2025年8月23~24日に行われた「SHIMANO ENS 2025 #4 野沢」にてCrankbrothersのサポートライダーである朝倉佑太選手が総合2位でフィニッシュ!おめでとうございます!

(写真:Nono Moriokaさん)
以下、朝倉選手のレースレポートです。
リザルト
トータルタイム 2位
ステージ1 2位
ステージ2 2位
ステージ3 2位
2025年8月23〜24日にかけて、野沢温泉スキー場で開催されたENS(エンデューロ・ナショナル・シリーズ)第4戦に出場しました。
ダウンヒルシリーズのニセコ大会と日程が被っていたため、自分が好きな野沢温泉のコースを走ることができるENSを選びました。
野沢温泉のコースは硬めの地面と横向きに出た根っこが多めなトレイル寄りのコースで、ENSの中では最も走りごたえのあるコースだと感じています。
1日目(試走日)
8月23日の試走日は晴れのドライコンディション、気温がかなり高かったです。
コースは1年前と比べると、S1にかなり長い登り返しが追加されたり、S2が短くなったりと変更点がいくつかありましたが、基本的な雰囲気は変わっていなかったです。
今回の試走ではステージの位置関係の都合上、ステージ1・3か、ステージ2・3の組み合わせでしか効率よく練習できなかったため、1・2は丁寧な試走を心がけました。
【ステージ1試走】
ゆっくり走りながらラインを確認していると大回りなコーナーをハイラインから急にインに入ることで直線的にコーナを抜けられるラインを見つけることができました。
また、ラダーの橋に乗って溝を越えるセクションでも橋を使わずに溝を越えてそのあとの壁にバイクを当てて曲がるラインを見つけることができました。
【ステージ2試走】
S2は1分30秒ほどと短いコースで特に難しい箇所もなかったので、後半のゲレンデのセクションでブレーキをかけないで走ることを意識しました。
【ステージ3試走】
S3ではバイクのセッティングを変えることで安定した走りができるようになりました。
試走1本目でいつも富士見パノラマの常設コースを走っているセッティングで走ってみたところ、野沢の根っこや小さい石、ブレーキバンプに対応できずガタガタがそのまま伝わってくる不安定な走りになってしまいました。
そのためフロントサスペンションはローコンプレッションを3クリック回して小さな衝撃に対して柔らかく動くようにしました。
バランスを取るためにリアサスペンションもミドルコンプレッションとハイコンプレッションを2クリックずつ回して柔らかくしました。結果的にバイクが暴れづらくなりました。
2日目(レース当日)
8月24日のレース当日は前日と同じような天気でした。
しかし23日の夜に少し雨が降ったらしく朝の試走では1箇所濡れていました。走りに影響しそうではなかったので試走と同じラインで攻めの走りをすることにしました。
【ステージ1】
S1では試走の段階で見つけていた全てのラインを正確に走ることができました。
しかしレースのペースで走ると1つ目の登り返しが終わった時点でかなり息が上がってしまい、後半にあるゲレンデに出る区間などで思ったように漕ぎきれなかった印象を受けました。
ライブリザルトでタイムを確認するとトップから6秒落ちの2位でした。
【ステージ2】
S2では前半の濡れている部分でバランスを崩しかけてしまい、若干守りの走りになってしまいました。
しかし後半のゲレンデの区間では思ったように漕いで攻めることができ、トップから2秒落ちの2位でフィニッシュしました。
【ステージ3】
S3ではノーミスで最後まで漕いで走り切ることができました。
しかし、止まりながら走っていた試走と比べると区間ごとのスピードは若干遅いように感じたので、もう少し強く漕げるフィジカルが必要だと感じました。
S3はトップから8秒落ちの2位でフィニッシュしました。

(写真:Nono Moriokaさん)
使用機材
大会詳細
SHIMANO ENS 2025 #4 野沢
コース長:1.9km
標高差 :169m
主催 :ENS実行委員会
運営 :株式会社ダイナコ
開催日 :2025年8月23~34日
開催地 :野沢温泉スキー場(長野県下高井郡)
Crankbrothersについて
1997年、南カリフォルニアで創業。独創性と機能美を追求した製品で、マウンテンバイク界に新風を吹き込みました。
初のヒット商品「Speed Lever」で注目を集め、2001年発表の泥詰まりに強い「Eggbeater」ペダルでさらなる高評価を獲得。
現在ではペダルをはじめ。ホイール、ドロッパーポスト、ツールなど幅広い製品を展開し、トップアスリートにも愛用されています。



