Seido RGT フォーク レビュー | カーゴケージ対応のグラベル&アドベンチャー カーボンフォーク

グラベルバイクに装備されていることも多いフロントフォーク横のアイレット。カーゴケージやボトルケージを装着して積載力を圧倒的に拡張してくれます。しかし自分のバイクにはそんなものは装備されていない…バイクを買い替えるしかないのか…。いえ、そうとも限りません。ドイツ発のグラベル&アドベンチャー系パーツブランドSeido(セイド)からカーゴケージ用アイレット付のフルカーボンフォークが発売されました。かくいう私も冬はレースにも使うシクロクロスバイクのFelt FXでキャンプツーリングもしているので、そんな悩みを持つ一人でした。

 

RGT グラベルフォーク

対応タイヤ径:27.5″-29″-700C
タイヤクリアランス:47‒622 (700×47c、29”×1.8”) / 54‒584 :(27.5”×2.1”)
ステアラー:テーパード 1‒1/8” ‒ 1‒1/2”

その他の詳しいスペックは商品ページへ

コラムまでカーボンのフルカーボンフォークです。最新のグラベルバイクに備えられている機能をフルスペックしているので、このフォークに差し替えることで少し前のバイクをアップデートできます。

 

カーゴケージにも対応する多彩なアイレット

装着しているのは BBB ストラッププレート

RGTフォーク最大の魅力はフォークブレードの片側3つのアイレットでしょう。カーゴケージやボトルケージを取り付けることができるこのアイレット。あるのと無いのとではバイクの積載力がかなり違ってきます。

 

ボトルケージを取り付けてもOK。BBB デュアルマウント を使えば2個のボトルケージを装着することもできます。

 

この位置だと乗車姿勢から見えるのでボトルが取りやすいです。

 

エンドのアイレット。

 

フォーククラウン前後にもアイレット。マッドガードやキャリアの取り付けに対応します。

 

前のアイレットはライトの取り付けも想定しています。

 

【BBB Cycling】LET’S GO #BIKEHACKING AdaptSystem バイクパッキング アクセサリー

 

47Cタイヤまで履けるワイドクリアランス

画像のタイヤは32c。

最大タイヤ幅は、700cの場合で47c、29”の場合で1.8”、27.5”ホイールを履かせることも想定していて、その場合は2.1”。MTB並のワイドタイヤもいけるということになります。これだけの余裕があればほとんどのフィールドに対応できるでしょう。

 

重量増のデメリットを感じさせない軽さ

実測重量は525g (初期コラム長30cm、アイレット用ボルト込み)。コラムまでカーボンのフルカーボンです。アイレットがフル装備で、しかも広いタイヤクリアランスということを考えるとこれは軽い。私が使用するレース用シクロクロスバイクのFelt FX Advanced+でも440gなので、アイレットやタイヤクリアランスのことを考えるとメリットしか感じません。軽量ですが剛性も高く感じます。少しだけ角断面になっているデザインが効いているのかもしれません。

 

スルーアクスルも付属します。6mmヘキサレンチで脱着します。

 

ブレーキホース、ダイナモケーブルのフル内装可能

実はフォークコラムには穴が開けられています。これはフル内装フレームに対応する穴です。ブレーキホースをヘッドチューブ上部から内装してコラム外を配線するフレームでは、ここから内装したフロントブレーキホースがフォークブレード内側から出てきてフロントブレーキキャリパーに接続します。逆にフォークコラム上部から内装するフレームでは、リアブレーキホースをこの穴から出してフレーム後方へ配線します。さらにこの穴には使い方があり、ハブダイナモ発電のライトケーブルをリアライトに配線することもできます。フロントハブから出ているケーブルをフォーククラウンの穴から内装、フォークコラムに開いたこの穴から出して、トップチューブかダウンチューブを経由してリアのダイナモライトまで届ける(フレームにはリア側からケーブルを出す穴が必要)という具合です。

 

さらに不思議なトップキャップとコラムエキスパンダーも付属します。キャップには穴が開いていて、エキスパンダーには溝あり。ハブダイナモのケーブルを内装してハンドルのライトに届けることができるのです。他にもトップチューブバッグに入れたバッテリーのケーブルを内装してライトに接続するなど工夫次第で色々な使い方ができます。アドベンチャーパーツブランドのSeidoならではのアイデアですね。

 

左フォークブレードに開いた二つの穴は、どちらもブレーキホース用。一方がフォーククラウンからホースを通した場合の穴で、もう一方がフォークコラムから内装した場合の穴。どちらも内部にガイドがあるので、ケーブル内装作業が簡単です。今回は、簡単にフォーク交換できるように、ブレーキホースは内装しませんでした。ホースはタイヤチューブを輪切りにしたもので固定したのでご参考まで。

 

シクロクロスバイクのツーリングバイク化に

私はピュアレーシングシクロクロスバイクのFelt FXで、冬のシーズン中はシクロクロスに参戦、オフシーズンはキャンプツーリングやグラベルライドに行きます。後者ではフロントフォークにアダプターを付けてカーゴケージやボトルケージを取り付けているのですが、信頼性が低いし(ツーリング中に壊れたら死活問題…)、何より取り付け取り外しが面倒くさい。RGTフォークの存在を知った時は運命だと思いました(笑)。交換するにあたって懸念点としては、フォークのジオメトリが違うのでハンドリングなどがおかしなことにならないかということ。幸いRGTフォークがオフセット:50mm、アクスル~クラウン:400mmに対して、FXはオフセット:50mm、アクスル~クラウン:393mmと、比較的近い寸法。実際に走行した感想としては想像以上に違和感無し。わずかに直進性が強くなった気もしますが、しばらく使用した今となっては違いが思い出せないくらいです。おそらくレースシーズンもRGTフォークのままいくと思います。シクロクロスバイクのツーリングバイク化に非常におすすめです。

オフセット:53mm、アクスル-クラウン:410mm、タイヤクリアランス58cの「MGV フォーク」もあります。

 

グラベル&オールロード用フォークの決定版

グラベル系のフォークというのは選択肢がほぼありません。また大型サドルバッグに重い荷物を詰め込むよりフォークに分散したほうが軽快に楽しく走れます。フォークダボが無いバイク、特にシクロクロスバイクに装着するもよし、オーダーフレームに使うもよし。RGTフォークは今のグラベルバイクやオールロードに必要な要素をまさに全部乗せした決定版です。

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (6 votes, average: 4.67 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。