2011 ラッカス7 1.0

2011年モデルで登場したニューモデル。GTワールドカップダウンヒルチームはもちろんハンス・レイやスロープスタイルライダーのライター・マッカロールらが開発に加わり、テスト時にダブルクラウンのフォークを付けていた通り「アルミ板フューリー」と言っても良いほどの下り性能がある。ダウンヒルならばどんなシチュエーションでも楽しめるバイクに仕上がっており、今回富士見の全コースを試したが、どのコースでも今まで感じた事がないほど乗りやすく速く走れたことに驚いた。短いホイールベースによって特にCコースのコーナーがとても曲がりやすく前コーナーを全速力で突っ込んでも曲がれるほど。これでCコースを走ったら最速だが、逆に誰もついて来れなくてつまらないかもなんて余計なことを考えてしまう。
GT特許の『アイドライブ』構造で登りも得意なので、価格の都合上取りやめになってしまったがプロトタイプの時のようにハマーシュミットを付けて自走で登ってダウンヒルをしたら面白いかもしれない。
デザインもフューリーとは対照的なマットブラックのペイントに細かなGTロゴを密集させて描いたグラフィックはGTらしさが無くて逆に玄人好みでカッコイイ。