Mt.富士ヒルクライム 中村龍太郎

昨年スプリントで優勝し波に乗った地元での重要なレース、mt.富士ヒルクライム。
エントリーリストを見ると非常に濃い面子。森本さんは初。
TOJからこっち、体がフカキョン並みのダルオモで自転車に乗る気が起きず、定時退社日も千葉駅行くついでに「セカ猫」を観に行こうと思いつくほどボンヤリと過ごす。
自分にとっては「自転車を無くそう」と言われたら大きく人生が変わるだろうと考えると、自転車に乗りたくなって、
明日こそはと思ったけど、次の日の朝のダルオモさに挫けた。半日坊主。
土曜日は朝一でドクターストップかかり気味のフリーダムな二人とノブさんをピックアップして富士山へ向かう。20160611_094414
久々の渋滞にはまりつつ、到着は11:30。同級生のやってるうどん屋に入る。
「たけ川うどん」は河口湖駅から富士山に向かって進むと右手にある吉田のうどん専門店。
誰かを山梨に連れてくるときは必ずここを案内する。旨いです、と。これで約束は果たした…(遠い目)

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5日間乗っていなので調子を確認するためにノブさんと試走へ。
スタートして左足に痛みがあったけど、構わずに登る。しばらくして痛みは消えた。
勾配の緩い登りだとスピードが出るので「登りなのに、俺、速い!」とテンションが上がってツイツイ踏んでしまう。
食べたうどんが出そうになったけど、うどんを一生懸命打つ同級生の顔を思い出し、こらえる。そもそもそこまで上げる必要はないんだが。20160611_120958
大沢の駐車場で45分だったので「これは記録いけるんじゃないか!?」と色気をだしてしまい、最後までもがいて1時間02分14秒。試走新記録。
去年同様に五合目の売店で働く友達に会いに行くと、去年同様に富士山メロンパン奢ってくれた。ありがとう!2016-06-14 22.10.56
下る途中で森本さんに遭遇したので、さっきの記録を伝えて精神口撃。こうかはいまひとつだったようだ…
会場に戻って、競技場をぐるっと一周。
BIKE SANDで広美さんとおしゃべりして、2016-06-14 22.09.47
SUNVOLTさんでニース帰りの辻さんにゴマ油をいただき、2016-06-14 22.11.31
vittoriaで先日のTOJでのホイール壊したことを謝罪し、
受付で自分のRUNNETのページにログインできずに迷惑をかけて、
RXLで新しい靴下の調子がイイことを伝えて、
WAVEONEでマルコさんのジロの話を聞いて、2016-06-14 22.10.31
帰る。
大石公園で佐々さんを後ろに従え、実家のペンションローザンヌへ。
HOMで一緒だったイシムさんとフリーダムな伊藤さんはリピーター。
今年は佐々さんやハシケンさんなどなど、自転車乗りの集い。
夜は楽しくおしゃべり。何故か家族写真撮ったりね。39036A34-1292-449E-AEEA-02A0C984869E
次の日は4:30に起きて、朝食を食べて兄貴と会場へ。
会場に着いてすぐに便意を催し、トイレトレインに乗る。
ギリギリになってしまい、バタバタと準備。ローラーで10分ほど回してスタート地点へ。
今回は昨年と同じように集団スプリント狙い。森本さんと才田さんをマークして逃がさないようにする。
ベンツを先頭にレーススタート。ペースが速い。キツイ。まだ始まってない。
正式スタートで56さんが軽くアタック。去年は活きの良い若者がすさまじいアタックを繰り出したので今年はおとなしい。
一合目駐車場で地元の方々に応援される。ありがたい。チアリーダーをチラ見。多分僕含め大多数の人がここで止まりたかったはずだ。
自分は才田さんの後ろに憑いて様子を窺う。ローテとはいえ探り合いのような時間。
見かねた56さんがアタック。捕まったところでさらに兼松さんがアタック。ついていく56さん。
しばらく先行していたが、56さんが踏みやめて落ちてくる。
僕らが追いついたところで56さんが集団を牽く。なんかすごい。
再び探り合いのローテが始まり、満を持して先頭固定からの森本さんのペースアップ。これにはついていく。
森本さんのダンシングの時間が長い。きつい。
兼松さんに追い付いてもペースが落ちない。下を向いて少し離れたタイミングで兼松さんが下ハンを持ってもがき、抜いていく。
スピード差をつけて、ついていけなくするのと共に、心を折る目的のアタック。腰を上げることが出来ず、心が折れる。
後ろから来た集団にもついていく気が起きず、隣を走る地元テレビ局の車がしばらく並走しているのに申し訳なさを感じながら、下がっていく。
高岡さんが「残念」と言って抜いていき、そこにコウキもいた。
もう追いつけないし正直やめようかと思ったけど、よく考えたら来年出るとして主催者選抜に出れんくなるんじゃないか?
完走するにしても5分切ってないとダメなんじゃね?と思い、踏んでみると体が回復している。
高岡さんの集団を目標に踏み出す。才田さんが追いついてきた。アウターに入ってるのを見て自分も入れてみると足は使うけど進む。
結局トルクかけて踏んだ方が良いのか。抜かれた人を抜いていくからモチベーションが高い。
大沢の駐車場を過ぎて軽快に登る才田さんについていき、一人抜けだしていた高岡さんをとらえる。
チェーン落ちでチャンスを逃した才田さん、勝ちに来たレースなだけに悔しいだろう。僕もTOJで同じことをしたから良くわかる。
それでも最後まで妥協しない姿を見ると、さっきの自分を恥じた。
平坦区間に入ってからはJPTの三人でローテして、最後は高岡さんー才田さんー自分でゴール。1時間01分??秒。
一位の森本さんが大会記録の58分32秒。昨年が史上初めて1時間を切ったということで、しばらくは抜かれないと思っていたのに、1分も。
自信があったし、周りも期待してくれていただけに、かなり落ち込んだ。TOJのTTの非じゃない。
特に誰に話しかけるわけでもなく、一刻も早く帰りたかった。地元のテレビ局のインタビューがあったけど何言ったか覚えてない。
天狗になっていたのだろう。昨年が上手くいきすぎた。TOJの疲れとか、前日の試走で踏みすぎたとか、いつもなら自分の中で言い訳して切り替えられるところが今回は上手くいかない。
時間を追うごとに悔しさが沸々と込み上げてきて「爆発」しそうになる。どう爆発したらいいのかわからないから悶々とする。

富士ヒル→全日本TTというイメージが僕の中で強すぎて、全日本で良いイメージが全くでてこない。
結局レース前のメンタルとして「気負わずに走る」ことが良い結果を生むということは、皆アドバイスしてくれるし、自分でもわかっているのだけど
それでも昨年味わってしまったものを再び欲しくなるという「欲」は止められない。よく考えたら僕には自転車に関する欲しかない。
他にもあったら変わるのだろうかね。
ここまで書いて既にフラグが立っている。「二連覇する!全日本ロード獲る!」と言っている自分に「ほんとかよw」と笑う自分がいる。
こりゃいかんな。
週末は熊野にエントリーしていますが出ません。休みをね…取るのが、ちょっとね…。
気分転換にサマークロスでます。

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (28 votes, average: 4.43 out of 5)
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