IMPRESSION 2014 FORCE

エンデューロレースも視野に入れたAMバイク

グラヴィティ・エンデューロ人気は、オールマウンテンバイクを進化を加速させた。ダン・アサートンが手がけたフォース27.5は、世界標準に相応しい完成度を誇る。
ストレスを感じさせない上りと、走破性能が魅力のフォース
 GTのいう「オールマウンテン」カテゴリーに投入されるフォースは、今、世界で最もホットなセグメントである150ミリトラベルにセンサー同様専用設計の27.5インチフレームが与えられている。
 ハンス・レイとともに開発に加わったのは、エンデューロレースを主戦場とするダン・アサートン。「エンデューロバイクに求められるのは剛性と軽さのバランス。それにレスポンスの良いハンドリング」というアサートン。元々ダウンヒル性能には定評のあるフォースだが、AOSによって路面追従性とペダリング性能がさらに向上。
 「27.5インチになって、ギャップを通過するときの姿勢変化が少ないから、上りでも下りでも体力をセーブできる」(アサートン)というように、レースでなくとも、ストレスのない長距離ライドが楽しめるバイクに仕上がっている。
価格未定
フレームセットのみの取り扱いとなります。

SPECIFICATION 【 FORCE CARBON 】

フレーム COR All Mountain Philosophy, FOC Ultra Carbon, 150mm Travel Independent Drivetrain™ Suspension System, 1.5″to1 1/8″ インテグレーテッドヘッドチューブ, 12×142mmスルーアクスルドロップアウト
リアショック Fox Racing Shox Float CTD BV Adjust Kashima, 7.5″×2″ エアショック, リバウンドアジャスト ロックアウト
シートクランプ All Terra アルミ ボルトオン, 38.1mm
重量 2.94kg
トップモデルは、ケーブル内装式のロックショックス・リバーブ・ステルスとフィジークXMを装着。 「DHバイク並みの走破性」を実現するAOSシステム。漕ぎのスムーズさはiドライブ譲り。 「もう1つのトライアングル」でフロント周りの剛性を向上。

IMPRESSION

痛快な高速ハンドリングと加速性能
 スタンドオーバーハイトとヘッド位置が低く取られたフレームは「大径ホイールに乗っている」感が少なく、余裕を持ったポジションを取ることが出来る。ゼロ発進からの加速もスムーズで、漕ぎながらギャップを通過するときの突き上げも小さい。ホイールベースは、当然のことながら26インチモデルより長くなっているが、バイクの中心に乗っていられるためリアタイヤの位置が掴みやすく、下りのタイトターンでも窮屈な思いをすることがない。上り3割、下り7割で走れるトレイルならベストチョイスといえるだろう。