シクロクロス全日本選手権で弱虫ペダルサイクリングチーム 前田公平選手が優勝!U23の江越選手は準優勝!

2018年12月9日、第24回シクロクロス全日本選手権大会(2018)に、Feltがサポートする「弱虫ペダル サイクリングチーム」が出場しました。

今年の会場は滋賀県マキノ高原。一面真っ白のスノーコンディションで日本一を決める戦いが行われました。

 

男子エリート 前田 公平選手が悲願の優勝!

最終レースとなった男子エリートレースにおいて「前田 公平」選手が悲願の優勝を飾りました!

前夜から降り続いた降雪によりフィジカルだけでなく、高度なライディングテクニックも問われた今レース。

 

スタート直後から独走を開始した前田選手がゴールまで独走。

国内トップオフロードライダーと言える前田選手は、一昨年の2位、昨年の3位と、表彰台の真ん中だけがありませんでした。

遂に、完璧なレース運びで自身初となるナショナルチャンピオンジャージを獲得しました。

 

前田選手戦歴

2012

アジアMTB選手権大会ジュニア:優勝

2016

全日本シクロクロス選手権大会エリート:2位

2017

全日本MTB選手権大会 XCO エリート:3位

全日本シクロクロス選手権大会エリート:3位

実業団ロード Jエリートツアー:11位

2018

ジャパンカップ オープン:3位

Raphaスーパークロス野辺山 Day-2 UCI-1:優勝

 

レースレポート

前田公平選手

いよいよ年に1度の全日本選手権がやってきた。2週間前に行われた同会場でのUCIレースをスキップし、昨年の忘れ物を取るべくこの大会に臨んだ。前日の試走では雨予報だったものの降ったり止んだり。コースは濡れているもののマッドコンディションとまではいかず、ウェットな状態。当日も雨予報だったが、前日のような天気で納まると良いなという希望を抱き当日を迎えた。

レース当日、目の前に広がるのは真っ白に染まったマキノ高原。そして降り続ける雪と霙に絶望した。ただ自転車に乗るなら楽しいコンディションだがレースとなれば話は別で、東京育ちの自分には雪に対するノウハウがない。昼の試走でラインやセッティングを探り、スタートを迎えた。

オンタイムでスタート。クリートキャッチに若干てこずるものの、すぐにリカバーし、横山選手を先頭に5番手で最初のコーナーへ。すぐに3番手まで上げる。雪に強い横山選手に行かれてしまっては全て終わってしまうので、しっかりと後ろにつける。1周目の担ぎ区間では自分に分があると感じたので先頭に出てペースを作る。序盤はペースを上げて攻めていくと、15秒前後のリードを得ることができたので、そのままプッシュを続ける。しかしその後は後ろの横山選手との差は詰まらず広がらずの状態。ワンミスでひっくり返る差なので油断ならない。踏むところはしっかりと踏み、乗り降りの判断をしっかりと見極め、スリップダウンに注意。それらを徹底し、目立ったミスなく無事に先頭でゴール。

初めてとなる全日本のタイトル。まだ実感が湧かないが、この日を迎えるまでに携わってくださった皆様に感謝です。

 

シクロクロス全日本選手権2018 男子エリート 白銀のマキノ高原で前田公平がシクロクロス全日本チャンピオンに輝く-Cyclowired

 

使用バイク:Felt F1x

Felt「F1x」前田公平選手CXバイクチェック

 

男子U23 江越 海玖也選手が準優勝

U23男子は、チームから「織田 聖(おだ ひじり)」選手と「江越 海玖也(えごし みくや」選手の2名出走。

織田選手は全日本選手権を2連覇中。3連覇が期待されました。

江越選手も昨年4位の選手です。

ただし今回は深い雪による非常に乗車率が低いコース。

BMXレースをバックボーンにしたバイクコントロールを信条とする織田選手だけではなく、どの選手にも優勝の可能性があるレースになりました。

レースは2周目から村上功太郎選手が独走を開始。

それを単独で追った江越選手が粘って準優勝を獲得しました。

 

織田選手は残念ながら3連覇はならず、8位でフィニッシュとなりました。

 

 

レースレポート

江越 海玖也選手

雨だろうと予想されたレース当日は、前日試走とはガラッと変わり一面雪景色となった。

予想以上に降り続け、走った轍も直ぐに消えていく程だった。スタートまでに雪が弱まることはなかった。スタートは今シーズンでは1番悪いのじゃないかと思うほどクリートキャッチをミスしていた。だがホームストレートが雪に覆われてたこともあり大きく遅れることは無く、第1コーナーは4番手で突入。ほとんどが新雪で早々にランに切り替えざる負えなくなる。

ピット前を抜け、奥のセクションに入る階段があるとこからはほぼラン。V字のキャンバーを超えもう一段階上がったとこでようやく乗車出来た。山上の区間を終えても乗れる所は限られていた。フライオーバー超えるくらいには、村上選手、竹内選手、自分の3人パックに。後ろから見て竹内選手が雪に苦戦していたことは分かったのでペースを合わせるくらいなら自分のペースを刻んでいこうと前に出る。ここで無理に村上選手について行くことも出来たかもしれないが、この時点では残りが何周なのかも出ておらず、実力は向こうが上なのは分かっていたし、ランの練習をほとんどしてない自分にはリスクが大きいと判断し、あくまで表彰台に乗ることを考え走った。

