体名:日本学生トライアスロン連合
活動拠点:流通経済大学
出身地:石川県鹿島郡中能登町
出身校(在学校):星稜高校→流通経済大学

父がトライアスロンをする姿を見て「楽しそうだな」と思い、自身も始めるきっかけとなった。今後の目標は、スイムを鍛え常に第一集団で上がれるようになり、レースで外さない強い選手になること。さらに、大学在学中に日本選手権で優勝し、世界戦ではポイントをしっかりと獲得し、世界ランキングを上げWTCSに出場し結果を残すこと。(*日本トライアスロン連合Webより)

FELTについて

FELT Bicyclesは、革新、技術、スピードの追求に対する揺るぎないコミットメントで知られるパフォーマンスバイクのトップメーカーです。
確かな歴史とサイクリングへの情熱に裏付けられたFELT Bicyclesの企業活動は、ライディングエクスペリエンスを向上させる自転車を創出するために常にその限界を押し広げています。
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