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その9、鳥取、島根、山口 続き。
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翌日は自転車で津和野を巡りました。一昨日は暖かかったのですが、この日は肌寒くウィンドブレーカーというか、この携帯雨具は本当に優れものです。宣伝してしまいますがお薦めです。 |
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まず向かったのが7km山へ入った奥津和野の堀庭園。この辺りの家はツルツルした茶色の瓦が特徴的です。石州瓦というそうです。 |
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銀、銅の鉱山があった天領だったそうで、道々立派な家が目に付きました。 |
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まだ目的地、堀庭園ではないのに、こんな山奥に何故と思うようなお屋敷が沢山ありました。 |
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そんな中で一際立派な堀家の屋敷です。堀家は代々銅山年寄り役を世襲し、天領差配家三百年の歴史が有る名家だそうです。 |
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住まいも立派でしたが、山楽荘と言う離れが見事でした。ちょうど庭の紅葉の時期でラッキーでした。 |
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離れやその庭園の見事さにあっという間に半日過ぎてしまい、えっ坂おっ坂下ってきました。
だからー私下りは早いんですってば。 |
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家のトーチャンあまり高くなくて、美味しい店を探すの上手いんです。 |
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お腹すいてたんで 写す前に食べてしまってご免なさい。津和野の芋煮です。笹山という場所で取れたサトイモを鯛のだしで煮たとてもシンプルでなおかつこくのある絶品です。 |
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山葵の葉の煮付け、ピリ辛でお酒の肴にぴったりです。 |
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山陰の鯖は天下一品です。津和野を山陰と言っていいのかどうかわかりませんが、昔津和野には魚市場があったそうです。理由はともかく鯖は山陰です。 |
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驚きの握りずし。東京の3倍ぐらいご飯があるのではないかと思ってしまうほどの大きさ。 一口で食べるには勇気の要る大きさでした。 |
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お結び握りの後は駆け足で名所めぐり、まず津和野城跡。 |
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そのお住まいの床の間です。これが津和野で普通に人の住んでいる住居です。高々お香を買っただけで何故こんなに住まいの中まで見せていただけたのか?それは秘密です。 |
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さー、たっぷり津和野を楽しませてもらったからお宿に帰りましょ。それにしても夕方になると本当に人通りも少なく、歴史を感じさせる町並みの静寂を感じられました。 |
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いよいよ最終コース、津和野から山口県境までは長い上り坂。天気予報で雨になることは覚悟はしていたのですが予報どうりの雨。早朝出発のために朝ごはんは前の晩に作ってもらったおにぎり。 トンネルを越えて漸く山口県に入りました。 |
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ここからは得意の下り坂なのですが、、、雨脚は強くなり、風も出てきて、日本で一番最初にできたと言う道の駅ではテントが飛ばされているような突風の痕跡。 |
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我慢して走ったのですが、山を下って平地に出ると横殴りの風が左から吹き出し、センターラインへ押し出される感じになってきました。 |
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左右が田んぼや畑で遮るものが無く、ついにトーチャンが危険と判断し乗るのをあきらめ 歩いて最寄り駅に行き列車で次の目的地湯田温泉まで行くことにした。残念ですが仕方がありません。命が大事です。 |
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最寄り駅といっても歩き出してからおよそ3km、徳佐駅に着くとどうした加減か雨も弱まり風がやんで何となく釈然としないまま列車に乗りました。 夜のニュースで突風で家が飛ばされ3名亡くなったとか。 結果としてよい判断だったのでしょう。 突風で老夫婦大怪我、なんて洒落にもなりませんもん。 |
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予定どうりに着けば例によって温泉にビールとなるのですが、大幅に早く着いたので地元湯田温泉出身の中原中也記念館へ行きました。 あの ”汚れっちまった悲しみに”の中原中也です。 断片的な知識はあったのですが 彼の生涯と、作品が展示されており何時に無く神妙に見入ってしまいました。 |
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中也記念館の通りには、湯田温泉のシンボル でぶ狐 が並んでいます。 これは文具屋さんのシンボルです。 |
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何と、 サイクルショップ TSUNO さんでした。 ご一緒に!! 帰りは湯田温泉から在来線で20分、 新山口から新幹線です。 しかし新山口駅は、在来線のホームから新幹線連絡通路まで登るエレベーターもエスカレーターも無くそのうえ新幹線までが遠い遠い。家に帰ったらもうくたくたでした。 |
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今回は初めての山陰地方でした。
まず、カニ、鯖の美味しさは関東地方にない物でした。
和菓子屋さんの多いことも驚きでした。どこの町でも歴史の古さを感じます。
やはり関東地方は新しい地域なのだと認識を新たにしました。
自転車で走っていて今までになく苦痛だったのが向かい風、怖かったのが
横からの突風です。
もともと、雨、上り坂、強い日差し、大型トラック、段差、
などなどいやな事は沢山有りますが、今回は 風 が加わりました。
自動車や列車の利点は疲れない、遠くまで楽にいける、などそれはそれで楽しいのですが、
自転車の良さは、のんびり出来る、 現地の人と話が弾む、食事が美味しくなる、
列車や車では見落としてしまうようなことにも気が付く などなど、沢山あります。
自転車特有の苦痛ももしかすると本当は
自転車で無ければ味わえない楽しさなのかも知れません。
山形から始まって今回で15県終わりました。
でもまだ全行程の3分の1しか終わっていません。
全部終わるまでにあと1年といったところでしょうか?
二人の体重135kgになるまであと何年かかるのでしょうか?
二人の年齢135歳になるまであと半年、これだけは確実です。
今年は寒くなるので今回でお休み。来年の春にまたはじめます。
なーんて言ってまたすぐに行きたくなるかもしれませんけど。
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