ロングライドへ行こう!~その27 BOSO BICYCLE BASE~

こんにちは。
ロングライダーのアッキーラです。

皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。

”夢のサイクリスト専用列車!! ”
BOSO BICYCLE BASE

ロングライドに関する小話を気ままに掲載します。
さて、第27回は、”夢のサイクリスト専用列車 ”BOSO BICYCLE BASEをお送りします。

今年1月に、弊社の人気企画『城攻めカウントダウン(通称:城散歩)』のメンバーと一緒にBOSO BICYCLE BASE(以下、B.B.BASE)に乗車して千葉県佐倉市まで行ってきました。
RPJブログでは、B.B.BASEに焦点を当てて紹介します。
ブログ上で一緒に乗車してみましょう。

城散歩の様子は、こちらをご参照ください。
https://www.riteway-jp.com/sanpomichi/shiro/084_1.html
ちなみに、私は『ブルベ未満』という名前で出ております。
ブルベ未満って・・・。
( ̄▽ ̄;)

B.B.BASEは、こちらをご参照ください。
JR東日本・千葉支社さんのB.B.BASEに関するページです。
https://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/

JR両国駅にやって来ました。
両国国技館と江戸東京博物館の最寄駅として有名ですね。

駅舎の左側の道を自転車で進んでいくと、『B.B.BASE』と書かれた横断幕が目に入ってきます。
B.B.BASEを利用するサイクリストは、ここから入場します。

両国駅の3番線ホームでJR東日本千葉支社さん(以下、千葉支社さん)の方達が出迎えてくれます。
ここで改札を受けます。
自転車はホームにそのまま持ち込めます。
このホームは、B.B.BASEの発着専用ホームになっています。

また、夏になると、ビアガーデンがこのホームで開かれたりするとか。

この3番線ホームは、かつて房総半島への玄関口として、両国駅始発の列車が運行されていました。
蛇足ですが、私が小学生の頃、このホームから列車に乗ったことがあります。
夏休みに家族旅行で内房の富浦へ海水浴に行ったんです。
30年以上前の話ですが。
( ̄▽ ̄;)

3番線ホームには、すでにB.B.BASEが入線していました。
車両とマスコットキャラクターの駅長犬さんと我々城散歩隊と記念撮影です。
駅長の隣にいるのが弊社の代表です。
今回は、B.B.BASE運行開始1周年記念特別企画として、千葉県の佐倉へ向かいます。

自転車を輪行袋に入れないまま、駅のホームに持ち込めるなんて、サイクリストにとって夢のようです。

私の相棒FELT Z35(2009年モデル)は、心なしかドヤッているように見えます。
B.B.BASEならではの貴重な1枚です。

それでは、自転車を持ち抱えて車両内部に乗り込みましょう。
車両内部は、対面式シート(4人がけと2人がけ)がメインになっています。
写真のように対面式シートの背面は、自転車を固定するためのサイクルラックが右側に2台と左側1台とあるんですね。
自転車3台を同じ列に固定できる仕組みになっています。
黒い床面はゴムシートが敷かれているので、クリート付きの自転車シューズでも安心して歩けます。
自転車は、1編成で最大99台まで持ち込めるようになっています。

自転車をサイクルラックに固定しましょう。

自転車の固定は、とっても簡単です。
自転車の前輪を上向きに持ち上げて、サイクルラックのアームに引っ掛けるんですね。
このアームは、自転車の車輪径に合わせて2段階に展開できます。
そして、アームに付属するストラップで自転車のダウンチューブを縛れば固定完了です。
車輪径が小さいキッズバイクや折りたたみ自転車、タイヤ幅が極端に太いファットタイヤでない限り、たいていの自転車を固定できそうです。
サイクリストのために細かいところまでよく考えて作られています。

サイクルラックへの搭載方法は、車内の壁に貼り付けられています。
搭載がうまくいかなくても、千葉支社のスタッフさんが手助けしてくれますので安心です。

改札時に千葉支社のスタッフさんからいただいたグッズの数々です。

出発前に先頭車両を1枚撮っておきます。
車両正面と側面を飾る『B.B.BASE』のロゴが映えます。
私はモグリの鉄ちゃんなんでね。

出発時刻になったので、B.B.BASEが発車します。
両国を出発して、佐倉に向かいます。
錦糸町をちょうど通過すると、お馴染みの東京スカイツリーが車両の左側に見えてきます。
TV番組『世界の車窓から』ならぬ『B.B.BASEの車窓から』お届けします。

B.B.BASE乗車記念グッズの中にオリジナルステッカーとオリジナルチロルチョコがあります。

オリジナルステッカーの裏面には、千葉支社のスタッフさん直筆ノメッセージカードが一緒に入ってました。
このようなお心遣いをいただくと、
”B.B.BBASEに乗車してよかったな~。”
”下車した先の房総の土地を走るのが楽しみだな~。”
と房総サイクリングの期待感がますます高まります。

車窓から流れる景色を眺めながら、佐倉を一路目指します。

お馴染みの城散歩隊です。
自転車輪行の旅行に慣れているので、自転車を輪行袋に入れる作業はメチャクチャ早いです。
わずか10分で袋詰めを終えてしまいます。
日本百名城を数多く巡った『歴戦の猛者』たるに相応しい風格があります。

