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福島県・新潟県

 
 

その8、福島、新潟、阿賀野川下り、今回は疲れたなあ…。
地図で予想した道路状況と現実がそこ、ここで違っていたり、大雨の被害で
通行止めになっていたりと自然の厳しさと同時に、ときには幹線道路から外れたところに
独り占めの美しさを見つけたりと、波乱万丈でありました。

 
■今回のルートを地図で確認

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いつもの様に始発電車、まだ暗い駅に何と同好の士がいるではありませんか…。彼は赤城山へ行くそうです。さすが若者、細身です。私と並べば誰でも細身にみえます。

     
 
 
   
   

新幹線は出来るだけ車両の最後部の席を取ります。最後部席の背もたれの後ろは自転車の袋を入れられます。

     
 
 
   
   

大体6号車の後部通路には大きなもの入れがあり、自転車の袋が入ります。これで準備完了、あとは目的地まで座席でゆっくりしていられます。

     
 
 
   
   

郡山から猪苗代までは、初めて乗る磐越西線、増結して六両編成になりました。猪苗代の手前から霧雨になってきて、ちょっと気持ちは下降気味。

     
 
 
   
   
歴史を感じさせる猪苗代駅。猪苗代と言えば野口英世、1927、8年にアフリカのガーナで黄熱病の研究で殉職、“人類のために生き、人類のために死す”を実践したのは有名ですが猪苗代の出身なのは意外と知られていないかもしれません。私の横のこのおじさん、何故かとても驚いた顔で私を見ていたのですが…ナニカ???
     
 
 
   
   

小雨の中を桧原湖目差して459号線を上りました。第一回の山形で大雨にあっているのでこのくらいの雨はあまり…。やはり気になります。

     
 
 
   
   
磐梯山噴火記念館に入りました。磐梯山が水蒸気爆発を起こしたのは大昔だと思っていたのですが、1888年だそうで、意外と最近のことなのですね。中国後漢時代の張衡(78-139)という人が世界で始めて作った地震計だそうです。
     
 
 
   
   
桧原湖は冬の始まりの景色でした。寒々としていましたが、紅葉も少し残っていました。冬には凍結してワカサギの穴釣りが出来るそうです。
     
 
 
   
   
このおじさん、突然話しかけてきて、はじめは何を言っているのかわからなくて、私が何かいけないことをして怒られたのかと思ったら、この前自転車で転んで左手首を骨折したんですって…。わざわざ気をつけてねと言いに来てくれたのです。
     
 
 
   
   
そうと解ってほっとしたら、なんか私背が伸びたみたいな気がします。
     
 
 
   
   
桧原湖から今日の目的地喜多方まではおおむね下りです。雨は止んできたのですが、蛍光色のバッグカバーは目立つのでそのままにしました。チカチカする赤ランプも目立つようにいつもつけています。
     
 
 
   
   
今までは旅館で、2食付でしたが、今回初めて喜多方ではビジネスホテルに泊まりました。夕飯がついていないので町に出て自由に自分で探せます。よさこい祭りの子供たち。
     
 
 
   
   

とても懐かしい用品屋さん。

     
 
 
   
   

小さな狸。

     
 
 
   
   
まだ使えそうな古い井戸。
     
 
 
   
   
お祭りで、何件もの飲食店が、貸切。うろうろと食事どころを探していたら、親切な女性が、郷土料理の店を紹介してくれました。心細くなっていたところでとても有り難かったです。そこの店のお豆腐です。
     
 
 
   
   
郷土料理と来ればビールよりもこっちでしょう?
     
 
 
   
   
お祭りがらみの団体で忙しくなってきたので、ここは喜多方、ラーメンでしょう、と探したのですが、ほとんどの店がもうおしまい。7時頃なのに。開いていた店がここです。
     
 
 
   
   
外観からはあまり期待しなかったのに、ここのラーメンは抜群、みなさん喜多方へ行ったら、ここの店お薦めです。ちなみにラーメン500円でした。
     
 
 
   
   
2日目の朝、天気予報は晴れなのに、ホテルの窓から見える景色は雲の中といった風情です。
     
 
 
   
   
町は雨が降っているのではないのにサングラスがすぐに曇ってしまうほどの湿気で、イチョウの葉っぱも重そうに落ちてきていました。
     
 
 
   
   
