佐渡国際トライアスロン2023 レースレポート 飯田忠司

大会名:第35回佐渡国際トライアスロン Bタイプ

開催日:2023年9月3日(日)
場所:新潟県佐渡市
距離:スイム2㎞、バイク108㎞、ラン21㎞
結果:タイム 7時間14分29秒    総合173位

使用機材

レースウェア:TYR I-STORMオリジナルワンピース
スイムゴーグル:TYR
ウェットスーツ:メイストーム
バイク:FELT IA FRD DISC
へルメット:BBB ホーク
サングラス:BBB フルビューHC PH
タイヤ:パナレーサー
補給:KODA ジェル+エレクトロライトパウダー
マッサージオイル:WELEDAアルニカマッサージオイル
日焼け止め:WELEDA

スイム2㎞ 32分25秒

1周2㎞の周回を1周回。水温は30度くらいと例年よりやや高めだったが、例年通りロングジョン(袖なし)ウェットを選択したので、ウェットを着用する事で脱水になるような事はなかった。
ウォーミングアップを15分ほどスイムで行い、スタートラインにつく。最前列に並びスタート。やはり水温がプール並みに高いので過度なスタートダッシュは控えてバトルを極力避けてゆったりと第1ブイまで向かう。第1ブイまで他の選手との激しい接触もなく、大きなトラブルもなく到達。疲労感も程よい感じなので、そのままペースを維持して第2ブイを回り復路の直線に入る。今年もほぼベタ凪でスムーズ。例年この辺りで先にスタートしていたAタイプの選手に追いつき、泳ぎにくい状況が続く事があるが、今年は混乱もなく、序盤から余裕をもったペースで泳いだ割には32分台と昨年と同じタイムで上陸する事ができた。

バイク108㎞ 3時間35分20秒

バイクは小佐渡と呼ばれる佐渡島の中央付近を横断し、その後、佐渡島の半分を1周回するコース。小刻みなアップダウンが続くが基本平坦基調で80キロ付近の小木に数キロの比較的勾配のある坂がポイント。
スイムは余裕をもって上がったはずだが、序盤から予定していたパワー値に余裕が感じられない。少し控えめに行き、暑さもさほど気にならなかったが、心拍も高めに推移している。しばらく様子を見ながら走っていれば状況が改善する事もあるので、少し低めの出力で漕ぎ続けるも、一向に改善の兆しがみられないが、まずは冷静に決めておいたルーティンで補給や水を身体にかける事での冷却を淡々と行っていく。
暑さはコースに日陰のある個所も時折あり、そこまで感じず、そのまま距離を淡々と重ねていくが、やはりコンディションが上向く気配がなく、疲労感だけが増していく。中間点に到達時点でペースを落としているにも関わらず疲労感が大きく、内臓疲労からか早くも吐き気が時折出てくる。この時点でこの状況だと完走すら危ういと、ペースは気にせずバイクを終える事に下方修正して進めていく。出力はかなり下がってしまい、後続の選手にもかなり抜かれてしまったが、なんとかこのコース最大のポイントである小木の坂もクリアし、疲労感が大きいながらバイクパートを終える。

ラン21㎞ 3時04分12秒

ランは主に海岸線沿いを2往復するほぼフラットながら日陰がないコース。走り出しから様子をみていくがやはり疲労感が大きくペースは上がらない。内臓系トラブルからバイク後半はほとんど補給が取れなかった事も影響していると感じる。加えて日陰のないコースで厳しい暑さ。どんなペースだろうがまずは完走と前に進む。補給があまりできないので、身体の冷却とわずかな補給で繋いでいくが、やはり疲労感に勝てず一つ目の折り返しを過ぎてしばらくしてから更に気持ち悪くなってしまい、このままいくと完走すら危ういと感じ、1周目を終えるくらいのところから歩きに切り替える。残り1周近く約10キロ近くあり、全て歩くとなるとかなりの時間を要するがそれでもひとまず歩けば多少気持ち悪さは収まるので完走だけはできるだろうと思い、ひたすら歩いて少し回復してきたので残り数キロはジョギングレベルではあるが走って何とかゴールにたどり着く事ができた。

まとめ

暑さで前日のジュニア大会が中止、大人のレースも距離短縮が検討される気温、湿度共に高いレースでしたが、その中でも走れる選手はきちんと走れているので、やはり今回は自分のコンディション不足による所が大きかったと感じます。
7月までは限られた時間ながら割と順調に外でのトレーニングができており、コンディション的には昨年よりはいいのではないかなと感じておりましたが、8月第2週に風邪をひいてしまい、この風邪の影響で特に内臓の調子がすこぶる悪くなってしまい、これがかなり長引いてしまった事が大きかったと感じまず。通常は間にはいる合宿帯同などで練習量が減ると体調が戻る事も多いのですが、今回はそれもできず、予想外に7月までの厳しい暑さの中での練習が自分の身体にダメージを与えていたのかもしれません。

10月に予定しているIROMNANマレーシアも厳しい暑さの中でのレースなりますし、距離が倍になるので、恐らく状況的にかなり厳しい事が予想されますが、今できる事を最大限に実行して、コンディションを整えて、ベストを尽くしていきたいと思います。
応援ありがとうございました。

 

飯田 忠司 選手

1976年12月24日生まれ

トライアスロンスクール I-STORM代表
日本トライアスロン連合 指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合 副理事長 強化委員

<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位

小学校1年から高校3年までは剣道に打ち込む。東海大学入学後、いくつかの候補の中から、先輩達のオープンな雰囲気に惹かれてトライアスロンサークル「東海大学BOMBERS」に入会。始めた当初は、走れば30分ほどで歩き、100m以上は泳いだ事がないし、自転車は持っていないから乗れないという状態だったが、3年時に学生選手権に出場。
卒業旅行のつもりで大学の仲間と出場したアイアンマン・ニュージーランドで運良くアイアンマン・ハワイの権利を獲得。翌年初出場したロングディスタンス日本選手権佐渡大会で5位入賞。2005年IRONMAN KOREAで総合6位(日本人1位) 2011年国内最長距離の大会「佐渡国際トライアスロンAタイプ」でメジャー大会初優勝。
現在もロングディスタンスを中心に競技活動を続け、並行してトライアスロンスクール「I-STORM」を主宰し、初心者からエリートまで幅広いレベル、年齢のトライアスリートの指導も行い、JTU(日本トライアスロン連合)指導者養成委員、埼玉県トライアスロン連合理事として、日本のトライアスロン普及にも関わっている。

スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/

オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com

 

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