2025年11月関西シクロクロス琵琶湖グランプリ レースレポート 織田聖選手

2025年11月23日に行われた「JCX#5関西シクロクロス琵琶湖グランプリ」にてCrankbrothersのサポートライダーである織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が先日の幕張のレースに続き、優勝しました!
おめでとうございます!

以下、織田選手のレースレポートです。

レース序盤

日本では数少ないUCIレースでもある琵琶湖GP。
烏丸半島の丘を使った平坦とキャンバーのコースで全体的にコース幅も広くヨーロッパチックなレイアウト。
コースの相性も良いので好きなレースのひとつでもある。

が、しかし
スタートは散々だった。

昨年同様スタートから決めるつもりだったがスタートが決まらず5番手で1回目のキャンバー区間を抜ける。
平坦区間で1人抜かし4番手になったものの、そこで1回目のスリップダウン。
後ろも連なっており、復帰するまで少し時間がかかったものの、まだ前の見える位置。

少しずつ順位を上げていこうとペースアップするも、ふたたびスリップダウンしてしまい、挙げ句の果てにチェーンを落とす。
てんやわんやしている隙に先頭は軽快に飛ばし気づいた時には25秒差。
ワンミスでも追いつかない絶望的なタイム差を聞き、優勝の文字が消えかかりそうになった。
流石にUCIポイントもあるので最善を尽くすべく追い上げ開始。
1周で3秒近くしか詰まらず、追いかけている最中もちょっとしたミスをしてしまったりと15〜20秒差を行ったり来たり。

勝負の瞬間と逆転

レース中盤、副島選手と沢田選手のパックが崩壊して先頭を走る副島選手とのタイム差が詰まらなくなった。
ペースを維持していると少しずつタイム差が縮んでいき、副島選手が射程圏内に入った。
溝ごえからの直登で追いつき、シケインで先頭に出ることができた。
ここまでも全開だったが、ここからも全開。

レース前半はどうなることかと思いましたが、最後は優勝することができて本当に良かった。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。

使用機材

大会詳細

JCX#5関西シクロクロス琵琶湖グランプリ

開催日:2025年11月23日(日)
開催場所滋賀県草津市 烏丸半島

主催:関西シクロクロス実行委員会
主管:一般社団法人 京都車連
協力:一般社団法人 滋賀県自転車競技連盟
後援:草津市

 

織田聖選手プロフィール

【生年月日】
1998.11.23
【Instagram】
@hijirioda

【所属チーム】
2016〜弱虫ペダルCT
2022〜EFエデュケーション・ NIPPO ディベロップメントチーム
2024~マトリックスパワータグ

【主な戦歴/経歴/活動】
2015
全日本選手権大会CX JR:優勝
2017
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2019
全日本選手権大会CX U23 :優勝
2020&2021
全日本選手権 CX ME 2位
2023&2024
全日本選手権 CX ME 優勝
弱虫ペダルサイクリングチームより引用)

Crankbrothersについて

1997年、南カリフォルニアで創業。独創性と機能美を追求した製品で、マウンテンバイク界に新風を吹き込みました。
初のヒット商品「Speed Lever」で注目を集め、2001年発表の泥詰まりに強い「Eggbeater」ペダルでさらなる高評価を獲得。
現在ではペダルをはじめ。ホイール、ドロッパーポスト、ツールなど幅広い製品を展開し、トップアスリートにも愛用されています。

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