山都までは磐越西線に沿って走り、山都から459号線は山へ向かいます。 
     
 
 
   
   

本格的な山道へ入る前に畑が広がり、見たことのない物を収穫していました。何とか芋と言うそうで一夜漬けにして食べるとのこと。

     
 
 
   
   
ここはまだ福島県内で、11月20日に選挙があるようです。山里の集会所前の看板です。
     
 
 
   
   
向こうに見えるのが宮古トンネル、その左側に旧道と見える細道、特に通行止めになっていないので、こちらの道を選びました。
     
 
 
   
   
これが大正解、人も車も通らず、真っ盛りの紅葉を独占、これが自転車旅の醍醐味です。
     
 
 
   
   
ナニカ私たちだけではもったいない様な景色です。
     
 
 
   
   
車が来ない筈です、右側のフェンスがぐんにゃりと道にかぶさっています。これもしかして通っちゃいけない道だったのかしらと不安になってきました。でももう1km以上走っちゃったし…戻りたくないなーー
     
 
 
   
   
と、漸くトンネルの反対側へ出ました。あとでお蕎麦屋さんに聞いたら、雪崩で壊れたのだそうです。3年続けて直しては壊れ直しては壊れたので、今年は直さなかったとか。
     
 
 
   
   
ここ宮古は集落を上げて蕎麦で村おこしをしています。山都からの道筋は幟や看板がそこここに出ており、集落30軒の内13軒の家が蕎麦店を営んでいるそうです。 
     
 
 
   
   
朝食が呑兵衛とはるさめスープ”の私たちにはとても素通り出来ませんでした。
     
 
 
   
   
朝の濃霧が嘘のように晴れ、飯豊山も見えてきました。
     
 
 
   
   
さーあとは得意の下りです。私は下りは早いのです。
     
 
 
   
   
いよいよ阿賀野川本流を渡ります。今回の旅で何回橋を渡ったか…。右岸から左岸、左岸から右岸と、10回ではきかないと思います。最後のほうは300m以上の橋で、必ずと言ってよいほど登り坂になります。橋は嫌いです。
     
 
 
   
   
JR徳沢駅からまた磐越西線に沿って走ります。1日に10本程しか汽車が来ないのに駅員さんがいました。
     
 
 
   
   
徳沢駅の先が福島県と新潟県の堺です。この先459号線はトンネル、スノーシェルターの連続、その上工事中の片側交互通行が多く、車の前を”突っ走る”はめもあり、今夜の宿麒麟山温泉に着いた時はヘトヘトでした。
     
 
 
   
   
阿賀野川は、ダムが多くその工事で沿線の49号線は大型車両の多い走りにくい道です。自転車旅行には不向きです。こわかったーー。
     
 
 
   
   
漸く阿賀野川と磐越西線に別れを告げ、信越線沿いの湯田上温泉を目指しました。ほとんど列車の来ない磐越西線が珍しく通りました。道路の向こうに居るのですが見えますか?
     
 
 
   
   
ここは信越線田上駅、1時間に1本くらい電車が来るのに駅員さんはいませんでした。
     
 
 
   
   
新幹線の乗り換え駅、長岡ではまずモデルになり…
     
 
 
   
   
ブロンズ像になり…
     
 
 
   
   
案山子になりました。駅中のおすし屋さん、美味しかった…。ふーーーっ、やっぱり新潟はお酒がおいしいですねーーー。
     
 
 
   
   
かくして、”Maxとき”で無事帰宅しました。
     
   
 

だんだん一日に走る距離が長くなってきました。
以前はすぐこの坂ダメ、と思ったのにこの頃は何だ坂こんな坂と
上れる坂が多くなって来ました。特にトレーニングをしている訳では無いので、
気分的に慣れてきたのかもしれません。ギアチェンジも上手くなった気がします。
無駄な体力を使わずに走れているのかも知れません。
7月の大雨で通行止めの所があったり、いきなりよその工場になってしまったり…。

今回は地図だけではわからないことがありました。でも、トンネルの横の道は抜群でした。
自転車でなければ行かれない場所でした。2日目は朝はホテルの部屋でカップめん、
昼は工事現場の入り口でロールパンとラスクを水筒の水で流し込むという貧しい食生活。
でも、普段より格段に体を動かした3日間。だんだん楽しくなってきました。
走ることが…です!!!

次は鳥取、島根、山口を考えています。

 
       

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