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石川、福井、滋賀、京都 (前編、小松から敦賀へ)その2

 
 
   
 
宿の朝食は純和風、私たちの好みです。ご飯を頂いているうちに昨夜の雨が嘘のように上がりました。もしかすると福井県は私たちに好意的なのかもしれません。
   
 
 
 
   
 
今日は芦原温泉から305号線をひた走り、越前厨温泉までおよそ50km、日本海を見ながら楽しみます。まず、九頭竜川を渡ります。昨日の雨で水量が多く、ちょっと怖いような眺めでした。
   
 
 
 
   
 
グオングオンすごい音がするので覗いてみたら軽自動車200マイル耐久レース発走10分前のアナウンス。鷹巣町のタカスサーキットです。
   
 
こういうの観るの大好きです。14台出走、1台がとてつもなく速くて、あっという間に周回遅れが出ていました。もっと観ていたかったのですが、先があるのでこの辺で。
 
 
 
   
 
越前の辺りの海岸線は小さな集落が次々に出てきます。神社やお寺がそのたびに現れ、伝説や名所などが数えきれないほど続きます。
   
 
自動車での移動では見過ごしてしまうような目立たない物も自転車旅ならすぐ停まれます。糸崎という所に有った仏舞のふる里碑です。当地の湧水で生湯をつかった男性のみに許された舞の奉納があったそうです。
 
 
   
 
神の足跡、飢饉の村を救った神の足跡だそうです。右がわらじで左が足袋だそうな。確かにそんな風に見えました。
   
 
 
   
 
車の少ない305号線を南へ走ります。
   
 
 
 
   
 
次に出てきたのが、弁慶の洗濯岩、東北へ逃げる途中でこのあたりを通ったとか。
   
 
 
 
   
 
越前岬への道は左から山が迫り、右は日本海でその間のほんの少しの平地に集落があります。
   
 
 
 
   
 
山が迫って、川が滝になっていきなり海に落ちているところもあります。
   
 
 
 
   
 
この日の圧巻は呼鳥門(こちょうもんと読むそうです。)です。どうやるとこんな物が出来るのでしょうか?自然ってすごいですね。
   
 
 
 
   
 
この日の最大の後悔は越前岬灯台です。305号線から山側へ上ることおよそ1km、灯台下は景色も、見晴らしもなく苦労した甲斐がありませんでした。行くんじゃなかった。
   
 
 
 
   
 
305号線からの登り始めは景色も良く何とかなったのです。
   
 
 
 
   
 
が、ダメでした、とても登りきれませんでした。その結果が小さな、見晴らしの無い灯台でがっくりでした。
   
 
 
 
   
 
でも、まー下りは例によって気持ち良いのですけど。
   
 
 
 
   
 
越前岬灯台から、今夜の宿、越前厨温泉まではもうほんのひとっ走り、早めについて、タヌキになるのです。
   
 
 
 
   
 
越前厨温泉は海水浴場もあり、昔はかなりの賑わいだったそうですが、今ではすっかり寂しくなってしまったそうです。特に震災後は海水浴客が激減したそうで日本列島を挟んだ反対側なのに気の毒なことです。
   
 
 
 
   
 
お蔭で、この日のお客は私たちだけ、全館貸切状態でした。んなもんで、なんと信じられないくらいの大ご馳走でした。
 
 
 
 
   
 
詳しくお見せしましょう。これで、天然温泉で、一人8,500円はお値打ちでした。
 
 
 
 
   
 
満腹の翌日はご機嫌の快晴。越前厨温泉から敦賀までの50km、トーチャンによればほぼ平坦な道とのことで体も慣れてきたし、ルンルン気分で出発です。
   
 
 
 
   
 
このあたりの海は道路から見ても底が見えるほど澄んでいました。道路のすぐ横で素潜りであわび取りをしていました。
   
 
 
 
 
   
 
北前船主の館、というのがありました。とても立派で、入りたかったのですが、係の人がまだ来てなくて入れませんでした。残念。
   
 
 
 
   
