雨や雪にも対応するBBB製プレミアムビブタイツ、ColdShield 2.0(コールドシールド2.0)

1月ともなれば比較的暖かいとされる関東南部でも、朝夜気温0℃近い日が増えてきます。自転車が外で行うオールシーズンスポーツである限り、ライド中の寒さからはどうやっても逃れられませんが、だからと言って外を走らないという選択も何かもったいなく感じてしまうのは私だけではないはずです。

寒い日に外を走るのであればやはり高性能なウィンターアパレルを揃えていくのが王道ですが、本記事では弊社取り扱いのBBBCYCLINGからColdShield 2.0(コールドシールド2.0)ビブタイツをご紹介します。

BBB プレミアムビブタイツ ColdShield 2.0について

コールドシールド2.0は優れた保温性を発揮するイタリア製 Carvico ファブリックを採用して設計されたビブタイツです。またフッ素不使用の耐久撥水加工により、雨水は生地表面を滑り落ち、濡れを防ぎます。
3D形状のプレミアムパッドにはカーボントップレイヤーを採用し、快適性をさらに向上。レーザーカットされた通気性の高いビブは、長時間でも心地よいフィットを実現しています。

 

高機能イタリアンファブリック採用

ColdShield 2.0 は、イタリア製の高機能素材 Carvico 社製「Vuelta ファブリック」をほぼ全面に使用。高い断熱性を備え、冬のサイクリングでもしっかり体温を保ちます。さらにこの素材には、フッ素を含まない Durable Water Repellent (DWR)撥水加工が施されており、雨や路面からの跳ね水に対して高い耐性を持ち、ライド中も体をドライに保ちます。

Carvico 社製「Vuelta ファブリック」について:

Carvico 社はイタリアのテクニカル繊維メーカー。VUELTAは特に冬季製品向けのブラシ加工がされた起毛生地が特徴です。起毛していることで保温性が高まり、肌に柔らかく快適な触り心地になります。またスポーツ等に用いられるテックファブリックとして通気性、形状保持、ストレッチ性、耐久性、UVカットなど多数の機能を持ち合わせています。抗菌処理もされており、保温と汗抜けの良さを両立しつつ、素肌に長時間触れるサイクリングウェアに最適な製品です。

DWR(DURABLE WATER REPELLENT) コーティングについて:

DWR(高耐久撥水)コーティングは生地表面に付着した水滴を弾き、雨や雪の環境下でも下の素肌をドライに保ちます。この撥水加工はフッ素フリーで施されています。メリットとしては通常フッ素を使用した撥水加工よりも環境負荷が圧倒的に低く自然への影響が少ないこと、フッ素加工のものと比べ運動時の透湿性が損なわれにくいことの2点があります。

 

プレミアムパッドによる長時間快適ライド

サドルとの接点となるパッドには、3Dフォルムの高密度 (density 120) フォームを採用。14㎜厚の厚み、さらに表面にはカーボントップレイヤーを追加することで、長時間のライドでもお尻や股まわりへの負担を軽減。冬用ビブタイツながら、長距離や通勤・長時間ツーリングでも快適性を重視した仕様です。

※カーボントップレイヤーとは:パッド表層にカーボン繊維を織り込んだ製法。カーボンには導電性による静電気抑止効果、熱拡散性による蒸れ軽減、低摩擦係数による肌触りの安定性などが期待できます。特に長時間ライド向けのDensity 120高密度フォームとの相性が良く、採用されています。

レーザーカットビブ & 高い通気性

ビブ部分は一枚の生地からレーザーカットで切り出されたワンピース構造。これにより縫い合わせによるゴワつきや肌への当たりが軽減され、着用時のストレスを抑えます。また、パンチング加工で通気性にも配慮されており、裏起毛・保温タイツながらムレ過ぎず快適なライドが可能です。

 

COLDSHIELD 2.0ビブタイツ 使用インプレッション

今回、最新のCOLDSHIELD 2.0ビブタイツを使用してみました。

前作COLDSHIELDビブタイツも使っておりますが、各部の細かな作りに多くのアップデートが入っており、別物と言えるまでに進化しています。特に進化を感じる部分としては、

  • 生地の密度感・フィット感向上

  • ビブ構造の改良による着用ストレス低減

  • パッドの快適性向上

  • 全体的な仕立て精度の向上

結論としては、氷点下でなければすべての面において不満が出ることは無い完成度を誇る高性能ビブタイツとして仕上がっています。

 

インプレッションした人 / 使用機材

ライダースペック : 身長170㎝ / 体重 60㎏  38歳 月間走行距離 3~500㎞

選んだCOLDSHIELD2.0ビブタイツのサイズ : S

使用バイク : FELT FR Advanced Ultegra Di2 540㎜(商品ページはこちら

自転車の乗り方:平日 – 夜間に自宅周りの郊外を1hライド  / 休・祝日 – 早朝に峠方面へ5-60㎞、2-3hライド

 

着用感

主に夜のライド、冬季ロングライドで複数回着用しました。着用時のファーストインプレッションとしては、過去着用経験のある複数のタイツと比べてもかなりしっかりとしたフィット感と着用感を感じる製品です。

