2025年8月GRAVEL RACE YAKURAI レースレポート 織田聖選手

2025年8月30日に行われた「GRAVEL RACE YAKURAI supported by Cannondale SuperX」にて、Crankbrothersのサポートライダーである織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、男子エリートで2位を獲得!おめでとうございます!

以下、織田選手のレースレポートです。

リザルト

男子エリート 2位

日本で初開催となった今回のグラベルレース。
グラベルライドイベントは日本でも近年増えつつあり、グローバルでもグラベルの人気が増しているように感じる。

レース前日

レースの舞台は、仙台より北西に位置する宮城県加美町。
7月1日にレースのオフィシャル試走がありその時に走っていたので大体のコースイメージはあったが、念の為に前日もう一度確認ライドを行いレースに臨んだ。
レースは1周50kmのサーキットを2周の100kmで行われ、総獲得標高は2400mと基本的に上りと下りしかないハードなものだった。

レース当日

レーススタート時刻は朝6時半。
朝早いなと思ったが、厳しい暑さの日中に走るよりはマシだなと思いながら4時半に起床。
6時前に行われたライダーズミーティングに参加してスタートラインに並んだ。
2.5kmのパレード走行を終え、レーススタート。
スタート直後にある2km8.5%の舗装路の上りは流石にペース上がらないだろうと思っていたが、意外に速く登り終える頃には先頭集団は5人。
グラベルの下り区間で1人が遅れ、次の上りでまた1人が遅れ、沢田選手と阿部選手と私の3人の先頭集団ができた。
ロードレースでも顔を合わせる3人なのでうまくローテーションすることができ後続を気にしなくてもいいくらいにはアドバンテージを得ることができた。
2周目に入り補給所で水を補給。
今日は、沢田選手が一番強く上りでの余裕が違うなと思いながら1つ目の上りをこなす。
私はというと脚がすでに攣りそうで誤魔化しながら走るしかないな、という感じ。
コースで一番長いグラベルの上りでアタックされるだろうなと思い準備していたものの反応することが出来ず、さらに脚を攣る始末。
仕方がないので20秒ほど休み再乗車。
単独3番手になり淡々と前を追い続け5kmほど走ったところで2位を走行中の阿部選手と合流。
沢田選手ははるか前方で、2人で2位争い。
スプリントで競り勝ち2位に入ることができた。

まとめ

とてもハードなレースでしたがゴールした時の達成感がものすごかった。
グラベルレースというものの面白さが分かった気がするのでまたレースがある時は出てみたいなと思います。
グラベルレース挑戦にあたり、サポートして下さった皆様、本当にありがとうございました。
来たるシクロクロスシーズンに向けて準備していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

使用機材

大会詳細

GRAVEL RACE YAKURAI supported by Cannondale SuperX

距離:100km
獲得標高:2,442m
グラベル率:62%
開催日 :2025年8月30日
開催地 :陶芸の里スポーツ公園(宮城県加美郡加美町)

織田聖選手プロフィール

【生年月日】
1998.11.23
【Instagram】
@hijirioda

【所属チーム】
2016〜弱虫ペダルCT
2022〜EFエデュケーション・ NIPPO ディベロップメントチーム
2024~マトリックスパワータグ

【主な戦歴/経歴/活動】
2015
全日本選手権大会CX JR:優勝
2017
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2019
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2020&2021
全日本選手権 CX ME 2位
2023&2024
全日本選手権 CX ME 優勝
弱虫ペダルサイクリングチームより引用)

Crankbrothersについて

1997年、南カリフォルニアで創業。独創性と機能美を追求した製品で、マウンテンバイク界に新風を吹き込みました。
初のヒット商品「Speed Lever」で注目を集め、2001年発表の泥詰まりに強い「Eggbeater」ペダルでさらなる高評価を獲得。
現在ではペダルをはじめ。ホイール、ドロッパーポスト、ツールなど幅広い製品を展開し、トップアスリートにも愛用されています。

日本版公式サイト
日本版公式Instagram