第2回 小田原城(神奈川)

第2回小田原城の回 ページメニュー
【その一】小田原駅
【その二】小田原から早川までの道
【その三】小田原さかなセンター
【その四】石垣山農道1
【その五】石垣山農道2
【その六】石垣山一夜城歴史公園
【その七】展望台への道
【その八】展望台
【その九】井戸曲輪
【その十】本城曲輪
【その十一】東曲輪の麓
【その十二】小峯御鐘ノ台大堀切
【その十三】小田原城本丸
【その十四】二の丸広場
【その十五】二の丸観光案内所
【その十六】小田原駅
 

 
小田原城
所  在 神奈川県小田原市
築城年代 15世紀中頃
城  郭 平山城
築城者 大森氏。後北条氏や大久保氏によって改修と整備が進められる
城  主 大森氏。後北条氏。徳川領になってからは大久保氏や稲葉氏。
廃城理由 明治3年(1870年)小田原藩の財政困窮のため
天  守 層塔型復興天守
見  所 三重四階の天守、城塞都市としての総構の遺構
最寄駅 小田原駅(JR、小田急)
 
石垣山城
所  在 神奈川県小田原市
築城年代 天正18年(1590年)
城  郭 山城
築城者 豊臣秀吉
城  主 豊臣秀吉
廃城理由 天正18年(1590年) 北条氏降伏により役目を終える
天  守 無し
見  所 今も残る総石垣の名残、井戸曲輪、展望台から眺める小田原
最寄駅 早川駅(JR)
 

 
【その一】:小田原駅 <コメント:のぶ>
 
  池袋から湘南新宿ラインに乗り込む「のぶ」とカメラ担当「和田です」。
輪行は先頭か最終車両のオープンスペースが吉。
 
  1時間50分の列車の旅。
その間に本日のルートも確認。
まずは石垣山城跡。豊臣秀吉が小田原攻囲中に築いた一夜城です。
その後は城塞都市小田原を体感し、小田原城本丸へ。
 
  小田原まで小田急で来た阿部と合流。
いきなり腹が減ったと言い出すのです。
石垣山への途上に漁港があるという。
ありつけるか、相模湾の朝ごはん!?
 
  輪行も二回目となると手際も良くなってきます。

そんな小田原駅西口の阿部を見ているのは…

 
  戦国時代初期に活躍した北条早雲公の像。
北条家五代にわたる繁栄と野望と挫折と消滅、その話をスタートさせた人です。
 
  輪行袋や着替えなど自転車散歩中に使わないアイテムはまとめてコインロッカーへ。

今回のルートのように帰りも同じ駅と確定している場合、たいへん便利です。

 
【その二】:小田原から早川までの道 <コメント:のぶ>
 
  最初の目的地としてねじ込まれた漁港へ。

実際のところ、隣駅の早川が最寄りですが、輪行では乗り換えるより走ってしまった方がラクだし楽しい。

 
  小田原城天守を見上げて進む。
1960年に再建されたといいますから丁度50年前です。
 
  復元とはいえ、日本を凝縮して固めたような美しさが天守にはあります。
 
【その三】:小田原さかなセンター <コメント:阿部ちゃん>
 
  まず腹減りおじさん3人が向かったのは、小田原さかなセンター。
 
  さすが関東屈指の漁港だけあって、新鮮な魚介類がてんこ盛り。
 
  その気になればバーベキューも楽しめるという夢のプレイスです。
 
  朝からバーベキューはさすがにヘビーなので、センターの一角に店を構える「まご茶漬けdon」 なる1軒の茶漬け屋さんにぶらり入店。
 
  朝食にはちょうどいい量と、とても優しい味でした。さながら信長のごとく、戦の前に茶漬けをかっくらいました。ちなみにまご茶漬けの名前の由来は、漁師がまごまごしないでさっさと食べるというところからきているそうです。
 
  さりげなく過去にTVの取材が入ったことがあるそうで、メディア慣れした女将さんがお話を聞かせてくれました。貴重なお時間どうもありがとうございました。
 
   <コメント:のぶ>
魚市場の裏手から相模湾。
豊臣秀吉は21万の大軍で小田原を包囲したといいます。
相模湾には毛利水軍や九鬼嘉隆の艦隊が威容を並べていたでしょう。
 
【その四】:石垣山農道1 <コメント:のぶ>
 
  石垣山城跡へのヒルクライムのスタート!
 
  小田原城を包囲した秀吉は支城を攻め落としつつ北条氏政、氏直父子の降伏を待ちます。
 
  その間に、ここ笠懸山に城を築きます。
見晴らす山に石垣をもって城を成す。
その後、この山は石垣山と呼ばれるようになったそうです。
 
  80日かけて造られましたが、一夜で周囲の樹木を伐採し北条方からは突如、山上に城が現れたように見えたことから「一夜城」とも云われています。
 
  それにしても凄い斜度!乗鞍以上です。
1.5kmほどの登りですが、きつい〜!!
 
