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2012販売店スタッフ インプレ

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GT | MTB | フォース1.0
 

・ハンス・レイによって開発されたオールマウンテンバイク
・前後150mmストロークサスペンション
・I-driveシステム搭載でペダリングロスを軽減


Bicycle Ragazzi
2011/12/06更新

 主なフィールドは里山、登りは出きるだけ楽したい、スピード恐のチキンハート、でもマシンコントロールは楽しみたい。 というわたくしの場合、MTBはハードテールで軽量な物が自分にはベストだと考えていましたが、四十路を迎え、起き抜けに腰が痛いだの、片方の肩が上がらないだの、健康診断で食事を見直せと言われるだの、秋の風になんだかセンチメンタルな気分になるだの、ココロとカラダが年相応に変化していることに気づいたとき、身体的・精神的にラクするためにフルサスというのもアリだなと考えるようになりました。
 楽するためのフルサス選びでは、上りが得意であることが必須条件、GT I-DRIVEはその点ばっちりです。 またホスピタリティを求めてフルサス!とはいえMTBは介護用品ではありません。男の遊び道具です。カッコもよくなければなりません。 そんなわけで力強さを感じる造形とトップチューブの溶接ビードが男ゴコロを絶妙にくすぐるフレームに惹かれて選んだのはFORCE1.0。 前後共FOXのサス、ブレーキはFORMULA RX、ドライブトレインはXT Dyna-sys、ホイールはイーストン、そしてシートピラーはROCKSHOX REVERBと装備内容は文句なし、ひとまず乗り出しに交換したのはハンドルとステムのみ。 到着、即組み立て、カッコよさにホレボレ、しかし休日が来るまでお山はおあずけ、休日になってさぁ試乗です。
 まずは舗装された自転車道で山までのアプローチ、フロントサスをロックし、リアのプロペダルを利かせるとロスは感じず、MTBらしいペースで走る分には十分自走で山に向かえる。 山に入ると登れるフルサスI-DRIVEの本領発揮!なのですが、ジープロードでは「ああフルサスだけど足手まといにならないな」という程度の感想、恩恵は感じられなかった。 しかし、だんだん山に入りウェット気味で溝や枯れ枝が落ちているような登りになり、いままでのバイクならライン取りとトラクションに気を使い、難しいと感じる場面でもFORCEだとアッサリと「あれ?行けた」「あっ進めた」ということが何度か繰り返され、路面のコンディションが悪くなればなるほど「I-DRIVEすごくイイ」としっかり感じられるようになった。 この「荒れた登りもコギコギしてれば乗って登れる」というのがFORCEの評価でよく言われる「見た目はゴツイが楽に登れる」という感想につながるんですね。 下りはさすが、150mmのストロークがガレをものともしない走破性と、車体剛性が効いていると思われる多少誤ったラインの修正が可能なフトコロの広さ、コントロールしやすいブレーキとグリップのいいタイヤ、すべてが相まって実に快適でコントローラブル、安全マージンが増えた分、走っていて「怖い」要素が大幅に減り「楽しい」要素が大幅に増える感じ、このバイクに期待していたホスピタリティは「楽しい」の部分をスポイルすることなく期待どおりにかなえられていました。 あと、シーンを問わず便利だったのがROCKSHOX REVERB、いつでも最適なサドル高が走行中に得られるのは疲労低減とコントロール性アップに効果大、最初はおもしろギミックと思っていたけど、1回使っただけでもうコレなしじゃダメっていうぐらいカラダに馴染んでしまいました。
 総括として、見てカッコよく乗って優しいFORCE1.0、どんな人にお勧めか? オールマウンテンという性格的に飛び、道具的な部分はありませんが、どんなシーンでも平均点以上、安心して乗れるという性能はマイペースで山を楽しみたい人にぴったり、ライダーのレベルでは初心者からベテランまでどんな人でも前述の用途ならばっちり楽しめますヨ。 (ココロとカラダの変化が気になりだしたオジサンには特におススメです)

 
 
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