インプレッション ハイラックスM5 | OWLEYE 公式サイト

徹底的に軽量、コンパクトに作られた取り外し可能なライト
 リチウムイオン電池+USB充電の普及がこれまでの自転車ライトにはなかった明るさとコンパクトさをもたらしたというのは他の項でも述べた通りだが、それに次ぐ近年の自転車ライトの革命といえばシリコンバンドによるマウント、かもしれない。これにより、あらかじめ自転車に台座を取り付けておく必要がなくなり、ハンドル径やシートポスト径などのサイズも問わずに気軽に使えるようになった。例えばライトを複数の自転車に使いまわしたい場合など、それまではすべての自転車に台座を付けておかなければならなかったのに対し、シリコンバンドならライト本来だけで何台でも使いまわせるようになったのだ。

オウルアイ「ハイラックスM5」はそんなシリコン製バンドを採用するコンパクトなライトである。ヘッドライト用とテールライト用の2種類がラインナップされいずれもUSB充電式。重量は18gともはやズボンのポケットに入れていても気にならないレベルの軽さ。ボディ全体もシリコンで覆われているので衝撃にも強く、持ち歩きやすい。一方、さすがに光量は18ルーメントと控え目。とくにヘッドライトはあくまで被視認性向上のための補助灯として割り切り、他の大光量ライトと併用することが求められるだろう。
さまざまな規格が乱立するスポーツサイクルだけに、互換性をまったく気にせず使えるのは大きなメリット。暗いトンネルなど光量不足が心配される場面に備えて、手に入れておいても損はない商品だろう。
フロントライトを真っ暗な公園内で点灯させてみた様子。さすがに光量不足は否めない。被視認性を高める点滅モードにして、他のライトと併用するのがおすすめ。電池不足を知らせるインジケーターを装備。
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