ツールド沖縄 中村龍太郎

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遅くなったけど沖縄。
二度の風邪をひいて長距離の練習は一切せず、希望的妄想のみで向かった沖縄。
土曜の昼便で沖縄入り。携帯を開くと別便のユキから飛行機に乗り遅れたという知らせ。
代わりにレンタカーを取りに行って、沖縄そば食べて一時間待機して遅れて来たユキを回収。

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そもそも暑さに順応するためにもっと早くいくべきなのだが、旅費優先で考えたのは、練習が出来ていないから。
じゃあ出なきゃいいじゃんと思うけどエントリーした手前いかなければもったいない。
月曜日からインドネシア出張も控えていて二重で苦しい。
ケイトに代理受付をお願いしていたので、夜に受け取る。宿について即就寝。
ジャージをコバリンで出たのはステルス効果を狙ったのだが、まぁばれる。

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スタート位置は一番後ろだったけど高岡さんの金魚の糞で先頭まで譲ってもらう。
全く練習していないとはいえ、毎週末レースなので長い距離に順応していないだけで、調子は悪くないはず。
なので一つの目標として、「二回目の登りまで前に出ない」ことを目標に走る。
50km位で森本さんが転んだのに乗じて小畑さんと前に行って高岡さんに「おしっこしよう」と声をかけて(ココダイジ)、ピッピタイム。
10人くらい引き込めたので楽に集団に戻れた。
目標通り二回目の登りまで後方待機で、登り手前で前方に出る。
BBからカチカチと異音が鳴り、静かな集団の中に僕のBBの音だけが響く。
何とか音が鳴らないように思考錯誤を繰り返した末に「右斜め方向に力を入れると音が小さい」という結論に至る。

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photo by cyclowired

ペースを上げるであろう森本さんに元気がない。KOMまでラスト1kmで高岡さんがアタック。ちょうど後ろ辺りにいたのでついていく。
すぐに頂上なのでついていく必要なかったのだけど、そこで自分が結構足にキテイルことに気づく。
そこからのアップダウンで撃沈。無理してついて行っても今度完走が出来なくなる。
というのも、今回の沖縄は単純なレース+飛行機の時間との闘い。と言っても僕ではなくポールさんだけど。
月曜日に仕事が入ってしまったポールさんから、16時に那覇を出発する便で帰らなければならないと連絡が来たときは目を疑ったが
僕もその後インドネシアに出張のお達しがあったので、日曜に帰らなければならなくなり、一肌脱ぐことに。
二回目の登りで遅れてしまったポールさんを待つ間、止まって、ワンピを脱ぐ。
今回はポケット数確保のため長袖ワンピ+半袖だったけどくそ暑くて我慢できなかった。
後ろから来たイナーメの佐野さんに「どうした―!?」と聞かれたけど、風のように過ぎていくので「うぃー」ぐらいしか返事が出来なかった。
まこっちさん達に抜かれて、その後ろからポールさんが来た。
ちょうどcyclistの松尾さんに抜かれたところだったので一緒に追い付いて回す。
ポールさんのアップダウンの安定感はすごい。あっという間にまこっちさんグループに追い付いて大きな集団ができる。
登りで上げる選手に文句を言いながら(自分がかなりギリギリのため)、何とか羽地までついていったけど、登りに入ったところで両足が攣ってストップ。
しばらく走ると治ってきたので一人で登る。
これでポールさんが遅れたら僕のせいだと半べそかきながら、それでも体は動かない。
やっとこさ登り切って大通りに出る。そこからは別の組のでかい外人さんとローテ。
イオン坂で千切れて、次は後ろから来たおじさんに連れて行ってもらう。
最後はおじさんに感謝しつつ、静かに離れてゴール。チップを返して駐車場に急ぐ。
210km走った後だととりあえず寝たい。そんな体に鞭を打ってscisonに自転車を梱包。
ケイトが気をきかせてくれて、濡れタオルを宿から持ってきてくれるファインプレー。ほんとにありがとう。救われました。
ナビをセットすると1500着。空港に着いたのは1445。頑張った。

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ポールさんを落としてレンタカー屋で車を返却。
また空港に戻って少しボーっとして、1900の飛行機で成田へ。
次の日から沖縄よりさらに熱いインドネシアへ飛びましたとさ。
今回はスケジュール的にも無茶でしんどかったのと、210kmも練習で長距離乗れないので(自分でレース入れているからしょうがないのだけど)結果は毎回散々。
年々つまらないので嫌いになっていく沖縄。来年は出るか迷う。チビ助次第だな。

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