第3回 箕輪城(群馬)

第3回箕輪城の回 ページメニュー

【その一】高崎駅
【その二】高崎城
【その三】三国街道
【その四】県道28号1
【その五】県道28号2
【その六】出陣式
【その七】矢原宿
【その八】箕輪小学校
【その九】法峯寺
【その十】虎韜門
【その十一】丸馬出
【その十二】本丸
【その十三】二の丸
【その十四】三の丸
【その十五】本丸
【その十六】搦手口
【その十七】そば処 きのえね
 

 
箕輪城
所  在 群馬県高崎市
築城年代 16世紀初頭
城  郭 平山城
築城者 長野氏
城  主 長野業正をはじめとした長野氏。その後、武田氏、織田家の滝川一益、北条氏邦が統治。徳川領となってからは井伊直政が城主に。
廃城理由 慶長3年(1598年) 領主・井伊直政が高崎城を建築して引越したため
天  守 無し
見  所 三の丸付近の石垣、二の丸から見える堀切、風情のある城下町
最寄駅 今回はJR高崎駅から自転車でアクセス
 
高崎城
所  在 群馬県高崎市
築城年代 慶長3年(1598年)
城  郭 平城
築城者 井伊直政
城  主 井伊氏、松平氏、等
廃城理由 明治6年(1873年)廃城令により陸軍駐屯地に
天  守 無し
見  所 復元された乾櫓と東門
最寄駅 JR高崎駅
 

 
【その一】:高崎駅 <コメント:のぶ>
 
  台風14号の関東直撃が予報されていたこの日曜日、上陸しなかった嵐に感謝して高崎線で東京から北上。
 
  いつになく、いそいそと進んでいるのはそう、祭りがあるというのです!
今日は年に一度の箕輪城まつり。
毎年最終日曜に祭っているそうです。
 
  祭りは9:30にスタート。それを出陣式と呼ぶという。
箕輪城は高崎駅からバスで30分、それから徒歩で20分かかるようなので自転車でも30分はかかる道のりを走ることに。
 
【その二】:高崎城 <コメント:のぶ>
 
  おっと、途中に現れたのは高崎城の遺構。
復元された東門と乾櫓。
 
  東門も櫓も別の場所に移築されていたのを30年ほど前に取り戻してきたそうです。
 
  櫓はコンパクトさが良いとはいえ、二階建てには堅固さが備わっています。
 
  櫓に見えるこの穴、狭間(さま)といいます。
城内から防衛するためのもの。丸い穴は鉄砲、細長い穴からは弓矢を射かけるための設備です。
 
  彦にゃんの兜のモデルで有名な井伊直政。
ゆるキャラどころか徳川四天王と云われた猛将で、彦根の前に高崎の地に築城しました。
 
  評価が高い縄張の城でしたが現在は複合施設が構築され音楽堂などに活用されているようです。
 
【その三】:三国街道 <コメント:のぶ>
 
  およそ10kmの道をひた走る。
やはり城へのアクセスは常に上り、若干でも上り。
 
【その四】:県道28号 下小鳥町 <コメント:のぶ>
 
  お祭りの連絡先はNPO法人箕輪城元気隊。
実は皮膚科のクリニック内にあるので電話すると戸惑います。

緊急会議で祭りの開催を決定したそうです。
ホントに台風逸れて良かったです。

 
【その五】:県道28号 箕郷町 <コメント:のぶ>
 
  旗指物もそこここに見え始め、いよいよ祭りじみたざわめきも聞こえだして心がはやります。
 
【その六】:出陣式 <コメント:阿部ちゃん>
 
  今日は世界が待った箕輪城まつり。出陣式会場に無事到着です。
高崎駅から走ること約10km。若干息も上がってます…
 
  まずはお囃子隊が先陣を切ります。太鼓をたたく真剣な表情に思わずグッときます。
 
  続いて甲冑を纏った武士達がずらり。皆さん本気の装いです。
 
  ちびっ子も負けじとフル装備。
なかなか様になってますな。
シューズは御愛嬌
 
  陰に隠れて、雰囲気作りのホラ貝少女発見。
肺活量は天狗並みと聞いております。
 
  忍者隊も後に続きます。
忍びの割に見事なスカイブルー。
南国だとバレないそうです。
 
  さあとうとう出ました、夢の大筒!
戦場カメラマンも腰抜かすこの距離感!
命張ってます。
 
  そして、今回のフェスを取り仕切られているドリーム21という団体の副会長さんとコンタクトを取ることに成功しました。さながら長谷川平蔵ということでしょうか。素敵です。
 
