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2012販売店スタッフ インプレ

FELT | ロードバイク | F5 FELT | ロードバイク | F5 FELT | ロードバイク | F5
GT | MTB | シャイザン 26 フレームセット
  ・伝説のレーシングバイクGTファンの熱い思いに答えて復活!!
・チタニウム製フレーム 26インチバイク
     

セオサイクル 南浦和店
2012/06/19更新

  今回、GTシャイザン2012年モデルを乗車しました。このピカピカなにくいやつをどう仕上げよう!フレームから仕上げるのは部品を選ぶときから楽しいですね!!パーツ調達の時間が我慢出来ないので、ありあわせで組み上げました。SD RTC3 あとはフルXTで乗りに行きました。独特のチタン特有のしなりのおかげでリアがはねずに乗りやすかったです。ヘッド周りの異型パイプ、ダウンチューブのかっちり感、剛性はばっちりパワーをしっかり受け止め、ガンガン進むのに、リアまわりはしなやか!!他のチタン以外のフレームと比べるとリジットとは思えないリアまわりのしなやかさ、ロングライドがさらに楽しくなる1台です。クロモリと悩んでいる方はぜひ!!
 
 
 

ハマーズ
2012/05/30更新

 まずはフレームをどの様に組んでいくかを悩みましたが、せっかくのチタンフレームということと、フレームのしなりを期待し、あえてリジット仕様として、軽量なオールマウンテンを作ってみることに。その上でホイールもクロスライド&スリックタイヤの街乗り仕様とクロスマックスST & スモールブロックタイヤのセミダート仕様を乗り比べてみます。
スリックの街乗り仕様で花見がてら多摩湖周遊道路へ。テスト時の同行はMTB 2台(アルミ1台・チタン1台)ロード1台(チタン)と面白い内容に。最初に感じたのは、リジットフォーク&スリックタイヤという硬目の設定にもかかわらず、荒れたアスファルトくらいではほとんどリアが跳ねずにかなり乗り易く、スピードの伸びもエントリーホイールを感じさせません。アルミモデルではサスペンションロック時に全体に跳ねる感じがあるのと比べると、フルリジットとしてはかなり好印象です。
次にホイールをダート仕様に換え、軽いダートへ。木の根等ではさすがにフロントがとられる感じがありますが、フラットダートではほぼ安定して走ることが可能でした。正直、軽量なことやダイレクト感によるメリットの方が大きい感じです。
  最後に、ふもとっぱら テストです。残念ながらダウンヒルは廃止されてしまったようですが軽い感じのシングルトラックの下りがあるのでそこを走ってきました。フルリジットバイクでの下りは土が多い所ではそれなりに行けるのですが、さすがに岩場があるポイントではちょっとキツイですね。しかし、全てのギャップ処理が乗り手に任される感じはキツイながらも楽しいものです。ある意味、フルリジットはクロモリやチタンフレームだからこそ楽しめる仕様ではないかと思いました。特にフラットダートやアプローチの舗装路での走行性は抜群です。レースよりも自由に道が選べるファンライド、ロングライドが楽しいです。
 
 
 