【その五】:石垣山農道2 <コメント:のぶ>
 
  坂途上の石垣。
きれいなので、城の一部か?と盛り上がりましたが、後ほど豊臣の石垣はこんなものではないことを知ることになります。
 
  途中途中で小田原征伐ゆかりの人物を説明した案内板で学びながら登れます。
堀秀政から始まり、伊達正宗、宇喜多秀家、徳川家康、豊臣秀次、千利休、淀殿、豊臣秀吉。
登りでへばっている人には貴重な休憩スポットに。
 
  伊達正宗は北条と同盟関係にあったもののタイムリミット前に豊臣側に参陣。
死装束で秀吉に謁見したエピソードは有名です。
伊達の違背は小田原に大きな動揺をもたらしました。
 
【その六】:石垣山一夜城歴史公園 <コメント:のぶ>
 
  ようやく着いた!!
かなりの息切れが収まるまで休憩。
自転車を置いて公園内へ。
 
  いきなり出てくる総石垣の一端。
石垣の角を形成する隅石(すみいし)。

あの坂を運んできたんだろうな。
圧倒する迫力がありました。

 
【その七】:展望台への道 <コメント:のぶ>
 
  山の上に総石垣。大阪の最先端技術の駆使は北条への威圧のみならず、傘下の諸大名、特に挙動不審者、徳川家康や伊達正宗への誇示にもなったと云われています。
 
【その八】:展望台 <コメント:のぶ>
 
  小田原城と城下町を臨む。肉眼で小田原城も見えます。
よく登ってきたなとも思います。
上方から呼ばれた千利休も淀殿もここから小田原の降伏を眺めていたでしょう。
 
【その九】:井戸曲輪 <コメント:のぶ>
 
  井戸曲輪へと降りていく道。
異様な空間の「気」が感じられる場所です。
 
  この井戸を中心に、
 
  石垣が周囲に積み上がっている。
 
  写真でつたえにくいこの異空間ぶりは、
 
  行って体験する価値ありです。
 
【その十】:本城曲輪 <コメント:のぶ>
 
  本丸跡はやはりこのテンション!
 
  よし、下山して次は小田原総構だ!
 
【その十一】:東曲輪の麓 <コメント:のぶ>
 
  上杉謙信や武田信玄も撃退した難攻不落の小田原城。

最高の防衛形態となったのは豊臣秀吉に備えた防衛ライン小田原総構(そうがまえ)が完成した時。

 
  今も残る総構の遺構を目指します。
 
【その十二】:小峯御鐘ノ台大堀切 <コメント:のぶ>
 
  堀切の底です。
溝を掘り、土塁を盛り上げる。
溝の外から来る外敵を侵入しにくくします。
 
  この堀切と土塁が小田原の町をぐるりと覆い、全長は9kmに及んだと語り継がれています。
 
  幅20〜30m、高さは12mに及びます。
傾斜角度50°。
 
  城とは守るために造られる。
その想いがこの史跡には漂っている気がします。
 
  当時9kmの総構は圧巻で、城の中に町がある、と称されました。
小田原総構の構想は豊臣秀吉の宮廷、聚楽第や大阪城総構に影響を与えていきました。
 
【その十三】:小田原城本丸 <コメント:阿部ちゃん>
 
  さて、いよいよ本丸出陣と勢いづく3人の前に何やら敷地内に謎の遊園地。割と家族連れが多く見受けられ、かつての合戦の地も今では憩いの場ということでしょうか。癒されます。
 
  ファミリーの戯れを難なくスルーして、ほっと一息ついたのも束の間。何の前触れもなく眼前に立ちはだかる小田原の象徴。オダワラジョーの登場です。
 
  どのアングルから拝見しても圧巻の極み。
 
  早速チケットを購入し、天守閣目指していざ入城。
 
  入場口で待望の100名城スタンプを発見!
稲葉さんのテンションが天守閣に到達する瞬間です。手震えてます。
 
  現在城内は完全に博物館と化しており、残念ながら撮影はNGだったので突然天守閣に飛びます。
この日は予想に反して太陽がこの夏最後の本気を見せつけていたので、最高のキャッスルビューを満喫させていただきました。
 
【その十四】:二の丸広場 <コメント:阿部ちゃん>
 
  天守閣を満喫した一行は、城下の公園内を散策します。この日はちょうど丼サミットなるものが開催されていたようで、心躍らせていたのですが時すでに遅し。
 
  丼にはありつけませんでしたが、コンサートや甲冑を纏った自治体の人々による会場の賑わいにギリギリ触れることができました。
 
【その十五】:二の丸観光案内所 <コメント:阿部ちゃん>
 
  園内をうろついていると、突然昭和の空気を感じさせる館発見。入口には二の丸資料館の看板が。

【二の丸資料館】さんHP

 
  館内に入るといきなり甲冑たちがお出迎え。
 
  本物かと思いきや全て厚紙でできているそうで、ボランティアで教室も開催しているそうです。
 
  完成には大体3ヶ月程かかるそうで、館長さんらしき紳士にいろいろと説明していただきました。興味のある方は是非お出でくださいませ。By館長
 
【その十六】:八王子城址歴史資料館 <コメント:のぶ>
 
  預けた荷物は忘れずにね!
次回は群馬の箕輪城へ行きます!
 
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