 
今までに全国の半分以上の道、県、を走ってきましたが、今回のここ、福井県、越前、河野しおかぜラインは記憶に残る素晴らしさです。
   
 
越前厨温泉から海岸線を南下してきた305号線は、河野で山側へ入り8号線に合流するルートと、そのまま海側を走る、しおかぜラインに分かれます。このしおかぜラインが素晴らしかったです。
素晴らしい、の条件には天候、体調、交通量、景色、などいろいろあると思いますが、この日のしおかぜラインはとても条件がそろっていました。
 
 
   
 
天候はご覧のように快晴、体調は宿の歓待を受けて満腹の上熟睡、交通量は二人で並んで走れるほど、景色は敦賀湾越しに対岸が見えるなど、ほぼ100点満点でした。
   
 
 
 
   
 
思わず、大人げなく、万歳をしたくなるほどでした。やっちゃいました。
   
 
 
このしおかぜラインは大比田という地点で、国道8号線に合流します。8号線は鯖江の方から敦賀に抜ける幹線道路で、タンクローリーやコンテナーがバンバンすっ飛んでいます。そのうえ登り坂のトンネルなどがあり、しおかぜラインの幸福感は一瞬で吹っ飛びました。良いことは長く続かないのですね。
 
 
   
 
こんな時、平らな所のコンビニは冷たいものもあり、ホットさせてくれます。
   
 
 
 
   
 
敦賀の入り口には噂の発電所。ずいぶん町に近い感じでした。
   
 
 
 
   
 
敦賀は大きな町でした。大きな町にはビジネスホテルがあり、私たちには便利です。さっそく町の温泉施設へ出かけるべくシャトルバスを待ったのですが、時刻を20分過ぎてもやってこなくて時刻表を見ながら膨れているところです。実はこの便は、土曜、日曜だけの運行、こっちが読み間違えていたのです。
   
 
 
 
   
 
ビシネスホテルに泊まる日の良いことは、食事を自分で選べることです。昨日の夕飯のように豪華なのも嫌いではありませんが、もうそんなにたくさんは食べられません。好きなものをちょっと、が大好きです。これはしただみという巻貝です。
   
 
 
 
   
 
小さなのど黒の一夜干し、とへしこと言うサバのぬかずけです。すっごく塩辛かったです。
   
 
 
   という訳で、今回の旅の前半は無事に終了しました。自転車旅の楽しいかどうかの要素の中で、天候は一番大きな影響があると思います。 同じ道路でも雨と晴れでは雲泥の差があります。初めての自転車旅、去年の山形で3日間も続けて大雨の中を走った経験は、今回の初日はまだましだと思わせてくれます。

 次に道路の状況は影響が大きいと思います。今回のコースは割と平坦で、越前岬灯台を除いて苦しいところはありませんでした。静岡の時の阿部峠が今までで一番苦しかったと思います。

 あと、健康状態も大切な要素です。初日は大体早朝に出発するので、寝不足の上に朝ご飯をきちんと食べていないことが多く現地に着いてから快調とはいえないことが良くあります。2日目以降は快調なことが多いのですが。今回など、初日の体調不良のうえに大雨で、何でこんなことやってるんだろう、と思った半面、条件がそろったしおかぜラインでは、自転車ってなんて素晴らしいのだろうと思ってしまいす。

 二人合わせて136歳になってしまいました。まだ全国の半分ちょっと、九州や沖縄など遠いところが残っているのでよほど上手に計画を立てないと年内に達成できそうありません。体重は二人合わせて目標の135kgに近づくどころか増えてきています。なんせ自転車旅は食欲を増進させるのです。まー合計年齢も135を超えてしまったし、いいにしようよと困った夫婦なのです。ただ、私は自転車旅の楽しさに気づかされたことは確かです。苦しいとか辛いとかが殆ど無くなり、見た事の無いところへ行ける楽しさ、この年で毎日50kmづつも走れる喜び、自転車って素晴らしいと思うこの頃なのです。自転車乗ってなかったら何してるだろうと思ってしまします。

  さて、次回はこのシリーズの後半、敦賀から高島市、朽木、大原、京都の旅をお送りします。 お楽しみに。
   
 
       

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