MANGROVE bikes
2012/05/22更新

 若い頃に憧れた「GT XIZANG」に再会しました。サテンフィニッシュとは違う眩いばかりのミラーポリッシュ仕上げのトリプルトライアングル・チタンフレームは、テーパードインテグラルヘッドチューブ、カーブドダウンチューブ、ポストマウントディスク台座と、最新トレンドのコスメを身にまとい、GT黄金時代をほうふつさせるのに十分過ぎる存在感です。
組立に際しては、特に奇をてらったところはなく、問題なく自転車になります。あえて組立の特徴といえば、インターナルタイプのヘッドセットが1-1/8“~1.5”で上42mm、下52mmの45°カートリッジタイプISヘッドセットが必要なことと、シフトワイヤーがフルアウターなことくらいです。リアブレーキのポストマウントタイプはチタン小物でフレームに溶接されており、シートステイとチェーンステイをつなぐブリッジでディスクブレーキのストッピングパワーを受け止めます。この手の溶接台座は精度的に不確実なものが多いですが、やはり手の込んだチタン製ポストマウントはブレーキキャリパーの取り付けにおいて心配はいりませんでした。
今回の部品構成は、フレームの性格からしてXCを意識してアッセンブルしてみました。メインコンポーネントはM-780XTで、フロントのクランクはダブルを使用し、チェーンリングは40X28Tを選択。さらに、ギアレシオの大きいペダリングにおいてトルクフルな漕ぎになるようにクランク長は175mmにしました。実は、普段からも175mmクランクは常用しており、タイヤのトラクションやスピード維持からアウターXローの42X34Tは山の中では頻繁に使うことが多いのも事実です。
操作系は定番のトムソンX4ステムにKCNSスカンジウムライザーバー15mmライズを組み合わせ、サドルはfizi:kアリアンテ・カーボンをcrank brothers Cobalt2で支えます。シートポストは、crank brothers Cobalt2でもセットバック 0mm で太さはφ27.2mmを選択し、フレームにはφ31.6-27.2mmのシムを併用して装着します。このシートポストの選択理由は、175mmクランク使用におけるポジションの適正化と、φ27.2mmは後輪からの突き上げに対する快適性の向上を狙ったものだ。 ハンドル幅は個人的な好みが大半ですが、最近のなんでもかんでも幅広ハンドルが主流ということではなく、原寸710mmを655mmにカットしました。
フロントサスペンションに関してはフレームのヘッド周りの剛性感を予想して、Manitouの新型サスペンションMARVEL PROを選択。100mmストローク、コニカルテーパーコラム、HEX15QRアクスルと、こちらもトレンドの仕様で、フレームとのマッチングが楽しみです。試走はいつものナイトランのコースです。アプローチは舗装道をヒルクライムして、林道の尾根道に入り、やや下り基調のアップダウンを繰り返しながら人里へ下り、舗装路ダウンヒルで終了の約2時間の周遊コースになります。まずはアプローチ、平地ではトップギアでも踏めてしまうようなダイレクト感とバネ感があります。ファーストコンタクトでの第一印象はまずまずです。コースのボトムエンドからのヒルクライムに入ると、先程までのバネ感は影を潜め始め、ダウンチューブの剛性感が主張してきます。ペダルに体重を載せてイーブンペースを保とうと少し大きめのギア比を選択しますが、ペダルが下に入っていき難くギアレシオが軽め軽めになっていきます。自分で所有している他のフレームとの比較でもXIZANGは明らかに踏んでいるギアが軽い状態です。フレーム自体のしなりを意識してムービングポイントを模索しますが新品金属フレームの特徴か、やはり芯の硬さが強いように感じます。踏み方を変えながら上っていくと後ブレーキの引きずり現象が発生。シートステイの角度が寝ているため、乗車時の加重が掛かった状態では空車時に比べブレーキキャリパーの位置が若干変化するようです。アップヒルの中間地点でポジション確認と後ブレーキの調整をして再スタート。相変わらずダウンチューブの硬さは顕著で、大径パイプに加えてBB付近の横ツブシは剛性過多な印象を受けます。《剛性の高いフレームの場合は作用・反作用の法則からペダルを踏み下げようとする力を跳ね返してくる現象が起きます。ペダリングを推進力に変えるにはクランクがスムーズに回転することが必須ですから、やはり適度な剛性感を伴うしなりがフレームには不可欠です。》ペダルを踏み込む角度を下向きにするとダウンチューブに跳ね返される感覚が強いので少し前向きのベクトルで踏み込むとダウンチューブを軸にした後ろ三角のしなる感覚が生まれます。微調整を繰り返し、結果的にアップヒルのエンドでは走り初めに比べてハンドルバーの位置が下がり、サドルが若干後退しました。やはり、高剛性のMTBフレームは今風の高剛性ロードデーサーのようなセッティングの方向性に似てくるのでしょうか。高負荷なセクションはここまでで、この先はダートの尾根道に入ります。
ダートに入りますが、ポジションは基本的にアプローチのままのサドルの高い状態で全行程を走ります。ダートに入って一踏み目の印象は「さっきより悪くない」というように好転しました。ただし、依然としていつもより軽めのギアを使っていますが、概ねイメージどおりのライドになってきました。尾根道のアップダウンセクションでは、スピード維持、ライントレース性、ボトムからの踏み返しなど、レスポンスに関するチェックが主です。石や岩、根っこの点在するトレイルでは反応性とステアリング周りの剛性感が必須です。マシンニングされたテーパーヘッドチューブと大径ダウンチューブ、そしてダウンチューブに見劣りしないトップチューブとの相乗効果でヘッド周りの剛性感は過剰なほど良好でした。ホイールセッティング、サスペンションセッティングを含めて煮詰めればさらに自由度が高くなる印象です。特筆すべきはハイスピード・アップダウンセクションで、ほぼノーブレーキでの下りのボトムからの上り返しで、少し後傾に重心を変えると後三角のバネ感でさほど失速せずにアップヒルをこなせてしまうことです。上り返し頂点での初速が速いわけですから、つながる下りはさらにスムーズです。まさにジェットコースター感覚で、今回のXIZANGは「ロケットコースター」と呼ぶに相応しいものです。ダートの尾根道を抜け、クールダウン的な下りの舗装道に出ます。のんびり行くならだらだらと下ってくればOKなのですが、実はここでも重要なテストが控えています。いわゆる「下りモガキ」です。舗装道の下り斜度約5%、300m程の直線があります。ギアはトップギア、下り坂の惰性でスピードに乗せ、標識点から一気にシッティングのまま加速します。XIZANGはここでもダウンチューブの高剛性が好影響し、この下りモガキでもロードレーサーのようなダイレクト感がありました。
坂を下りたところでアプローチの入り口を過ぎ、テストは終了です。本当はこの後、オプションの九十九折れの18%坂があるのですが、体力の限界のため撃沈しました。いつもなら体力的には問題ないのですが、今回ばかりはXIZANGにパワーを吸い取られたようです(笑)
総括としては、「XIZANG 26」は体力のある若いコンペッティティブ・ライダーならトレーニング的にチャレンジングな性格ですし、中年以降のファンライド・ライダーには若かりし頃のテクニックの発揮できる「GT的野性」を感じるものでした。さすがにライド後はヘロヘロでしたが、掃除をしながら眺めているうちに「今度こそは・・・!」と思えてくるから不思議です。所有欲も満たし、チャレンジングな気分にさせる自転車はなかなか無いと思いますね。
 
