フィッティングポイント、リフレッシュしてみませんか?(MTBやクロスバイク向け、グリップ交換のお話し・・・)

今年も、はや、12月・・・12月と言えば、「新年に向け、大掃除・・・」という方も少なくはないはず・・・街中でも、ガソリンスタンドや洗車場はマイカーを洗車するための行列が出来ているのを毎年、目の当たりにします。おそらく、普段、自転車に乗っている方は自転車をキレイに・・・なんて方も多いと思いますが、洗車や注油をする際に同じく見ていただきたいのが、題名にも挙げている「フィッティングポイント」・・・。簡単に言うと、乗車の際に身体が直接的に触れているところを指しますが、具体的には「ハンドル(グリップ部)」「サドル」「ペダル」といったところがそれにあたります。

この点は乗車時に直接身体が触れることから、消耗しやすいポイントであるのと同時に、コンディションの良い物や使いがっての良い物が付いていることで、思いのほか快適な乗車時間を過ごせるポイントになります。今回はその中から手が触れるポイントである「グリップ交換」について触れていこうと思います。

まず、新しいグリップを探す前に、確認をしておくポイントとして

・(グリップの)長さ

・(ハンドルの)太さ⇒(注)大人用のバイクに多いのは直径22ミリ程度の物ですが、キッズ用のバイクには19ミリの物もありますので、要注意です。

・(好みの)柔らかさ(素材)

・(快適そうな)デザイン

・(好みの)色

等を事前に確認をしてからグリップを探すことをお奨めします。(もちろん、長さを変更する際はブレーキレバーやシフトレバー等、グリップ周辺に付いているパーツの位置をずらす必要は発生します・・・)

ということで、まずはグリップの長さとグリップを付けるハンドルの太さの計測から・・・

ハンドルの太さを測りつつ、

次は長さへ・・・長さの例をあげると・・・

・スタンダードタイプ

コチラは左右にボタンやレバー・プッシュ式のシフトレバーが付いているバイクやシフトレバーが付属していないバイクはこのタイプを選ぶことが多いです。

 

ちなみに写真はシンプルなデザインのBBB社製BHG-91(クルーザー)。全長は2本とも130ミリとなっております。

 

・左右にグリップ(ツイスト式)シフターが付いているケースにはこちらBHG―93、全長は2本ともに92ミリと少し短めになっております。

 

 

・片側のみグリップ(ツイスト式)のシフターが付いている場合はコチラを・・・BHG―92。長い方は130ミリ、短い方は92ミリの組み合わせとなっております。

 

 

今回ご紹介したグリップ(BBBクルーザーシリーズhttps://www.riteway-jp.com/pa/shop/9822/は付いているシフターに合わせて長さの組み合わせを選べるグリップになっております。(もちろん、自分で切るというのも良いですが、最初からキレイに切れているに越したことは無いですよね?)

 

次に柔らかさ(素材)・・・よく見かけるのはラバーの物ですが、柔らかいものを求めるとスポンジの様な「フォーム素材」の物も市場には出回っています。柔らかいぶん、消耗も早かったりしますが、好みに合えば非常に快適に体を支えてくれるでしょう・・・

 

コチラはBBB社製BHG―28(フォームウェーブ。長さは128ミリ。https://www.riteway-jp.com/pa/shop/9260/一見、スポンジのようなフォーム素材が優しく手に馴染んでくれます・・・

ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、軽くつまんでもこんなにつぶれます。

次にデザイン。デザインについては、「普段どのようなところで乗るか?」ということが選ぶ際のポイントとなりますが、具体的には雨天やオフロードでの走行を想定している方は、溝がしっかりとある物の方が滑りにくさに直結するかと思います。また、逆にデコボコが大きすぎるグリップは滑りにくいかもしれませんが、素手で長時間ハンドルを握った際に手のひらが痛んでくることもあるかもしれません。ですので、購入前に可能であればグリップ単体で触っておく(出来れば握っておく)と良いかもしれません。

ちなみにこちらはBBB社製、BHG-35(パイソン。長さは142ミリ。https://www.riteway-jp.com/pa/shop/9395/)。グリップ部に程よい凸凹があるのと、グリップ内側部にはハンドルへの固定が、ボルトにて出来るような構造になっています。

 

そして、快適性重視派にはこのような形のものも・・・

BHG―71(エルゴフィックス。長さは133ミリ。https://www.riteway-jp.com/pa/shop/10094/)一見、変わった形に見えますが、平らな面が手のひらにフィットし、圧力が集中しないことで手が痛くなりにくいです。

ちなみにハンドルへの固定はハンドル内側のボルト(2.5ミリのアーレンキーを使います)を締めこむことで固定いたします。

 

そして・・・ココが第1になる方も多いですが…色とデザイン・・・好みのカラーがラインナップにあるのであれば、好みのものを選んでいきましょう。(乗車時に珍しく自分の目に映るポイントでもあるので、好みのものが付いていると気持ちが上がってよいですよね?)

 

カラーものの一例としては・・・

crankbrothers コバルト。長さは130ミリ。(https://www.riteway-jp.com/pa/shop/9732/

非常にシンプルなパッケージですが、パッケージを開けると、色々入っています・・・

その中でも特筆すべきは、このグリップ、MTB向けパーツを世に送り続けているブランドらしく、グリップの固定力を上げるよう、内側と外側の2か所のボルトで固定をおこないます。その固定には「T10」トルクスボルトにて行います。付属品の中にもそのアタッチメントが付属しています。

その他、バーエンドキャップはハンドルの内径が18.5ミリ前後用(実測)と20.0ミリ前後用の2サイズが入っていますがこのあたりはビニールテープをキャップに巻くなどすることで微調整が出来ますね・・・

 

お次はコチラ、こちらもフォーム素材のグリップで

KCNC EVAグリップ。長さは117ミリとなります。(https://www.riteway-jp.com/pa/shop/10527/

KCNCというと「アルミ等の軽量パーツが得意なブランド」のイメージを持たれる方も多いと思いますが・・・こちらは「非金属製品」ではあるものの・・・

バーエンドキャップを含んでも9グラム(キャップ無しの公式発表では片側6グラム)・・・まあまあ?軽いですよね?

ちなみに金属リング付きのロックオンタイプ(https://www.riteway-jp.com/pa/shop/10528/)はさすがに・・・(それでも、充分、軽めの28グラム・・・)

等々・・・

ということで、今回ご紹介をしたグリップは比較的簡単に交換が出来て、乗り心地に直結するフィッティングポイント。新しい年に向け、リフレッシュしてみては、いかがでしょうか?

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (1 votes, average: 4.00 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。