ALX473を生み出すアレックスリムズホイールの台湾本社工場を取材

専用アルミ合金の精製から始まる100%自社のリム製造!ALEXRIMSの台湾本社工場を取材

アレックスリムズの台湾工場は、首都台北から新幹線で3時間の台南にあります。

工場に併設されたオフィスは非常に綺麗な印象でした。

 

美味しいコーヒーを淹れるキッチンスペースまであっておしゃれなオフィスです。

 

廊下には今までサポートしたチームのジャージがズラリ。

 

2010世界チャンピオンのホセ・ヘルミダのサインが入ったキャップ。

 

世界チャンピオンに10回輝いたガン・リタ・ダールもサポートしていました。

今まで多くの世界トップ選手もサポートして、製品を磨いてきました。

 

あまり知られていませんが、アレックスリムズは金属加工工場がその始まりです。

自転車用リムの他に自動車のホイールや、その他特殊金属加工も行っています。

実は写真のようなレーシングカーにもホイールをサポートしています。

金属加工部門もハイレベルでアルミの押出成形機は台湾最大だそうです。

 

アルミ合金精製からホイール組立までを自社工場で完結

ALX473を製造するアレックスリムズの最大の独自資源は、アルミニウム合金精製からホイールの組立まで、すべてを同じ自社工場で完結できることです。

 

高品質な純アルミニウムを購入

溶かして独自配合の添加物を追加してアルミニウム合金を精製

熱処理

リム成形

ホイール組立

 

このすべての工程を自社で行います。

 

「マテリアル」と「クオリティーコントロール」が最重要

彼らが何度も繰り返していたのは「マテリアル」と「クオリティーコントロール」が自転車のホイールにとって、最も重要だということです。

それを実現するのはやはり100%自社製造です。

 

独自マテリアルによるハイパフォーマンスホイール

通常のリム製造であれば既存のアルミ合金を購入して使用しますが、彼らは独自のリム専用合金を製造することが出来ます。

自社工場で純アルミにシリコンやマグネシウムを加えてアルミ合金を精製しています

合金は基本的に6061アルミ合金に2度の熱処理を加えています。

それだけを聞くと特に珍しいスペックではありません。

ところが実は、同じ6061でも配合する添加物には幅があります。

その微妙な差異によって、まったく異なるリムになってしまうそうです。

 

そこでアレックスリムズでは、耐久性、硬度、精度を計測するテストマシンとテストライドによるフィードバックを元に、最適な配合を決定します。

そのためのテストマシンが工場にはたくさんありました。

合金のベースとなる純アルミニウムについても、完組ホイールとして販売しているものはすべてハイグレードの純アルミを採用しています。

※完成車に付属する低価格帯のOEM品は一部リサイクルマテリアルを使用しています。

独自の「マテリアル」開発により、剛性と軽さを両立した高性能なホイールを送り出すことが出来るのです。

 

性能・品質・価格を保証するクオリティコントロール

すべての工程を自社で行っているため、純アルミ、アルミ合金、リム成形後、ホイール組立と、すべてのプロセスで品質チェックを行うことが可能です。

そして、そのフィードバックは同じ工場内で行われる製造現場へダイレクトに反映されます。

 

これは走行時と同じ圧を掛けた上で、ホイールを回転させ、耐久性を確認するマシンです。

新商品はコンピューター解析だけでなく、ドイツにあるマーケティングチームによりテストライドされた上で商品化されます。

 

さらに、製造ロットすべてにおいて、リムの一部を5年間保管しています。

もし製品にトラブルが発生したり、改良が必要になったりした場合は、これを分析することでトラブルの解決とより良い製品開発に繋げています。

ハイエンドから廉価帯のリムまで膨大な量の製造とそのフィードバックを持つこともアレックスリムズの強みの一つですね。

製造のすべての工程で可能な「クオリティコントロール」により、高性能で高品質な製品が保証されます。

同時に製造と製品開発のコストも抑えられ、アレックスリムズが価格に対してハイレベルな製品を製造できる理由にもなっています。

 

ハブの自社製造を開始。そのこだわりとは?

アレックスリムズのもう一つの柱は、ハブの自社製造です。

昨年、自社工場を立ち上げ、段階的にすべての製品を自社ハブに切り変えています。

自社製造を行う理由はリムと同じで、製品に対するフィードバックを迅速に製品に反映させ、完璧なクオリティーコントロールを行うためです。

リムとハブの両方を自社製造できるホイールメーカーはそう多くありません。

 

ハブ製造のこだわりは、人の手で作業する部分と機械で作業する部分を適材適所で分業している点です。

アッセンブルマシンへのセットは基本的に人の手によって確実に行います。

しかしオイルアップや圧入は機械を利用することで誤差の無い確実な組立を実現しています。

特にオイルやグリスは使用する量によってハブの性能がまったく変わってしまいます。

そういった部分は機械を利用することで最適な量を均一に注入。

ハブをベストなコンディションにして、ホイールの組立に送られます。

 

一本を一人の職人が責任を持って組み上げる完組ホイール

完組ホイールとして発売されている製品はすべて、ハブにスポークを通すところから最後の精度チェックまで職人が手組しています。

 

カーボンリムやストレートプルタイプのハブを採用した製品は、特に慎重に組立が行われていました。

 

一本に付き一人の職人がフレ取り、センター出し、スポークテンションのチェックをすべて行います。

 

ホイールの精度を高めながら、スポークテンションも同時に確認します。

 

これは「マッサージマシン」。なじみ出しのための機械です。

このマシンに複数回掛けつつ、フレ取りを行うことで、初期フレの出にくい精度の高いホイールに仕上げています。

 

最後に別の職人が精度とテンションを確認するダブルチェックを行っていることも大事なポイントです。

 

高性能を低価格で実現できる理由が分かった工場取材

今回の取材で最も驚かされたのは、製品の根本となる純アルミや添加物を厳選して合金を精製する巨大な製造マシーンの数々でした。

これがあるからこそアレックリムズは高性能で高品質、そして価格を抑えたホイールを作り出せます。

また、組立や品質チェックも非常に高いレベルで行われていることが確認できました。

ハブの自社製造も始まり、さらに素晴らしい製品が開発されると考えると非常に楽しみですね!

 

アレックリムズ ブランドページ

https://www.riteway-jp.com/pa/alexrims/alexrims.html

 

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