 
 

(有)フィールドスポーツショップ O2
2012/05/15更新

 主なフィールドは里山で、遊べる時間も体力もめっきり減ってしまったので、遊びに行っても失敗しないi-DRIVEが欲しかったんです。センサーかディストーションかなーと思っていたんですが、シャイザンを見た瞬間、一目惚れして購入してしまいました。GTが久しぶりに出してきたチタンバイク、ピカピカのポリッシュ仕上げでこのお値段はお買い得ではないでしょうか。
フロントフォーク以外は別のバイクからの移植になってしまいましたが、それはそれでフレームそのものをインプレッションできるのではないかと思います。フロントフォークはロックショックスSID.XX.9mmQR、フレームに合わせてテーパーコラム仕様です。
天気が安定しないなか、晴間を見つけて近所のトレイルへ。アプローチの舗装路からすでに乗り味は体感出来ました。速いというかよく進みます。フレーム重量実測1.7kgだったのであまり期待していなかったのですが、1.3kg台のアルミフレームより余程前に出てくれ、ペダルを踏むのが楽しくなります。普段はフルサスバイクに乗っているのでダートの登りはやや不安でしたが、思ったより後輪荷重を意識しなくてもスリップせずに登ってくれました。そして立ち漕ぎで思い切りハンドルに体重を載せてもテーパーヘッドの剛性のお陰か走行ラインが安定します。下りは雨降りの直後とあってややスリッピーでしたが、コンパクトなリアのお陰で滑っても立て直しは容易な感じです。飛び石が当たるとキーンとチタンらしい小気味良い音を立ててくれます。20km程度のライディングでしたが、初めて乗ったマシンにしては違和感無く、楽しく乗れました。
 
 
 

 

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