2025年12月~2026年1月欧州レース参戦レポート 織田聖選手

Crankbrothersのサポートライダーである織田聖選手が、2025年末から2026年にかけて欧州レースに参戦されました。
現地ならではの厳しいレース環境の中で得た経験について、以下にレースレポートとしてまとめています。

UCI World Cup Dendermonde 2025

大会名:UCI World Cup Dendermonde 2025
開催日:2025年12月28日(日)
リザルト:ME 36位

調子はGavereから変わらず悪くはないのでしっかりとリカバリーして挑んだ今回のワールドカップ。
デンデルモンデは毎年ドロドロすぎてデンデルモンスターっていう別名がつくほど泥が有名なコース。
だがしかし、今回はドライ。

朝は凍っていて少しずつ溶けてきてスリッピーなところがたくさんあったが、昨年の「田植えか!」と思うような泥を経験したあとだとドライと言っていい。
コースは1周2.5kmでコンディションは違うがジュニアでも5分近くで周回していたのでエリートも早いだろうなと予想。
ミスしたら大きく遅れてしまうので、テクニックに自信がない自分はマッドタイヤを入れてできるだけミスをしない作戦にした。

スタートは5列目で右側をチョイス。第1コーナーでいうとアウト側。
スタートは安全に行こうと思い無理に抜かさず抜ける時に抜く作戦。
なんだかんだで最高26番手ぐらいまで上がっていたらしく、良いスタートを切れたと思う。
なんとか前に食らいついていきたかったが、遅れてしまい徐々に交代。
ラップタイムが落ち始め、ミスも多くなる。

レース後半に轍にタイヤを取られ転倒してしまいセーフティモードに入ってしまったが、なんとか復帰して残りの周回を全力で走った。
最終周に入れずに-1周。
切られた時に、あと10秒速ければ最後行けたのにと言われた。
「あそこで転ばなければ」と思った。

この気持ちを忘れずにまたレースに挑んでいきたい。
引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

Exact Cross Mol – Zilvermeercross 2026

大会名:Exact Cross Mol – Zilvermeercross 2026
開催日:2026年1月2日(金)
リザルト:ME 29位

年が明け1戦目のmol。
砂のレースで1周が短いのは知っていたが、今の自分がどの程度走れるのか試してみたくエントリー。

ステイ先のオランダでは元旦の夜から雪が降り、レース当日の朝、家を出る時は辺りが白かった。
ベルギーに移動している最中も吹雪なところもあり、レース会場はどんなようなものかと思ったらまさかの晴れで雪は降っていないようだった。

試走を行い日差しもあり暖かいなと感じたので半袖インナーに冬用シクロクロススーツで準備。
ウォーミングアップを開始した。
ウォーミングアップを開始して5分後ぐらいに雪が降り始めて一気に辺りが白くなる。
これはまずいと思い長袖インナーに変更してスタートに移動した。

いざスタートに着くと気温はさらに下がり厚着をしていても寒く感じる。
スタートは2列目だったが、足の感覚がスタートの時点でなくペダルキャッチに失敗。
その後もレースで戦うというより寒さに耐えるレースになってしまった。

レースの中盤で80%より足切り。
ただただキツい30分であった。

しっかりと寒さ対策はしないといけないということを改めて感じたレースになり、今後にこの経験を活かしていきたい。

 

Superprestige Gullegem 2026

大会名:Superprestige Gullegem 2026
開催日:2026年1月3日(土)
リザルト:ME 26位

欧州遠征7戦目で、今回の欧州遠征ラストレース。
全レースもちろん全開だが、「最後だ!」と気合を入れ直して挑んだ Gullegem。

昨晩から雪が降り、当日の午前中は晴れていたものの、レースが近づくにつれて天候は悪化。
「本当に昨日と同じタイミングで雪が降ってくるな…」と思ったが、昨日の反省を活かし、インナーメオイルをたっぷり塗り、レッグウォーマー着用、手袋は二重と、寒さ対策は万全。

コースコンディションは、下が凍っていて表面が溶け始めた状態で、かなりチュルチュル。
泥の質もバイクにまとわりつくタイプだったため、試走の時点で「バイクチェンジは必要だな」と感じた。

タイヤをリノで選択。
今日は多くの選手がマッドタイヤを履いていた。

スタートは2列目。
足の感覚がなくならないように、その場で跳ねたり足踏みをしながら感覚をキープ。
クリートキャッチも比較的うまく決まり、スタートは順調。
スタート直後に一気にコースが狭くなる激しい展開だったが、なんとかクリア。

後方から勢いよく上がってきた Quinten Hermans
選手、Gianni Vermeersch 選手と一緒に1周目を+17秒で完了。

しかしパワーセクションで置いていかれ、後ろから来た選手と合流。
その後、スペイン人選手と3周ほど一緒に走ったが、自分のミスで離されてしまった。
そこからはラップタイムも落ち始め、後続に少しずつ追いつかれては抜かれる、かなり厳しい展開。

最終周、後ろから来た選手と「何としてもパックで走りたい」と必死に食らいつき、ゴールスプリントヘ。
今回はスプリントで競り負け、26位でフィニッシュ。

欧州遠征最後のレースを、しっかり完走し、最後まで争えたのは良かった。
今回の遠征で気づいたこと、得た経験を、来シーズン以降にしっかり活かせるよう努力していきたいと思います。

たくさんの応援、そしてサポート、本当にありがとうございました。

使用機材

織田聖選手プロフィール

【生年月日】
1998.11.23
【Instagram】
@hijirioda

【所属チーム】
2016〜弱虫ペダルCT
2022〜EFエデュケーション・ NIPPO ディベロップメントチーム
2024~マトリックスパワータグ

【主な戦歴/経歴/活動】
2015
全日本選手権大会CX JR:優勝
2017
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2019
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2020&2021
全日本選手権 CX ME 2位
2023&2024
全日本選手権 CX ME 優勝
弱虫ペダルサイクリングチームより引用)

Crankbrothersについて

1997年、南カリフォルニアで創業。独創性と機能美を追求した製品で、マウンテンバイク界に新風を吹き込みました。
初のヒット商品「Speed Lever」で注目を集め、2001年発表の泥詰まりに強い「Eggbeater」ペダルでさらなる高評価を獲得。
現在ではペダルをはじめ、ホイール、ドロッパーポスト、ツールなど幅広い製品を展開し、トップアスリートにも愛用されています。

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