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ロードレース参戦に向けて最新スペックマシンを求める人に 【F5】

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 フェルトのロードバイクでモデル名に「F」がつく「Fシリーズ」は、ロードレースでの使用を前提に開発されている。2011年ではフルモデルチェンジされ、まったく新しいフレームに生まれ変わった。
スタイリングを見ると、従来型のような「フェルトらしさ」を感じさせていたトップチューブの断面形状はなくなっている。新型の全体的に直線基調のデザインは、「必要なものだけを残した」印象。「精悍さ」が増している。
 Fシリーズの特長は、「短めのヘッドチューブ」により、レースに適した前傾姿勢が取りやすいことにある。だが、新しい「F」で特筆すべきは「BB30」の採用だ。
 装着部品は、1カ所を除き105。しかし安心してほしい。その1カ所とはBBを含めたクランクセット。シマノがBB30用製品をつくっていないため、あえてFSA製のBB30対応クランクセットを選択しているのだ。
 BB30のメリットを生かせるド真ん中レーサーだ。
 フェルトシリーズの中ではもっともスタンダードといえるFシリーズ。レース入門機として最適なのが「F5」だろう。踏み出しの軽さ、素直なハンドリングは同価格帯では抜きん出た存在といえる。フレームのスペックもテーパードヘッド、BB30とトレンドに忠実な機構が搭載されている。
 BB30と専用クランクの恩恵は大きく、ダイレクト感はかなり洗練されている。フレームのウィップと、クランク周りのダイレクトさがマッチして心地よいペダリングを実現している。回転抵抗も低く感じとれて、ついついスピードを上げたくなってしまうような質感だ。振動吸収性は標準的で、レースユースなら問題ないレベル。重心のバランスもよく、ハンドリング性能も安定感が高く重厚なイメージをもたせる。
 レーシングスペック色が強いので、ベアリング周りなどコンスタントにケアし、性能を長く保つようにして乗りたい。
ヘッドの下側ベアリングは大径1.5インチ。フロント周りの剛性が高まっており、下りの高速コーナリングでも安定して不安がない。 ハンドル&ステムはフェルトのオリジナル部品。グラフィックを統一するとともに、コストを抑えながら十分な品質を確保している。 BB30規格を採用。クランクセットもBB30用が装着されているため、剛性の高さ、ベアリング回転のスムーズさが実感できる。 シートステイは細身で直線的、ブレーキより上も2本に分かれたデザイン。サドルとシートポストもフェルトオリジナル部品を装着。

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