バイクトライアルライダーによるクランクブラザーズシューズ「スタンプ」のインプレッション

Crankbrothersスタンプシューズをお考えの方へ

1ヶ月使用しての感想、ポイントをまとめてみました。

インプレライダーは主にバイクトライアルをしています。

・ペダルの接地感

ペダリングのパワーを逃さない為にソールが少し硬い使用感です。

その為、最初のうちはペダルからシューズが浮く感じがします。

ぺダルの形がソールにうっすらつき始めると、グリップの良いコンパウンドと共にペダルをホールドしやすくなりました。

どんなシューズもペダルとの接地感を上げるにはある程度履き慣らしが必要なことですが、スタンプは慣れまでのスピードは早いと感じました。

・ソールの厚み

ソールは適度な厚みがあります。

ソールが薄いとペダルをホールドしやすくなりますが、疲労が溜まりやすくなります。

「適度な厚み」があることで足の裏の疲労や怪我を防ぎ、長時間のライデイングに貢献します。

ソールが薄いとピンからの攻撃をダイレクトに受ける為ソールに穴が開きやすいです。

厚みがあることでピンペダルによる足裏への攻撃を軽減&ソールへの攻撃を吸収し、ソールに穴が開きにくいものとなっていると感じました。

・ソールの剛性

踏面は一般的なフラットペダルシューズよりも剛性(硬さ)があります。

この剛性によりペダリングパワーを逃さず、同時にバイクを抑え込んだり着地からの衝撃に対しペダルへの踏ん張りが効くようになります。

剛性がないとこういうところに大きな差が出ます。

やみくもに剛性を上げると、ペダルのホールド感が減ってしまいライディングに集中出来ません。

ペダルのホールド感を上げるにはペダルを足の裏で掴むような感覚が欲しくなりますが、ソールが薄く柔らかいものはペダリングパワーが逃げてしまいます。

スタンプはこのあたりのバランスがよく考えられておりペダルのホールド感覚を維持しつつパワーを逃さないソール剛性に仕上げています。

個人的には一番重要なところと感じていますが、このシューズで一番良い特徴ではないかと感じました。

・アッパーのホールド性

アッパー全体で足を包み込む感じがあり、程よいコンプレッションが全体に効いています。

その為紐を緩めていても足からシューズが抜け落ちるような感覚はありません。

パッド付きのタンがインソールと太いゴムベルトで繋がっているので足のホールド性を上げております。

紐に頼らなくてもしっかりとホールド性があることで、紐を緩めて使用することが出来るので足に負担がかかりません。

・アッパーの清掃が楽、汚れにくい

表皮が撥水性がありキズが付きにくいポリウレタン素材を使用していることから多少汚れてもウエットティッシュや水洗いでさっと新品のように綺麗になります。

スエード表皮のように汚れが溜まってしまうということもありませんので汚れても平気です。

各所メッシュウインドウがありますので通気性も長時間のライディングも全く問題ありません。

世界のトップライダーが開発に関わっており、後発ということもあることからよく煮詰められたシューズでした。

今のところ不満点は全くありません。山からストリートまでフラットペダル派の方にはぜひ試して頂きたい逸品です。

 

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