  最後に決めの一枚。これからも箕輪城まつりがんばって下さい。
 
【その七】:矢原宿 <コメント:阿部ちゃん>
 
  出陣式を後にした一行。本会場に向かう途中何やら気になるお店を発見。のぶさんの目線の先には…
 
  まさかの現金専門店!群馬恐るべしっす。
 
  <コメント:のぶ>
城下町の風情が残る道に出て武者行列に追いつきました。
 
  行列に混ざってみると地元の武者さんが教えてくれました。

かつて上野(こうづけ)と呼ばれていた群馬は北に上杉、西に武田、南に北条と大国に囲まれ、箕輪城が作られた頃はいつも領土侵攻の標的に。

 
  そんな中、箕輪城に籠って何度も何度も武田軍を撃退し、民衆にも善政を敷いた名将・長野業正は現在もここ箕郷地区の人たちに慕われているそうです。
 
【その八】:箕輪小学校 <コメント:のぶ>
 
  武者行列はここで休憩。
ニンニンたちも。
 
  こちらは埼玉県寄居町の鉢形城のみなさん。
箕輪城も鉢形城も北条家の一門、北条氏邦が城主を務めた時期があり、その誼みもあっての援軍参加とのことです。
 
  この祭りで放たれる大筒2門は鉢形城が貸しているそうです。
鉢形には大筒10門ありますよ…
まるで核保有国のような不気味さが漂います。
 
  そんな鉢形城も4月にお祭りがあるそうです。

毎年ケガ人も出るという激しい祭りとおっしゃる。
来春の城攻めカウントダウンの予定が決定した瞬間です。

 
【その九】:法峯寺 <コメント:のぶ>
 
  再度、行列を開始した武者たち。
次のポイントはいよいよ大筒の発射です!
 
  途中見つけた寺院に心惹かれる阿部。
大筒に間に合わなくなるよ!
 
  寺に上っていった阿部と「和田です」さん。
まいっか、楽しそうだから。
 
【その十】:虎韜門 <コメント:のぶ>
 
  ぶっ放した!
予想以上の轟音にビビります。
ああ、その瞬間を見ることができなかった!
 
  仕方ない、本丸での祝砲に期待。
可愛らしいニンニンと薙刀系の姫と記念撮影。
 
  武者行列は本丸目指して登山道を上っていきます。
 
  お、副会長!
搦手口から回り込もうと地図を確認していましたが、その地図をくれた副会長が別ルートを教えてくれました。
 
  本丸に隣接する御前曲輪に抜ける道があるという。またしてもの上りで傾斜角度も上がり、それでも林の空気はおいしい。
 
【その十一】:丸馬出 <コメント:のぶ>
 
  自転車を止めて、いよいよ本丸への縄張りに侵入。
 
  ぽっかり開けた平地があり、これは馬出(うまだし)というらしい。
守備兵が出撃に備えて集う空間。
 
  祭りの旗がなければ、迷っていましたよ。
攻めにくい城の条件でしょうね。
急ぎ、武者行列に先回り。
 
【その十二】:本丸 <コメント:阿部ちゃん>
 
  さて、本日のメインステージに到着です。
 
  会場はすでに超満員。武士達を今か今かと待ちわびてます。
 
  待つこと数分。それらしい行列が次から次へとお目見えです。
 
  今回は埼玉の鉢形からも友情出陣。
 
  ドキッ!麗しき姫君と目が!素敵です。
 
  舞台が整ったところで甘酒を一杯。心も体も温まります。
 
  会場では様々な催し物が繰り広げられています。まずは太鼓の演奏から。
 
  そして本物の武士による型の演技。
 
  刀はもちろん真剣です。
 
  完全にやり切りました。
 
  その他楽しげなダンスやちびっ子の遊戯を満喫した後、締めの砲撃1発いただきました。
 
【その十三】:二の丸 <コメント:のぶ>
 
  お祭りの喧騒を離れて二の丸へ。
 
  目指すはボランティアガイドさんの駐屯地。
二人のガイドさんが資料をくれて丁寧に質問にも答えてくれます。
 
  百名城スタンプもゲット!!
 
【その十四】:三の丸 <コメント:のぶ>
 
  この女性ガイドの方、とても熱心に案内してくれて、ありがとうございます。
情熱の大陸の音楽がずっと流れているようでした。
 
  箕輪城最大の特徴は堀にある。
空掘りや大堀切が駆け巡り、要塞として外敵を退けました。
 
  なんと石垣も残っています。
巨大な石とそうでない石があり、同じ石垣でも時代の違いがわかってくるそうです。
 
【その十五】:本丸 <コメント:阿部ちゃん>
 
  帰り際に会場を最後のぶらり。信玄公もお忍びで馳せ参じておりました。
 
  簡単に刀を奪うのぶさん。侮れん。
 
  売店もたくさん出店しておりました。甘酒、焼きそば、焼きまんじゅうetc
 
  兜も特別販売中。
 
  そして千両箱・・・千両箱!?そう言えばどっかで現金屋らしき店を見たような。
 
【その十六】:搦手口 <コメント:阿部ちゃん>
 
  というわけで楽しかった祭り会場をあとにします。
 
  <コメント:のぶ>
高崎駅前に戻ろう。
帰りも10kmだが、下りだから早い早い。
 
【その十七】:そば処 きのえね <コメント:阿部ちゃん>
 
  さあ今日も思い出を肴に打ち上げです。非常に趣深いそば処「きのえね」。創業大正9年の老舗です。
 
  早速お疲れ様の乾杯です。のぶさん完全に家の顔になってます。
 
  料理とは舌と目で楽しませるもの。
胃がどんどん活性化されていきます。
 
  そして一押しの手打ちそばです。
泣く子も酔っ払いも黙ると言います。
ちょい寄り過ぎ?
 
  ちょうど休憩中の女将さんが隣で食事中。
店員さんと一緒に記念撮影。
御馳走様でした。

次回は甲府を目指します。おしまい。

 
参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (No Ratings Yet)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。