2周ほど走り、全4周回のレースとなったことが放送で告げられた。残り2周ミスなく走りたかったが、ランで足に来てたのもあり後ろとの差が縮まり始め、抑えてた焦りが出初めてしまった。

3周目フライオーバー付近では1度17秒ほどまで近づいた。自分の方は大分脚にきており、攣る寸前だった。ワンミスで追いつかれる、向こうの作戦としての許容範囲内のタイム差だとしたら埋められてしまう。といった考えが浮かび焦りが大きくなってしまう。焦ると余計ミスが出てしまうと思いなんとか落ち着こうと思うが、ハマらないクリートに苛立ったりしていた。

コーチや観客の声で落ち着け!との声を聞きなんとか平静を保てていた。そこからはひたすらペースを落とさずミスをしないよう走り続け、覆されることは無く2位でゴールとなった。

ヒヤヒヤするレースだけあってゴール後は安心が1番大きかった。だが振り返ってみるとミスも隙も大きいレースだった。今季ではほとんどミスしなかったクリートキャッチもここに来て1番のミス。それで慌てなかったのは良かったが大事なレースでこれではいけない。後半もプレッシャーがかかると焦りだしてしまう。プレッシャーに弱いのは自分の弱点だと感じた。

雪という状況が自分に良かった感じもあるが、この条件は皆一緒。その中で周りが予想してた以上の結果を出せたのは正直に嬉しかった。でもトップとは大きく離れ、チャンピオンはまだ余裕があるとの事だった。この差を埋めるだけでは足りない。何としても強くなり勝てるようになります。

寒い中でのサポート、応援ありがとうございました

 

織田聖選手

マキノ高原で行われた全日本選手権。レース前日の土曜日は雨が降ったり止んだりの天気でマッドコンディションだった。しかしレース当日の朝になると辺り一面雪で昨日とは全く異なるコンディションになっていた。朝の試走時は雪はそこまで深くなく、概ね乗っていくことが出来たのだが試走後も雪が降り続いた為、レースの時は半分近くランニングだった。

スタートは落ち着いて入りピットの前付近で一度先頭に出た。しかしコース前半のキャンバー区間で足を滑らせてしまい何度か転倒してしまった。うまくコースに対応することが出来ずズルズルと交代してしまい、周回を重ねる度に順位を落としてしまった。

年に一度の全日本選手権でこのような走りをしてしまい本当に情けない。終わってしまったレースは悔やんでも戻ってこないのでこれからのレースでこのような走りをしないようにしたいと思います。

たくさんの応援、サポートありがとうございました。

 

シクロクロス全日本選手権2018 男子U23&ジュニア 村上功太郎が男子U23、小島大輝が男子ジュニアの全日本CX王者に-Cyclowired

 

女子エリート 唐見実世子選手は6位フィニッシュ

女子エリートレースではパワーが男子選手に比べ劣るせいもあり、予想外の降雪により乗れない区間が更に多くなりました。

ロードレースを主軸としている唐見選手には非常に厳しい展開となりましたが、6位でフィニッシュしました。

 

レースレポート

唐見実世子選手

いつも全日本選手権は何かが起こる。今年も例外ではなく、ずっと暖冬で晴天続きだったが、レース前日辺りから、気温が下がりはじめ、レース当日のマキノ高原は完全に雪国。

全日本というのはそのようなものだ。レース当日はチームカーと一緒に7時に会場入り。雪の上を自転車で走るという経験はほとんどないので、どうやって走ってよいのか全く分からない。ただただ戸惑うばかり。他の女子選手の皆さんは上手に自転車に乗車しているのに、私は乗れない。試走の時からイライラが募る。

試走をしていると汗をかくので、こまめにクラフトのインナーを着替えて身体を冷やさないように心掛けながら定刻通りの12時40分スタート。クリートキャッチのミスこそなかったものの、まだまだスタートが上手くいかず、また上手くいかない自分の事を他の選手も知っているので、余計に被せてこられたりして、若干下がり気味でのスタートとなった。ここの部分は本当に克服しないといけない課題でもある。

スタートしてすぐ、前方で落車があり、そこからはランニングが始まる。乗車に手こずるくらいだったら、特に1周目は私の場合はランの方が得策だと思った。しかし、前を行く選手は問題なく乗車できるので、先頭との差はどんどん開いていく。

2周回目に入る頃には6位争いの3人になるが、周囲の選手の体力が削られているのは分かっていたので、とにかく自分のペースを崩さないように走る。緩やかな上りも乗車するのが困難な事が多く、その場合はすぐにランニングに切り替えた。

その後は単独になったが、前を行く選手の姿は全く見えない。とにかく耐えて耐えて、ゴール。周回数はたったの3周。

復帰した直後はシクロクロスが本当に苦手で、会場入りした時の公園内の土のにおいをかぐだけでも嫌になっていたくらいだったが、最近はそれでも自分なりに工夫できるようになったり、少しの進歩に喜びを感じるようになっていて、今回の全日本は少し楽しみな部分もあった。しかし蓋を開けてみたら、技術的な部分では他の選手に比べてかなりの開きがあると感じた。

せっかくシクロクロスという競技を好きになってきたのだから、もっと上手になれるように、もっと前向きに取り組んでいきたいと思った。

また、今回のような悪天候でも、的確に判断して行動できるチーム、スタッフの皆さん、それに頼もしいチームメイトがいて今の自分がある事を今回のレースではすごく実感しました。本当に感謝しております。もっとしっかりと走れるように、これからも頑張っていきます。

 

使用バイク

Felt F1x

バイクラインナップ

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