起毛素材が暖かいです。170㎝/60㎏でピッタリフィットしていますが、ストレスのかかる部分がまったくありません。

生地の密度感がかなり高く、スペックとしては防風機能はないのですが風を通しづらい感覚があります。そのうえで肌触りは柔らかく感じられるのであまり着ていてストレスに感じるポイントもありません。ステッチも必要最小限に抑えられ、自転車の上でエアロフォームをとっても干渉するような感覚は全くありません。

裾部分はシリコングリッパーで定位置に収まるように作られており、ペダリングしても全くずれることなくストレスフリーで走れます。作り込みの甘いタイツ等はペダリングによってずり上がってくるなどが良く起きますが、このタイツにおいてはその心配は無用です。

裾の裏地にシリコングリッパーが配置されています。

ビブ部分はSサイズということもありきつくならないか気を揉みましたが、伸縮性の良い素材でかなり幅広に作られており、まったく意識することなく着用できました。私自身は人より腹部の冷えに弱いこともありスポーツ用腹巻を併用しているのですが、背面ビブのパンチング加工が効いているのか汗がたまることもなく快適に乗れています。汗の蒸散という面においても、必要十分な性能を備えています。

ビブはフロントもそうですが、リアが特に幅広。良く伸び、締めつけてくる部分がありません。

筆者の走っている南関東圏は夜間や朝方、日の出前の時間で5~0度程度まで冷え込みます。裏起毛サーモ素材を使用している恩恵か、このビブタイツで脚部の寒さがつらいという状況には今のところなっていません。下半身はこのビブ1枚で走っていますが、これ以上のレイヤリングは不要に感じます。

 

撥水機能について

冒頭で述べた通り、この製品にはDWR(高耐久撥水)コーティングが採用されています。多少の細かい雨粒などであれば弾き、ライダーの脚部が濡れるのを防ぎます。

この撥水機能がどの程度水を弾くのか。幸か不幸か冬の雨天ライドを試す機会はなかったので(あってもやらなかったと思いますが)、シャワーヘッドのミストモードで1か所に集中的にかけてどの程度の秒数防げるか試してみました。手を裏地に充てて、少しでも水が貫通してきたタイミングで終了します。

軽く水を振りかけた際の接写。水滴が弾かれ玉になっているのが分かります。

シャワーヘッドによって時間当たりの吐水量は変わるのはもちろんですが、一般的にはミストモードは節水性が高く、1分間での吐水量は通常モードより少ないようです。有名なR社の高級モデルは分間4.6Lということなので、大体1分あたり5Lを基準とします。また水をかける間隔は距離20㎝程度とします。

1分間5Lということは1秒あたり83mlの吐水量です。またミストシャワーを20㎝間隔でかけると大体半径15㎝程度の範囲を濡らせるようです。では検証。

結果…  水が貫通するまで 3.8秒

およそ半径15㎝内に315mlの水量がかかるくらいになるまでは肌の接する起毛面は濡れてきませんでした。これをAIで雨量に換算してもらいました。

① 条件の整理

  • 半径:15 cm = 0.15 m

  • 水量:315 ml = 0.315 L = 0.000315 m³

面積

円の面積

πr2=π×0.152≒0.0707 m²


② 雨量(mm)に換算

雨量(mm) = 水深(m)

0.000315÷0.0707≒0.00446 m

約 4.5 mm の雨量


③ どの程度の雨か?

気象庁の目安に当てはめると:

雨の強さ 雨量
弱い雨 〜3 mm/h
普通の雨 3〜10 mm/h
やや強い雨 10〜20 mm/h
強い雨 20〜30 mm/h

「普通の雨」ややしっかり目


④ どれくらいの時間に相当する?

雨の強さ別に時間へ換算すると:

雨の強さ 時間換算
弱い雨(2 mm/h) 2時間15分
普通の雨(5 mm/h) 55分
普通の雨(8 mm/h) 34分
やや強い雨(15 mm/h) 18分

弱い雨であれば約2時間、普通の雨でも1時間近くは脚が濡れるのを守ってくれる計算です。あくまで撥水コーティングではあるので防水性を求めて履くものではないですが、この分であれば微妙な空模様で小雨が降りだしてしまったときなどには頼りになりそうです。

 

唯一の弱点

このビブタイツの唯一の弱点はウィンドブロック(防風)機能がないことです。なので私の住んでいる地域ではあまり機会はありませんが、特に氷点下になる環境下でのダウンヒルなどが想定されるようなライドを予定されている場合は別の選択肢が欲しいということには成るかもしれません。

 

まとめ

ColdShield 2.0 ビブタイツは、「冬でも外を走りたい」というサイクリストにとって、非常にバランスの取れた高性能ウィンタービブタイツです。

イタリア Carvico 社製 Vuelta ファブリックによる高い保温性と快適な着用感、フッ素フリーDWR加工による実用十分な撥水性能、そしてロングライドにも対応するプレミアムパッドと、冬用ウェアに求められる要素が非常に高いレベルでまとめられています。

防風素材を使用した極寒特化型タイツではありませんが、南関東エリアのような0〜5℃前後の冬環境であれば、このビブタイツ1枚で不満を感じる場面はほとんどありません。
むしろ防風素材にありがちなムレやゴワつきがなく、「走っていて気にならない」という点は大きな強みです。

通勤ライドからトレーニング、冬のロングライドまで幅広く対応でき、前作からの進化もはっきりと感じられる完成度の高さ。
ColdShield 2.0 は、冬の定番として長く使える「信頼できる一着」と言って良いでしょう。