6両編成の中間には、大型液晶モニターを備えた車両があります。

大型液晶モニターには、今回訪問する佐倉城址と本佐倉城址や佐倉の歴史・文化を紹介しています。
『城攻め』風に言うなら、『訪問する』ではなくて『攻略する』と言う方が正確でしょうか。

JR両国駅を出発して1時間ほどでJR佐倉駅に到着します。
B.B.BASEが停車したら、自転車をサイクルラックから下ろしましょう。

JR佐倉駅のホームで、B.B.BASEと自転車を並べてツーショット第2弾。
本日2回目です。(笑)

ホームから改札口に向かう階段は、千葉支社のスタッフさんが設置された自転車用スロープを使って自転車を押して上っていきます。
改札口を出てからの下り階段にも自転車用スロープが設置されていたので、自転車を楽に下ろせます。

JR佐倉駅の改札口では、千葉県佐倉市のマスコットキャラクター『カムロちゃん』が駅長犬さんと一緒に出迎えてくれます。
これから佐倉城址と本佐倉城址へのサイクリングへ出発しましょう。

途中をすっ飛ばして、佐倉城址と本佐倉城址を巡ってJR佐倉駅に戻ってきました。
集合写真を撮って、攻略終了です。
B.B.BASEの発車時間のおよそ1時間前くらい余裕を持って戻ってきましょう。
復路も同じように自転車ごとB.B.BASEに乗り込んでJR両国駅に戻ります。

房総 ”バイシクル ”半島
専用列車が導く房総半島サイクリング
その先の大いなる可能性

ご存知かと思いますが、サイクリスト専用列車『B.B.BASE』は、朝にサイクリストを房総半島へ送り出した後、夕方に帰宅へ迎え入れています。
B.B.BASEは、サイクリストの送り迎えを担う役割だけでなく、房総半島でのサイクリングを宣伝し、その魅力を伝える役割も担っていると考えます。
これは輪行の煩雑さを下げるだけでなく、広大な房総半島をサイクリングで楽しく走る、ということです。

B.B.BASEは週代わりで行き先が変わるので、気軽に房総半島各地の名所・名店を巡る楽しさがあり、距離ごとのモデルコースを走る楽しさもあります。
また、地元グルメをたくさん食べて、地元の方達との交流を深めるのも良いでしょう。

B.B.BASEに関する詳しいことは、こちらをご参照ください。
https://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/

時期によりますが、房総半島はクルマの交通量が東京の都心部より比較的少ないこともあります。
このため、自転車が走りやすい環境は整っています。
もし可能なら、モデルコース以外に自分で決めたコースを走る計画を立てる手もあります。
たとえば、房総半島を東西に横断したり、南北に縦断したり、今回のように歴史ある場所を巡ったりするのもよいでしょう。
女性のサイクリストなら、縁結び・恋愛パワースポットを探して自転車で巡っていくのもアリですね。
強者は、千葉県をクルッと一周した方がいるとか。
房総半島はホテルや民宿が数多いので、泊りがけで自転車旅行だって可能です。

昔、夏に房総半島を往復したことがあります。
弊社の代表人ヨシと自転車通勤担当サキとカスタマーサービス担当カマタと営業担当ナカシーと私の5人で走りました。
B.B.BASEが運行される前で2014年8月のことです。
次のコースを走りました。

内房の木更津に現地集合
自転車移動スタート

養老渓谷・小沢又の滝で休憩

外房の御宿(現地の民宿で1泊)

翌朝、大原駅へ自転車で移動

大原駅からいすみ鉄道で輪行

大多喜駅で下車して自転車移動

内房の木更津ゴール
現地解散

当時撮影した写真を掲載します。
御宿で宿泊した民宿で朝の出発前に撮影しました。

東京の都心部から木更津まで輪行して、現地で集合しました。
峠道のような長い上り坂はありませんでしたが、小刻みなアップダウンが頻繁に続きました。
時々休憩しながら御宿で1泊して、2日間でいすみ鉄道の輪行を除く往復100kmくらいを皆で走りきりました。
真夏で暑かった記憶がありますが、楽しい自転車旅行でした。

B.B.BASEが運行され続ける限り、すなわち千葉支社さんのご尽力と我々サイクリストの利用がある限り、B.B.BASEは走り続けます。
B.B.BASEが今後も運行され続けば、全国の各地で第二・第三のサイクリスト専用列車が生まれるでしょう。
たとえば、茨城県ならIbaraki Bicycle Baseとか、瀬戸内海のしまなみ海道ならShimanami Bicycle Baseとかできそうですね。
自転車ロングライドイベントの開催に合わせて、サイクリスト専用列車の運行も可能でしょう。
サイクリスト専用列車は、日本における自転車文化の発展に向けて大きな可能性を秘めています。

B.B.BASEは、鉄道を利用した自転車旅行で房総半島の魅力を大いに引き立ててくれる素敵な専用列車です。

房総半島でサイクリングを楽しむ面白さを少しでも伝えられれば幸いです。

『I can go… as far as I want!
僕らはどこまでも行く
道が続く限りどこまでも行く
思い出すのは遠い昔、
初めて補助輪を外して走り出した時のこと
ロングライドは心の状態
10kmであれ
2400kmであれ
あなたにとって冒険ならば
それは立派なロングライドです』
※自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』より抜粋。

いかがですか?

B.B.Baseに乗って、房総半島でサイクリングを楽しみましょう!

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