KCNC「TI PRO LITE」インプレ by 山中真

KCNC TI プロライト

スカンジウム製で、152gとかなり軽量のシートポストになります。

商品ページ

https://www.riteway-jp.com/pa/kcnc/659010.html

 

KCNCは削り出し軽量パーツをメインのメーカーになります。

シートポストの円柱内側も綺麗に仕上げられています。

今はカーボンが主流になったシートポストですが、落車 劣化などでレースで折れているところを見たことがあります。

GT GRADEカーボン完成車に標準装備されていたのもカーボン製の物でした。
カーボンの特長は振動吸収に優れ軽いことです。
でも重量は250gと中間グレードくらいの物が付いてました。

 

カーボン製でも軽い物もあれば 重たい物もあります。

今回、KCNC TI LITEに変えただけで100g近くも軽くなりました。

 

シンプルな構造

パーツは円柱部分、サドルをつかむ部分 ボルトが各2つ、レール受け部分と構造は簡単です。

 

まず写真の軸を前側から円柱上部に差し込みます。

 

軸両サイドにボルトを差し込みます。
前後でボルトの長さが違いますので、後ろ側に長いボルトを差し込んでください。

 

ボルトにサドルレール上側を掴む部品を取り付けます。

 

最後に下側の受けとサドルをセットします。

 

シートポスト軽量化の利点

シートポストの軽量化の利点としてダンシング(立ってこぐ動作)です。
バイクを左右に振るダンシング、シートポスト サドルの軽量が一番楽に動作できるようになります。

スカンジウム製(アルミ)のシートポストの利点は落車でも折れない、フレームとシートポストをとめているクランプ部分の劣化がないことです。

シクロクロス競技はマウンテン、ロードより過酷かつバイクの扱いが荒くなります。
乗り降りするのもシクロクロスならではです。

路面が悪くなればなるほどシートポストに掛かる負担が大きくなり、特にサドル下のヤグラ部分とクランプ部分に衝撃が集中します。
飛び乗る際にも凄い負荷が掛かっています。

トラブルを減らす為にカーボンからスカンジウム製のシートポストに変えました。
やはり軽く、壊れるリスクが少ないほうがいいですよね?

変えたことによって少し気になったのがの柔軟性、振動吸収が少し悪くなりました。
カーボン製➡スカンジウム製に変えたのでそこは仕方ないです。

フレーム精度、シートクランプの精度にもよりますが、シートポストの脱落もありません。

パーツは信頼度の高い物を選び使用することをおすすめします。

 

山中 真(やまなか しん)

セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。

主な成績

・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 SDA王滝 5月 100km 4位、11月 120km 4位
・2016年 東海シクロクロス シーズン成績 2位
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝

ブログ

http://blog.livedoor.jp/sevenride/

Facebook

https://www.facebook.com/shin.yamanaka

 

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (3 votes, average: 4.67 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。