ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜大会レースレポート 定塚利心選手

2025年5月17日に行われた「ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜大会」に、FELTのサポートライダーである定塚利心選手が出場いたしました!

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以下、定塚選手のレースレポートです。

大会詳細・リザルト

開催日:2025年5月17日
開催地:横浜市山下公園周辺特設会場
大会公式サイト

距離:51.5kmオリンピックディスタンス
スイム1500m , バイク40km , ラン10km
リザルト:39位

レース展開

スイムでは、第1ブイを最下位で周り少し焦りましたが、そこから泳ぎ方を変え2周目にポジションを上げていくことできました。これまでのレースでは、1度ポジションを下げるとそこからなかなか上げることができず、そのままスイムアップということが多かったので、全体的に見ると上がる位置はまだまだ後ろの方ですが自分の中では成長を感じることができ、手応えを掴むことができたスイムとなりました。
バイクは、乗り出しで前に選手が点々としており、その前に集団ができていたので、前の選手を拾って行き1周目の後半辺りで集団に追いつくことができました。FELT ARの加速のしやすさとスピードに乗ってからの進みやすさのおかげで力を使い過ぎずに追いつくことができました。また、乗り出しには自信があったので、落車に気をつけながら攻めた走りをすることができました。集団に入ってからは、積極的にローテーションに加わり集団を引きました。しかし、前半に力を使い過ぎてしまい、後半きつくなり集団後方でローテーションを回せずに着くので精一杯という形になってしまいました。乗り出しで力を使った分、前半は休みながらローテーションに入り、余裕ができてから積極的にローテーションに加わりペース配分を考えながら走ればよかったと思いました。
ランは、トランジションを2番手で出て、1周目はリラックスしながらも良い位置をキープして走ることを意識して走りました。しかし、抜かれる選手とのペース差が大きく違い、後ろに着いて走ることすらできませんでした。その後は単独走になり3周目に入った辺りからペースが急激に落ちてしまいました。OD(オリンピックディスタンス)のレースは、いつも5キロ以降に急激にペースが落ちる傾向があるので、自分が思っている以上に前半のペースを落として後半にペースを上げるつもりで走れば急激なペースダウンを抑えることができたと思いました。

レース所感

(アブダビでの)WTCSに初出場してから3ヶ月経ち、同じ舞台であるWTCSで初出場から自分がどれだけ成長したかを感じることを目的に出場しました。目標は24位に入り、ナショナルチームC選手に入ることでした。レース前の練習では、次世代強化合宿で良い調整、良い練習ができており、3種目全てが良い状態に仕上がっていました。しかし、右脚のシンスプリントの部分に痛み、違和感があり身体のコンディションでは、少し不安がある中でのレースでした。
今回のレースを振り返り、良かった点や成長した点もありましたが、それ以上に改善できる点が多くあり、もっともっと成長することができると改めて実感しました。アブダビと比べると今回は集団で戦うことができ、ポイントも獲得することができました。目標は達成できませんでしたが、確実に少しずつ成長はしているので、今回のレースで感じた世界との差、悔しさを忘れずに練習に取り組み、次のWTCSでは更に成長した姿を皆さんにお見せできるよう頑張ります。

使用機材

定塚利心選手プロフィール

Birth: 2004.10.28
Instagram:kazushi.jozuka123

加盟団体名:日本学生トライアスロン連合
活動拠点:流通経済大学
出身地:石川県鹿島郡中能登町
出身校(在学校):星稜高校→流通経済大学

父がトライアスロンをする姿を見て「楽しそうだな」と思い、自身も始めるきっかけとなった。今後の目標は、スイムを鍛え常に第一集団で上がれるようになり、レースで外さない強い選手になること。さらに、大学在学中に日本選手権で優勝し、世界戦ではポイントをしっかりと獲得し、世界ランキングを上げWTCSに出場し結果を残すこと。(*日本トライアスロン連合Webより)

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